昔は、よかった。
確かに、漫画業界、むかしは良かったと思います。
人気がついてこなくても、
創作活動さえしていれば、お金がもらえる…
そんな雰囲気があって、
僕も、そういう感じで仕事してた気がします。
そういうのって、やっぱり出版社が作家を支えてくれてたんですよね。
それが、不景気になって、
出版社を儲けさせてくれない漫画家は、仕事が無くなり始めました。
当然の流れかも知れませんね。
それは、どの業界でも同じこと。
いま、僕らが漫画家を目指してたのと同じように、
たくさんの若者が、漫画家を目指してます。
でも、時代は違うんです。
おそらく、これからもずっと。
ぬるま湯を生きてきた漫画である僕らが、
非常に厳しい状況にある彼らに、何を言えるのか?
そう考える事も多々あります。
これからは、「仕事」をしなければ、お金をもらえません。
出版社を儲けさせなければ、雇ってくれません。
僕は正直、若い漫画家志望の人たちに、
何を言っていいのか分からないのです。
ただ一つ、僕が考えていたような「人気」に対するルーズな思い込みは
大変危険であると言えると思います。
『少年ジャンプ』的な、あるいは『マガジン』的な、
人気に対してのシビアな姿勢が必要になるかと思うのです。
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