《本記事のポイント》
- 北の"反撃ミサイル"が日本に向かう可能性がある
- 韓国が攻められたら、自衛隊が在韓邦人救出に向かう
- 半島有事の難民は日本が受け入れ?
トランプ米政権による北朝鮮への攻撃が、いよいよ現実味を増してきた。
トランプ氏は6日、日米電話協議で「(北朝鮮に対して)すべての選択肢がテーブルの上にある」と発言し、軍事行動を示唆した。
同日には、シリアの軍事基地へのミサイル攻撃を決行し、世界を驚かせた。「北朝鮮に対しても、やる時はやるぞ」というメッセージとなった。
そして8日には、とうとう原子力空母を朝鮮半島に派遣した。
日本のメディアでも、「金正恩暗殺計画(斬首計画)」といった言葉が具体的に出始めた。ワイドショーのみならず、新聞各紙も「どんな攻撃が行われうるか」を検証するような段階に来ている。
もし米軍が、本当に北朝鮮への基地攻撃を行ったり、金正恩の暗殺作戦を決行した場合、日本が何らかの形で巻き込まれることはあるのだろうか。
怖いのは、反撃された場合
日本が本格的に巻き込まれるとすれば、北朝鮮が何らかの反撃に出た場合だ。
もちろん米軍は反撃を防ぐため、北朝鮮の司令部や基地などを全て破壊しようとするだろう。それが成功すれば、"事"は一瞬で終わる。
しかし、もし「叩き漏らし」があれば、北朝鮮はそこから確実に反撃をするだろう。そして残念ながら、「叩き漏らす」可能性は非常に高い。
というのも、アメリカは湾岸戦争でもイラク軍のミサイル発射台を全て破壊しようとした。しかし、その全ては発見できず、「叩き漏らし」が多く出た。結果、88発もの反撃を許した。
近いうち、米軍が起こす軍事作戦においても、北朝鮮の持つ移動式のミサイルランチャーなどを、全て探し出し、破壊できる保障はない。
そこで反撃を許した場合、日本は以下の3つの形で火の粉を被る可能性がある。
(1) 反撃ミサイルの雨
北朝鮮が反撃するとすれば、どこだろうか。
第一には、空母をはじめとするアメリカの艦隊だろう。しかし第二には、米軍基地を抱えている韓国や日本も選択肢に入ってくる。民間人もいるので、一種の"人質"になるからだ。
ちなみに、湾岸戦争の時にイラク軍が発射しようとしていたスカッドミサイルは、5000発近かった。北朝鮮も、いざ"戦争本番"となれば、「4発を日本海に……」などという規模ではなく、雨のようなミサイルを向けてくるだろう。最後の体力を振り絞って……。
そのうち、日本に何発飛んでくるかは分からない。数十発かもしれないし、数発だけかもしれない。一発も飛んで来ないかもしれない。しかし、そのミサイルに、核や化学兵器が積み込まれている可能性もある。例え流れ弾であっても、一発たりとも、領土に落とすわけにはいかない。
つまり、アメリカの北朝鮮への攻撃があった場合、日本は歴史上最も緊張感のある、ミサイル迎撃態勢を取らなければいけない。
ちなみに、「日本に飛んでくるミサイルだけを撃ち落として、アメリカ軍や韓国に向かうミサイルは無視していい」ということにはならない。最近認められた「集団的自衛権」の行使が求められるからだ。米軍から、「自衛隊のイージス艦で他のミサイルも迎撃してくれ」と要請される可能性もある。
日本は、何らかの形で当事者にならざるを得ないだろう。
(2) 韓国にいる日本人やアメリカ人の救出
もし、韓国に大規模な反撃がされた場合、つまり、ミサイルがソウルに向けられたり、北朝鮮の100万人の陸上兵力が、韓国になだれ込んできた時も、日本は当事者となる。
というのも、韓国には3万人もの日本人が長期滞在し、年間で数百万人が訪問している。自衛隊は、大勢の在韓邦人を救出しに向かわなければならない。
さらには、韓国には多くのアメリカ人も在住している。米軍は、彼らの救出も行うだろう。とりあえずの逃げ場は、日本になる可能性が高い。多くのアメリカ人を乗せて、日本に向かう船を、自衛隊が護衛する可能性もある。
これもまた、同盟国を守ることを許された、「集団的自衛権」の行使に当たる。
ちなみに、在韓米軍は年に1度、邦人救出訓練をしている。日本の自衛隊にその準備があるかどうか、やや心もとない。
(3) 大量の難民の受け入れ
もし朝鮮半島での争いが長期化した場合、深刻になってくるのが「難民」の問題だ。
朝鮮半島から本格的に難民が押し寄せてきたら、その数は20万人にもなると言われている。日本各地に難民キャンプがつくられるだろう。
その場合、大勢の自衛隊員が警備に当たらなければならない。なぜなら、難民の中に北朝鮮の「特殊任務」を持った人間が紛れ込んでいる可能性があるからだ。
それでもアメリカが動く理由
以上のようなことが、アメリカが北朝鮮を攻撃した際には想定される。
「はなはだ迷惑だ」と思う人もいるかもしれない。しかし、これ以上、北朝鮮の核開発が見過ごされ、「核ミサイルが、アメリカに届くようになる」という一線を越えれば、アメリカは一段と動きにくくなる。
例えば、日本が北朝鮮に電撃攻撃を仕掛けられた時も、アメリカは支援を躊躇するかもしれない。米国民が、核による人質に取られた状況となるからだ。また、北朝鮮の人権弾圧を終わらせるにしても、上の想定では済まない被害が出かねない。アメリカが動くとすれば、今が最も被害が少なくて済むだろう。
数年前まで「まさか」だったことが、「まさか」ではなくなっている。日本人はそれを認め、そのために防衛面で何が足りないのかを真剣に考える時に来ているのかもしれない。
(ザ・リバティWeb 企画部)
もっと早くにこの議論ができていたら…
8年前、北朝鮮の危機を訴え、立ち上がった政党があったのに!
今、できることは…
神に懺悔して、北朝鮮のミサイルが飛んでこないことを祈るしかない。
祈ることすら出来ない国民なら、何が起きても自業自得。
ミサイルが飛んできたら、近くの”シェルター”に逃げこむしかないですが、場合によれば、核爆弾に勝るとも劣らない破壊力をもつ「火山列島・日本」が火を噴く寸前!でもありますので、「この世の終わり」のような事態になることも覚悟せねば!(かつて喜界島で起こった破局噴火が縄文時代を終わらせ、日本の「神話時代」始まったように、一旦「日本」がリセットされる…?)
「お建て替え」の時は、今!
何にせよ、タダじゃ済まないことだけは確かだけど、すべて先送りにしてこの危機を招いた政治家、法律家、学者、マスコミと決別すべき時もであります。
彼らは、この事態にあまりに無力!
何も出来ない。何も云えることがない!
この期に及んで、安倍首相を首相の座から引きずり下ろすことしか考えてない。(それが彼らの勝利デス。反日「中・韓」の手先と云われても反論できないでしょう。)
いつの時代も、「夢」・「理想」・「愛(慈悲」)・「平和」・「明るい未来」…をどこまでも信じ求めて生きるコトは、「言うは易し、行うは難し」ですが、「国防」を云っても馬鹿にされ、議論するコトすら難しかった日本で、やっと人びとの口に上るようになった時、「日本」が終わりかけている…のでした。
神様、日本を助けて!!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます