旨くなってるんじゃないか?と言われるかもしれないが氷がダメだ。今食べられるカキ氷はほとんどがキューブアイスを削って作ってるんじゃないかな。ぼーずが子供の頃は氷屋が持ってきたブロック氷を8等分位にした奴を手動のカキ氷機にかけて作っていた。通っていた高校にバザー用なのか業務用のカキ氷機があったが、刃はカンナのように取り外しが出来き、砥石で研ぐことが出来た。刃を良く研いでから、削りしろを薄くセット。ハンドルを回して氷をかくと、まるでボタン雪のようにふわっとしてきめ細かなカキ氷が出来た。これにカルピス原液をかけるのが定番だった。
それに比べ、キューブアイスから作られるカキ氷はキメが粗く、削ると言うよりも微細に割った氷という方がしっくりとくる。もうちょっと粗くすればミントジューレップに使えそうなカキ氷を食べさせられたこともある(テーブルひっくり返したろか)。こーゆー奴は口に入れてもすっと溶けない。細かい粒氷が口の中に残る。こいつが気に食わないのだ。
銀座の松崎煎餅、ここの2階にある喫茶室で食べられるカキ氷はまさにぼーずの好みだが、宇治金時練乳がけが千円を越してしまう。一時カキ氷をフラッペと呼び名を変えることで代金を上げた店が多かったが、それでも千円は超えなかった。ここのカキ氷、価値は大いに認めるが値段がちょっと引っかかる。
それでもあちこちで食べると、思いがけないところで好みのカキ氷に出会うことがあるのが面白い。ファミレス系は前述の理由で全滅、旨いと思ったことがない。最近気に入っているのが、人形町の角にある喫茶店。ここがふわっとした昔ながらのカキ氷を出してくれる。いつも名前を忘れるので、場所で覚えるようにしている(ビーフカツのキラクや京樽総本店のサイドにある)今年はまだ行ってないなぁ。
もう一軒も名前は忘れた。我ホームタウン夙川(甲子園球場の近く)の阪急高架下に双葉市場という所がある。ここの入り口近くにあるたこ焼き屋のカキ氷も気に入っている。練乳がけを頼むと赤ん坊の枕程ある(ちょっと大袈裟か)業務用の練乳チューブからたっぷりとかけてくれる。値段もカキ氷と呼べる値段だった。しかし、もうちょっと近くにないのか(笑)。カキ氷を食べに電車に乗るのもなぁ。
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