彦リン日記Ⅸ ~笑顔で楽しく感謝して!~

沖縄県宮古島に住むオッサンの日々の呟き日記!ゴリラ似の顔に、甘いもの大好き!☆

頑張れ!

2007年10月09日 22時22分24秒 | つぶやき
30%の降水確率に賭けて
大量の洗濯物を干して職場に出掛けた...
帰宅前に雨に降られて
洗濯物のやり直しだ...あぁ~
疲れて帰るのに...洗濯物~と思うとつい疲れが倍増
駐車場に向かうと吹奏楽の子が一人近づいてきた...
「先生、今日はすみませんでした。」
「はぁ?なんかした?」
「国語の時間...」
「あ~あれねぇ」
先週の金曜日...台風接近の最中...県の吹奏楽ソロコンテストへ参加するため離島した日
英語の授業があり...試験前の大事な板書事項(ノート)を今日の国語の授業中に内職でせっせと....英語のノートを友達から借りて写していたようだ...それを担当教諭に見つかり注意されたことに対して...先ほどの言葉となって僕に伝えてくれた
とてもさわやかで嬉しかった「すみませんでした」と反省し行動に移せて言葉にできる子がいることに感動したそれも直接僕に叱られたわけではないのに...
疲労しきって...頭の中は洗濯物のことしかなかったのに...彼女の一言で気分もさわやか「帰ったら洗濯物カモン
きっと国語担当教諭から「彦リンに対しても失礼だよ...」との言葉掛けがあったことだろうと思うそういう気配り心配りのできる素晴らしい先生だからです

帰宅し...
洗濯物を取り込み洗濯第二ラウンド開始
と言っても洗濯機がやってくれるけど...
その間投げ込まれた新聞に目を通す...
毎日毎日...色んな記事があるが...
今日目を引いたのが『小4~中1「うつ」4.2%』の見出し
北海道大学研究チームの調査で...実際に学校に精神科医が出向き問診を行った国内初の調査結果
中学1年生においては10名に1人は「軽いうつ」状態だとのこと...教育業界では「中1プロブレム」といって中学に入学した生徒に起こる症状がある
小学校と中学校の環境の違いから起こる症状だ...近年は特に顕著に表れていると研修で学んだことがある
専門家の話では...「学校などの子ども社会に不自然にストレスがかかって起こる」と語っている
“子ども社会”には昔とは違った...大人には分からない気づきにくい問題やストレスが山積している...それが「うつ状態」へと
我々大人は...特に教師はイライラがある子どもには、安心感と休養...心の安まる場所を与えなければならない...

今日...職員室の僕の席の後ろのドアが開いているのにフト気づき...振り返ると...いつも元気で明るい子がうずくまっている
「どうしたの?」
「・・・」
「・・・」
「彦リン...次の授業(英語)...保健室で休んでるね...」
いつも笑顔いっぱいの子なのに...涙目だ...
お腹でも痛いのだろうと思い...
「うん、いいよ」
「保健室の先生と話して(相談して)からくるね...」「今日、家庭学習出したから見てね...」
結局...僕の授業には来ずやはり心配
授業の合間...保健室をのぞいたが...涙目の彼女が見えたので養護教諭にまかせた
というより...僕より養護教諭が相談のプロだから...と勝手に決めて別の授業へと向かった...後で...一言声掛けとけば良かったかなぁ...なんて冷たい教師なんだろう
家庭学習に...励ましのコメントは書いたが...彼女に励ましの一言も声掛けてあげられなかった自分がとても情けなかったなんて力のない教師なんだろう

身内の不幸があったのに...どうしても責任があるので...と出勤し仕事に没頭する大切な仲間
人のことより...と思うのだが気丈にも仕事をこなし...ご心配お掛けしましたとメールまで送ってき...僕の実家のオープンにも来たという
彼女を励ましてあげなきゃならないのに...逆に僕の方が励まされて...
なにも力になってあげられない自分が...なんの励ましの言葉も掛けられない自分が...なんて力のない先輩なんだろう

真夜中に...メールで「自分が生きてる意味が分からない...」と別の職場の大切な仲間
なんて声掛けてあげればいいのか...

力のない...彦リン情けない
心の中では力強く『頑張れ!』と思っているが...頑張ってる人にこれ以上何を頑張れというのか人それぞれ色々あるけど...やっぱり今は『頑張れ!』としか言葉が出てこなくて...

こういう情けない日に...僕を励ましてくれるのが...今は亡き河島英五さんです...
実は...忘れもしない河島さんとの思い出があります
僕が高校生の頃...何度か宮古島で河島英五さんがコンサートを開いたことがありました
河島さんの大ファンである僕は...中学生の頃は密かに歌手を目指していた...でも顔がこれだからすぐあきらめた
高校2年生の2月だったと思うんですが...今はもうありませんが平良市民会館ってのが昔は宮古島で一番大きな会場があって...そこで河島英五さんのコンサートが行われました
中間試験期間中だった事もあり...高校生はほとんどいなかったが...僕は単位保留覚悟でコンサートに出掛けた
そこで...河島さんが...「舞台に上がって僕と唄いたい方はいませんか?」と信じられない声掛け...これを聞いて黙っていられない僕は...百メートル9秒くらいのスピードで一番に舞台によじ登った
そして...なんと河島さんと一緒に唄ったんですよ~ワォ~彦リン感激~
その時の歌が『生きてりゃいいさ』って歌です
「酒と泪と男と女」「時代おくれ」「野風増」など名曲は多いが...英五さんがこの歌を唄いましょうと『生きてりゃいいさ』を
僕にとって一生忘れることのできない曲ですなんてったって河島英五さんとデュエットした曲ですもん
河島英五さんの人間としての大きさを感じたコンサートでした

洗濯機はとってくに止まってるけど...

「頑張れ!」の意味も含め...
『生きてりゃいいさ』のフレーズを少し紹介します
生きてりゃいいさ
きみが悲しみに 心閉ざしたとき
思い出して欲しい歌がある
人を信じれず 眠れない夜にも
きっと忘れないで欲しい
生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ
そうさ 生きてりゃいいのさ
喜びも悲しみも 立ちどまりはしない
めぐり めぐって行くのさ
手のひらを合わせよう ほら温もりが
君の胸に届くだろう