せんたーぜよ

「こうちけんしんりんそうごうせんたー」の裏山で撮った木の写真などを掲載します

キリの花 (2005年5月3日)

2005年05月03日 19時26分28秒 | 落葉広葉樹
 とにかく葉っぱがでかい!特に幼樹の葉は大きく、直径1m近くになることもあります。
 材は非常に軽くて湿気を吸わず、熱伝導性が小さいという性質があり、良い材質なので、箪笥や箱、下駄、琴などの楽器に利用されます。成長が早く、女の子が生まれるとキリを数本植えて、嫁入りのときに箪笥を作って持たせるなどの風習もありました。
 キリはには一度根元から切ったほうが良く成長する性質があるため、「一度切る」ところから「キリ」の名がついたと言われています。
 桐は天子を象徴する鳳凰が宿る神聖な木といわれるなど菊と共に霊力のある植物として、平安時代あたりから天皇家を始め貴族の紋章として用いられる事が多い植物でした(ちなみに菊は不老不死の伝説)。現在、菊、桜と共に政府の紋章として用いられ、首相の記者会見の際に「五七の桐」の紋章のある演台を使われたり政府から出される証書・賞状などに記されています。一般の使用は 禁止されていましたが、それ以外の桐紋「五三の桐」などは広く使われています。そういえば筑波大の校章は桐だったと思います。
 パスポートの顔写真の横に小さく「五七の桐」が入っています。また、ブラックライトを当てると顔写真の右に桐紋が浮かぶそうです。筑波大生になった気分ですね。
 古くから日本でなじんでいる木ですが、中国原産で、朝鮮半島経由で渡来したといわれています。


キリ 別名:ヒトハグサ
ゴマノハグサ科キリ属(Paulownia tomentosa Steudel)


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