最初は所詮ベストセラーというバイアスがかかっていたのか、そんなに大した作品では無いというのが感想だったのだが、読みだすとこれが面白い。英語版の一巻を英会話の教師であるおばちゃんに貸した所、一晩で読んでしまったと言っていた。ぼーずよリ年輩の婆ちゃん(笑)までが惹きこまれるのだから、面白いのは間違いない。
また、原作を読んだ人間には評判の悪い映画だが、初期は比較的良く出来ていたというのがぼーずの感想である。原作と映画は別と考える方が良い。とはいえ前作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の映画版はちょっと造りが浅かった。600頁の原作を2時間弱で網羅するのは少し無理があったと思う。
今回の最終巻も同様のボリュームだが、映画は2話に分けられたのでちょっと期待している。少々気になることがある。映画の前作で焼き払われたウィズリーの屋敷だが、原作の7巻では屋敷が結構重要な舞台となっている。魔法で修理するのだろうか(笑)
もう一つは先日図書館で借りてきた『ハリー・ポッターと死の秘宝』で見つけた誤訳をどうするのかだ。和訳ではロンがルーナの家を見て『城みたい』と言うとハーマイオニーが『鳥には見えないわ』と訳の判らん突っ込みを入れる。それに対し『僕の言ってるのはチェスの城だよ』と更に?な会話が続く。ここを映画はどう訳すかが楽しみなのだ。
なぜこんな所を覚えているかというと、ぼーずは7巻が出てすぐに読みたかったので無謀にもイギリス版を買ったのだが、このくだりが良く判らなかった。逐一辞書を引き、最初はBirdが鳥でなく刑務所の意味かと思ったのだが、これも意味をなさない。
正解はロンが言った城(rook)をハーマイオニーはミヤマガラス(rook)に取ったのだと判った。映画の会話だとカッコは使えないし、どう訳すのだろう。直訳は難しそうなので
ロン:ヨーカンみたいだ
ハー:ここはイギリスなんだから洋館は当たり前でしょ
ロン:僕が言ってるのは四角い羊羹みたいだって・・・
あかん。ぼーずには訳者の才能はない。しかし松岡のオバハン、1年もかけて翻訳したんだから、辞書ぐらいちゃんと引けよ。
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