天国からの手紙

愛よ届け

お祖父さんからご家族へ

2019年04月02日 21時58分55秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                                         

 

田代と申します

神奈川県に住んでおりました、祖父さんです

享年78歳

年齢的にも迎えて然るべきなのですが、それでも想いが残り

家族へ最後の手紙を残します

 

 

娘へ

永の介護、お疲れでした

俺はどうあっても、自宅で看取られたいと我が儘を言ったせいで、苦労を掛けてしまった

回復が見込めないのなら、必死で働き手に入れ、沢山の思い出が詰まっている自宅で最期を迎えたかった

その願いを聞き入れてくれた娘には、感謝している

家族の協力あってのことだと承知している、娘婿にも感謝していることを伝えてほしい

下の世話から食事の世話、病院通いと、きつかったろう

自分の事を後回しにして、私の介護をしてくれた

介護されながら、申し訳ないとは思いつつも、自分の身体なのに思いどうりにならない歯がゆさと

不調が続く苛立ちとで、大した事では無いのに、心無い言葉や声を荒げてしまった

申し訳なかった、すまない

今は、それが辛く思い返されて、悔恨となっている

よく耐えてくれた、ありがとう

娘に甘えて、旅立たせてもらい、贅沢な最後を迎えられたのは、ひとえに娘のお蔭だ

父は深く感謝している。

 

 

孫へ

祖父さんは、ついつい心配で苦口をついてしまったが、愛情故だと理解してほしい

これからの時代は、私たちの時とは違い、個性が尊ばれるというのに

頭の固い祖父さんは、孫を理解してやれなかった

心から謝るよ

本当は信じてると言いたかった

 

誰が何と言おうと平気だ、自分の信じる道を進めばいい

生きたいように生きろ

やらずに後悔するより、無謀だと思うような事でも、してみる価値はある

誰かと比べなくていい

祖父は大切に想っている、君は唯一無二の存在だ

今は手探りの状態だろうが、大丈夫!

あの時があったから、ここまで来れたと思う日が必ずやってくる

辛く落ち込んだときには、この言葉を思い出してくれ

さようなら、元気でな。

 

                                                 

                                             2019年2月

 

                                          

 

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです