天国からの手紙

愛よ届け

67歳女性からご家族への手紙

2019年04月28日 15時44分54秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                    

 

私は67歳の女性です

生まれは静岡県、没した地は新潟県です

残してきた夫と息子へ

 

主人へ

 

私が先立ってしまい、とても気落ちしている様子に、筆を執ってもらいました

覚悟していたこととはいえ、長年連れ添った片割れが居なくなるというのは

想像以上に寂しく、体の一部が削がれ取られたようにバランスが取れないような

感覚になるものなのですね

哀しみが和らいでいくように、私が居ない事にも徐々に慣れていけるわ

少しずつ、時が経てば

お父さんが好きで聴いていた演歌を、たまには掛けて私にも聴かせてほしいな

カラオケにもよく行ったわよね、また気が向いたら行くのもいいと思う

貴方の十八番が、また聴けると嬉しい

仲の良い夫婦だったもの、一人にしたくはなかったけれど、こればかりは致し方ないものね

私が居るうちに、愛犬か愛猫を飼っておけば、寂しさを癒してくれたかもしれないわね

子供たちが協力してくれるなら、それもいいかもしれないわ

 

お父さんは、まだ若い!

やりたいことを思い切ってチャレンジして、楽しんでほしいの、私の分までね

それが私の遺言だと思い、残りの人生も諦めずに謳歌して下さい。

 

 

 

息子へ

 

跡取りのあなたに、お頼みです

お仕事が大変なのは知っています、それでもあなたが頼りです

お父さんを気遣ってあげてね

出来れば、外にも連れだして下さい

外の空気や違う景色を見れば気も紛れるだろうから

同じことを繰り返し話しても、ウンウンと聞いてやって

心の哀しみが言わせているのだと理解してあげて欲しい

よろしくお願い申します

 

お父さんの事ばかり気遣うと、寂しく思うかしら

それだけ、あなたのことは安心しておれるからなのよ

仕事を真面目に頑張ってる、友人たちも居る

自分の世界を持っているもの

母親を安心させて逝かせてくれる、孝行な息子です

あなたの幸せをいつも願っています。

 

 

                                2019年2月末

 

                                      

 

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      

 

 

 



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