無職の漫画家 奮闘の記録

崖っぷち漫画家・流星光の本音ブログ

やはり甘かった気がする自分

2010年04月15日 15時04分05秒 | Weblog


昔は、よかった。

確かに、漫画業界、むかしは良かったと思います。

人気がついてこなくても、
創作活動さえしていれば、お金がもらえる…
そんな雰囲気があって、
僕も、そういう感じで仕事してた気がします。

そういうのって、やっぱり出版社が作家を支えてくれてたんですよね。

それが、不景気になって、
出版社を儲けさせてくれない漫画家は、仕事が無くなり始めました。
当然の流れかも知れませんね。
それは、どの業界でも同じこと。

いま、僕らが漫画家を目指してたのと同じように、
たくさんの若者が、漫画家を目指してます。

でも、時代は違うんです。
おそらく、これからもずっと。

ぬるま湯を生きてきた漫画である僕らが、
非常に厳しい状況にある彼らに、何を言えるのか?
そう考える事も多々あります。

これからは、「仕事」をしなければ、お金をもらえません。
出版社を儲けさせなければ、雇ってくれません。

僕は正直、若い漫画家志望の人たちに、
何を言っていいのか分からないのです。
ただ一つ、僕が考えていたような「人気」に対するルーズな思い込みは
大変危険であると言えると思います。

『少年ジャンプ』的な、あるいは『マガジン』的な、
人気に対してのシビアな姿勢が必要になるかと思うのです。





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自分の信念をつらぬき通す

2010年04月12日 14時20分26秒 | Weblog


「自分の信念をつらぬき通す」

というとカッコいいけど、
それって正しい事なんでしょうか。

自分が、絵柄を変えたから言う訳じゃないが、
いや、それもあるけど…
あえて自分の中に変化をもたらすことによって気づくことや、
新しい活路を見出せることもあるのではないか。

信念を貫くのもいいが、
凝り固まってはいけない。
難しいところだ。

柔軟に、臨機応変に動く、という言葉もある。

要するに、ものは言いよう。
後から、何とでも言える。
流されるままに生きる、という信念だってあるんじゃないのか?

成功するのは、変化できる人間だ。
なんて誰か偉人が言っていた気がする。


信念。

この「信念」という言葉の解釈が、間違っているのかも知れない。
「信念」とは、
もっと大きなものなのではないか。

仕事上の細かなことは、どうでもよく、
生き方、そんな感じ?
どうしても嫌なこと。
そんな感じ?

ミミズは絶対食べない。

そんな感じ?

虫系もいや。

だいぶ違うか。




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原作本、届く

2010年04月11日 14時36分38秒 | Weblog


携帯エロ漫画の原作本が届いた。

朝9時に起こされたけど、飛び起きて宅配便を受け取り、
そのまま布団の中で読破。
エロ小説なので、後半は、読み飛ばし…って感じで読む。

だって、エロ小説って、後半になると、
やること一緒だし、飽きてしまうんですよね。

さ、この後、14日(水)に打ち合わせするから、
それまでにキャラ設定とネームを完成させておかなければならないな。
時間ないっす。

でも…、僕の作業スピードは、普通の人の1.5倍くらいかかるからな~。
何が遅いんだろう。

とにかく、やるしかないっす。

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携帯コミックの話、本決まりらしい…

2010年04月09日 00時54分46秒 | Weblog
携帯コミックの話、
版元さんは、僕の絵に少し難色を示していたものの、
編集作業をしている人の強いプッシュがあったと思われ、
何とか、決定したもよう。

ひとまずホッとしました。

あとは、絵柄を合わせる事と、スケジュール管理だな。

現在、僕は、仕事を探している段階であるため、
いろんな方向に手を伸ばしている。
よって、「決まりそう…」という曖昧な状態にある仕事が
複数存在する。

つまり、それらが一気に本決まりになると、
急に、目が回るほど忙しくなるという訳だ。

嬉しいことだけど、すごく心配。

仕事が無い。収入がない。
という段階は、確かに、
クリアしなければならない第一関門だった。

第二関門は、これから来るであろう過密スケジュールをこなし、
どの仕事も、締め切り通りに上げること。

気を引き締めなくては。
今まで通りの生活は、送れなくなるだろうな。
覚悟しないと…

いや、それが仕事があるフリーランスの生活だ。
頑張らないと。


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やっぱり携帯コミックとの相性が悪い…?

2010年04月08日 16時58分15秒 | Weblog


漫画の仕事探しの一環として、
携帯コミックの仕事を紹介してもらっていた。
サンプル漫画も、2ページだけだけど描いて送った。

そしたら、さっき、
「やっぱり絵が…」
「女性向けじゃない」
「頭部が大きい」
「イケメンは描けるのか?」
「絵柄を変えられるか?」

などの要望を書いたメールが届いた。

う~む、う~む…頭部…大きいかな~。
イケメン…描いたつもりだったんだけど…。
イケメンって、何?

絵柄を変えろと言うなら、いくらでも変えるけど…。

アレも描いて、コレも描いて…なんてやってると、
「けっきょく、アナタの絵は、どれなの?」
とか言う人もいるだろうな。

どうすればいいのか…困った。


それにしても、4月から、携帯コミックの仕事をするつもりでいたので、
この仕事が決まらないとなると、メチャクチャ困る。
…っていうか、決まらないのなら、早めにそう言ってほしい。
すぐ動きたいから。


なんか、僕の周りの人は、
みんな僕の絵を「いい絵だ」と言って褒めるけど、
最近、信用していいのか不安になってきた。
だって仕事になった試しがない。
二頭身キャラだって、
褒める人は、たくさんいるけど、
いざ、仕事となると、お金にはならないのだ。

いや、切れるな。
今はそういう時期だ。
ここでじっと我慢すれば、いつか物事がスムーズに流れるときが来る。



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自分の形を変える

2010年04月07日 15時11分56秒 | Weblog


若いころ、憧れていたのは、
自分の好きなように仕事をして、それがお金になるような仕事。

たとえば漫画家なら、自分が面白いと思うような作品を描き、
それが大ヒットして大金に化け、自分に帰ってくる。

デザイナーでもアーティストでも、
とにかく、自分の思い通りに作品を作って、
周りがそれに合わせて事業を展開してくれるような形態だった。
…気がする。


そして43歳になったいま思う。

仕事とは、能力の限り自分を変えて、
周りの要望どおりの結果を出すことである、と。

自分の形を柔軟に変え、
依頼人を満足させるために尽力することが、
仕事の本質であると思うようになった。

若い頃、憧れていたような人たちを見ると、
みんな実は、そうやっていたのではないかという気もしてくる。

依頼人の要望に応えてこそ、プロフェッショナル。
それが、おそらくプロフェッショナルの本質なんだな。



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う~ん、こりゃ…ダメだ。

2010年04月05日 21時51分26秒 | Weblog


イラスト・ラフ、なかなか思うようなのが描けない。

理由がわかった。

僕は、何を求められているのか、わかってない。
どういうイメージが必要なのか、わかってない、
イメージできていない。

だから絵柄も決まらない。

もともと、自分の絵柄という確固たるものがある訳じゃない。
何でも描けるという訳じゃないけど、
リアル劇画調から、2頭身キャラまで描いてきた結果が、現在の状態だ。
その中から、必要な絵柄を選ばなくてはならない。

テキトーに描いていたんじゃ、決まらなくて当然。

まず、求められているイメージを明確にしよう。
それが、おそらくもっとも近道。
そう思いました。

…遅いな、結論出すの。

がんばれ。輝けるブタになれ。





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テレビでよく観るヤツか…?

2010年04月04日 23時19分24秒 | Weblog

イラストの仕事。

どうやら面倒なことを引き受けてしまったらしい。
僕が、今まで描いてきた絵では通用しない世界のようだ。
自分の中にある、別の物を引っ張り出してこないと、いけないようだ。

締め切りだって、明確には言われていない。
だけど、いちおう依頼された訳である。
やらなければいけない。

やった事ないけど、相手が満足するような作品を
仕上げていかなければならない。

よくテレビで、クリエイターの作業を追ったドキュメンタリーで、
当のクリエイターが

「う~ん…こりゃ、困ったぞ…」

と頭をかかえている場面をよく観る、それか…?
いま、それに近い状況に直面しているのか?

ま、テレビに出るような人と同レベルとは言い難いが…
すごく低次元の話ではあるんだろうけど…

うむ、しかし、これが仕事だ!と思い、向かって行く事にする。

壁に貼った「アマとプロの違い」を見ながら、身を引き締める。
アマチュアの行動
プロの行動
目標が無い
5年後10年後、明確な目標
他人のシナリオばかり気になる
自分のシナリオを描く
自分が信じられない
信念を信じ切れる
言い訳・できない理由を先に考える
できる方法のみを追求する
切れて途中で投げ出す
責任感を持ち最後まで任務を遂行
過去の失敗にばかり思い出し後悔
成功に向けて一歩一歩前進する
頭の中は愚痴ばかり(=助けを待つ甘え)
プロとしての自信と誇りを持つ
過去の経験に依存する
新しい自分の可能性に挑戦
現状に甘える、殻に閉じこもる
現状から飛び出し、成長を求め続ける
時間の使い方がテキトー
時間は有限、1分を無駄にしない
常に気まぐれな行動パターン
計画に沿った動き(1分を大切に)
享楽的資金を優先
欲望に支配されず、自己投資し続ける
自己防衛的、全ては自分のため
自己犠牲、人に役立つ喜びを知る
計画実行力に欠ける
一歩一歩着実に進める
不可能だと判断し、すぐ投げ出す
潜在能力を引き出し、目標ににじり寄る

もともとこれは、篠原ともえ写真集にあった写真をアレンジしたものだ。
ああいう写真集も、買ってみると
得るものは、たくさんあるのです。

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クリエイターの価値

2010年04月03日 17時30分50秒 | Weblog
新しい仕事、
自分の能力をちょっと超えるような仕事に直面したとき、
どこまで、その依頼に応えられるか、
どれだけ、目標点に、にじり寄れるかが、
クリエイターの価値を決める…と思います。

「こんなの出来ないよー!」

と放り出したくなるような事をしている時は、
そう考えるようにします。

今、価値を問われている、と考えるようにしています。

この写真は、写真雑誌などで、きらきら輝くような女性タレントの写真を
トレースして描いたものです。
とにかく、リアルな人間のバランスを
手に覚えさせたいと思って、やってみました。

試験的に、ですね。
こんな事やって、意味あるかなーと思いながらやってみてます。

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ガンガン描くしかないんです!

2010年04月02日 23時59分59秒 | Weblog
こないだ、「東京都の児童ポルノ規制法案」問題で、
やっぱり頭のいい人はスゴイな、と思った。

社会学者の宮台真司さんの事です。
ラジオで、宮台さんの、
いかにこの法案がおかしいのか、という話を聞き感心しました。

やっぱり頭のいい人はスゴイです。
そして、絶対に必要です。

ああいう人は、お金をもらってもいい。
たくさん儲けても、僕は文句を言わない。



その点、俺はナンだ?

…と自問自答。

俺には何がある?
人と違うもの、人より優れているもの…。

ないなぁ…。
何もない。

だから、稼げないんだな。
当たり前だ。


今、僕は、イラストの仕事で、
ちょっと難しい事をしている。
締め切りは、あまり無い。言われてない。

「どうしますか?
 やる気があるなら、また持ってきてください」


というスタンスのようだ。
電話で話した限り、僕はそう感じた。

じゃあ、描くしかないじゃないか。
何もないんだから。
何も無い人間から、何かある人間にならないと、
お金稼げないぞ。

ガンガン絵を描こう!
食らいつこう!

それをやった人間だけが、最後に笑える。

誰も、尻を叩いてくれない。
自分で叩くしかない。


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