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スキーバス雑感

とんでもない事故が起きたものだ。原因が良く判らない時点で、事故の原因について傍からゴチャゴチャ言うのは止めようと思っているのだが、亡くなられた方々には謹んでお悔やみを述べさせて頂きたい。

スキーを始めたのは比較的奥手で大学2年の冬だった。その頃は夜行列車で行くのが普通で、急行だと大阪から信州まで学割を使って3千円を切っていたと思う。宿は3食(昼はお握りを持たせてくれた)付きで1泊3千円弱。三泊四日が1万数千円で間に合った。

今回のスキーバスは一泊三日で1万チョイ。関東の方が信州に近いことを差っ引いても安い。40年前とそう変わらないじゃないか。どっかで無理は出るだろうなぁ。バスツアーが盛んになったのはそのすぐ後だったか。価格的にはほとんど変わらないが、宿の近くまで運んでくれるし、席は確保されているので電車よりはるかに楽だった。

友人がスキーツアーをバイトでやり出したので遊びに行ったことがあったが、スキーの上手い友人数人を無償でインストラクターとして参加させていた。バスは常に満杯状態で、1台出すとかなりの利益になると言う事だった。

詳しい額は聞かなかったが、そいつの家の遊びに行くと4畳半にアルティックのホーン付きスピーカーが2台鎮座していた(笑)。御存じない方もおられようが、大型冷蔵庫が2台あると考えて頂ければいい。

『お前、絶対金の使い方間違ってるし(笑)』と突っ込んだが、このドでかいスピーカーで音を絞って聴くのがまたいいんだと友人は笑っていた。確か1シーズンの利益で買ったようなことを言っていたので、実入りのいいバイトであったことは間違いない。

そのツアーには儲ける秘訣があった。安い宿を押さえるのは勿論、観光バスがとてつもなく安かったのだ。神戸-野沢の往復で13万だった。40年前の軽油価格は知らんけど、ガソリンは50円/ℓだった頃の話。でも今回のツアーは東京-信州で19万とある。これって結構割安じゃないのかな。

このスキーツアーでも小さな事故はあったが、怪我人は出たことが無く、社名から不死身観光バスと呼ばれていた。(異字同音の会社が埼玉県にあるが、ここではないので・・・念のため。恐らく、当時の会社は社名を変えたか廃業したようだ)

大学5年?の時に、このツアーで出かける友人達へ西宮北口まで差し入れに行くというマヌケなことをしたことがあるのだが、もう一人同じマヌケな奴がいた。『あいつら良いよな』と言いながら、初めて喋ったそいつとその後飲みに行ったのだが、意気投合し、未だに付き合いのある悪友となった。あのバスツアーには感謝だなぁ。
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