せんたーぜよ

「こうちけんしんりんそうごうせんたー」の裏山で撮った木の写真などを掲載します

トサシモツケの花 国の名前が2つも・・・ (2005年5月11日)

2005年05月11日 08時28分59秒 | 落葉広葉樹
 トサシモツケ・・・名前からして、いかにも高知の木ですね。土佐(高知)のシモツケという意味ですが高知だけではなく四国に分布しています。日当たりのいい川岸の岩場などに生えていますが、キシツツジ同様に緑化木として使われており当せんたーでも歩道の植え込みに使われています。
 漢字で書くと土佐下野→土佐=高知県と下野=栃木県となります。さてシモツケはどんな由来でしょう?と調べたのですがホント単純に「下野(栃木県)で最初に発見された」という説が多いですが、北関東固有種かといえばそんなことはなく本州・四国・九州に分布します。「下野産のものが古くから栽培されていた」という説もあります。
 下野で発見(分類学上での発見でしょうな)されたり栽培される前にも誰かが見ているでしょうし、そんなこと関係なしにトサシモツケを土佐人が見ていたはず。なら「シモツケ」が付かない名前で呼ばれていたと思います。別名(方言名)はないかと探してみたものの見つからないです。どなたかご存じ無いですか?
 そうそう、いま白い花を精一杯咲かせています。雄しべが20個ほどあるそうですがこの写真からは数えられるかな?


トサシモツケ
バラ科シモツケ属(Spiraea nipponica Maxim. var. tosaensis Makino.)


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