天国からの手紙

愛よ届け

後悔では済まない

2021年03月07日 11時25分49秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです。

 

                  

俺は自分を可哀想だとずっと思ってきました。

生きていたときからずっと

親子の仲は最悪、友達は信じてはおけない油断すると足下をすくわれる存在

勉強も苦手、だから学校は拷問に近かった

せめて学業かスポーツが得意だったら、同級生からも一目置かれ

学校という縛られた場所でも有意義に過ごせたかもしれない。

家に帰っても部屋に閉じこもり携帯の画面を見続けるだけ

たまに親が家に居るときは、成績を責められるか、携帯を取り上げようとするか

のどちらかで話すことも無ければ、感謝されたことも無い。

何のために俺は息をしているのだろう

ゲーム依存症だ引きこもりの予備軍だ何だと俺を責め立て

病人だという親にはほとほと嫌気がする。

俺がそんなに嫌いで駄目人間だというのなら、何故産んだ、俺を苦しめるな。

生きていても何も良いこと無い

計画的に生きることが出来ない俺には、夢も無ければ将来のなりたい職業も無い。

無慈悲にも今日もまた休みが終わる、それならばいっそ永久に休みたい。

そう思い突発的に自殺してしまった。

くだらない人生に終止符を打つ、霧のように消えて無くなりたかった。

それなのに俺は意識も感情も有る、無いのは実体。

どういうことなのか理解に苦しんだ、苦しんだ先にまだ苦しみが続く!

この世の仕組みはなんて残酷なんだと呪いそうになっていた。

そう思いかけていた時、どこからか俺を呼ぶ声がして

「こっちだ、こっちにおいで」とずっと語りかけてくる。

仕方なくついて来た。そうしたらここで語る羽目になっている。

俺はどこで間違えたのだろうか

親の責任にして、人生を投げ捨て、実体を失って初めて気付く

食う・寝る・話す、当たり前だったことが出来ない歯がゆさ

当たり前だったことは親が与えてくれた体ありきだった事に今頃気付く。

今はまだ親に感謝を伝えるまでには至ってはいない、けれど過ちに気付いた。

甘ったれていた、学校に行かされていたではなく、行かせて貰っていた。。

閉じこもる部屋を与えてくれたのも親だ。無気力を埋めるために夢中になった

携帯ゲームも親に与えて貰ったものだ。

俺は何一つ自分では産み出してはいない。

それを出来るようになるための時間だったのに、無為に過ごして自分を駄目にしたのは俺だった。

誰の責任でもない、能力不足を理由に諦め怠けていたのは誰でも無い自分だ。

愚かで甘ったれた俺をどうか許して下さい。

ごめんなさい、どうか許して下さい。

 

                   2021年3月 

                    

 

 

お読み下さった方へ

    

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

    

 

 



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