天国からの手紙

愛よ届け

滋賀県出身女性より名古屋に住む家族へ

2020年10月03日 12時47分08秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                    

私は滋賀県に生まれ、嫁いで名古屋に住んでおりました

主人は60歳、私は58歳、長女は31歳、次女は28歳の四人家族です

家族へ別れの手紙を残します

 

主人へ

平均寿命より随分早くはあったけれど、病気では致し方ないと私は納得して

おりますので、心配しないで。

これからあなたが一人の時間を上手に過ごせるか、そちらが心配です。

別れの寂しさに心が落ち着いたならば、趣味を見つける事をお薦めするわ

ようやく仕事が定年を迎え、少し身軽に働けるのですもの、これからは

チャレンジしてみたかったことを思う存分楽しんでね。

得意を活かして幅を広げるのもよし、まだまだ人生を楽しめるわ

娘達の子育てが一段落するまでは、頼りにされるのだから

落ち込んでばかりも居られないわよ、お祖父ちゃんの役割はとても大切。

私がしてあげられなかった分、あなたに託すわ

親となり普通の暮らしが出来ました、あなたのお陰です。

普通て凄いのよ、当たり前の生活が出来続けたことは、

日々のあなたの努力があったからこそ、子供達が幸せであるのもあなたが

しっかりと家族を守り、家族の大切さを示してくれたから

ありがとう、お父さん

ありがとう、あなた

私も幸せでした。

 

娘達へ

もうあなた達はしっかりと自分の人生を歩んでいます

それだから今更母が教えられることなどないのですが、

子育ての先輩として、いくつか伝えておきます。

子供が成長するにつれて、悩む事も増えたりするけれど

一人一人の個性を尊重して、伝えてくる言葉に耳を貸して

真剣に受け止めてあげられたならば、親と子の絆がしっかりと出来る。

そうすれば子供は安心して、悩みながらも外の世界に向かえる

どんなことがあっても自分を受け止めてくれる場所がある、

信頼と安心を与えるのは親の役目とも云えるかもしれない。

子供は自分の理想像ではなく、一人の独立した個

それを忘れずに育てていけば、彼や彼女達は自分を大切に思える人間に育っていくわ。

事あるごとに悩みを聞いてあげられないから、伝えておくわね。

いつもあなた達を応援している

大切な娘達

どうか健やかでありますように。

 

                   2020年5月20日 没

                      10月3日 記

                  

 

 

☆お読みくださった方へ

    

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

    

 

 



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