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刺激慣れ

ぼーずが会社に入った頃、今のような劇辛ブームは無く、辛いカレーが食べたければボルツというチェーン店に行って○倍という頼み方をしていた。最終的には10倍まで食べたような記憶があるのだが、定かではない。

ただ、辛さという奴は段々と慣れてしまい、エスカレートするのだ。ここのカレーは青唐辛子やココナッツなど薬味には凝っていたが、カレー自体は凡庸な味であったと思う。その為かは知らないが、最近ではこのチェーン店をとんと見なくなってしまった。やはり、辛さだけで売るには無理があったのだろう。

残念なことだが、刺激に慣れるのは味覚だけではない。先週ガキの頃、毎週楽しみに観ていたTV版Mission Impossible (邦題スパイ大作戦)のDVDを借りてきたが、かけてすぐにこんなにつまらなかったかと思った。まずリーダーが馴染みのあるジム・フェルプス君ではなかったのが効いた。これは自分に原因があるのだが、吹き替え嫌いなので字幕で観たため、声が違って聞こえる。

特に電気系のエキスパートであるバーニーが全然違う。TVではベテラン声優、低音が魅力の田中信夫氏が担当していたが、役者のグレッグ・モリスは更に低音なのだ。低いというよりは河岸声に近い(笑)。ブルースを歌わすか、上野でマグロ刺を売らせてやりたくなる声なのだ。

いちばんの問題はテンポが遅いことだ。次代背景も1960年後半、すべてがのんびりした感じだ。上からの指示はオープンリールのテープで渡される。『尚、このテープは自動的に消滅する』という名セリフはもう少し後の話のようで、初代リーダーが、手ずから焼却炉に放り込むのには笑った。

アクションシーンでも寸止めが丸判りで、そうそう日本のドラマもこうだったと妙な懐かしさすら覚えた。現在、ぼーずがハマっているTVドラマBonesやCSIシリーズ(一番好きなのはマイアミ編)では導入部にショッキングな事件があり、更に並行して別の事件が起きる。要は飽きている暇が無いのだ。

どうも昔のTVが面白くなくなったのは受け手に問題がありそうだ。感性が鈍って来たのだろうか?化学調味料慣れで薄味が判らなくなったのかも。今度チロリン村とクルミの木(NHKの子供向けドラマ。原作は井上ひさし達)でも借りてリハビリするかな。DVD化されているかは知らんけど。
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