Dancing on the B-Road

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

ヴィンテージのススメ。

2010-01-31 19:45:25 | mono的雑記
UK好きとしてはトライアンフもいいな,と思いますけども。


 ハーレーの雰囲気も捨てがたいですね。


 ひとつだけで見ると,アメリカの代名詞という雰囲気を持っています。
 FLH系の持つ雰囲気は,ヨーロピアンとは違います。
 あの低く構えた感じは,確かに良いものだと思います。
 反面で,スポーツスターをトライアンフやノートンを並べてみると(ちょうど,記事では縦に並んでおりました),なるほど「アメリカ人が解釈したUK的バイク」なのかも知れない,なんて思います。


 さらに。クルマだとやはり,マスタングとカマロがいいですね。
 あとは,(なかなか難しい相談ではあるのですが。)フォードであったりシボレーの,フツーなセダン,それも昔のセダンがちょっといいな,なんて思うのですね。たとえば,映画に出てくるクラウン・ビクトリアであったりカプリス,これらのセダンを「ツルシのまんま」でしれっと乗ってみたいのです。
 同時代のクルマで,特に日本車だとパーツの確保で知恵を絞らないといけないのですが,部品の心配がない,というのは大きいです。


 今回は,30日に発売された「ライトニング」誌の企画をもとに書いていこう,と思います。


 「長く使える」という切り口で,いろいろなモノを紹介してくれておりまして,その案内は専門家の方が担当されています。
 こだわりを持った男性に向けて,というコンセプトだからでしょう,時計であったりブーツなど,ちょっと女性の方には疑問符かな?と思える話かも,ですが。


 この特集記事で,とある専門家の方がコメントされていたこと,そこには面白いことが書かれておりました。


 古いモノは,意外と部品の精度が高いのだ,と。
 なるほど,であります。
 違う雑誌でかつて読んだことでありますが,古いモノは「余剰強度」を多めに取ってあることで,現代的なモノと比較して独特の味わい(のようなもの)が生まれるのだと。もちろん,ギリギリの設計をしているわけではないですから,整備を受け入れる余地は大きいわけです。
 この2つを合わせると,丁寧に整備(と言いますか,お手入れ)をしてあげれば,古いモノであっても充分に使えますよ,ということであります。


 エコ,というと最新技術を意識します。
 もちろん,そういう方向性も大事です。
 けれど,古いモノを大事に使う,というエコもアリだと思っています。
 特に,「モノへのこだわり」を強く映せるのは新しいモノよりも,古いモノだったりもします。


 必ずしも「中古価格」ではなくて,「プレミア付き」などというモノもありますが,古いモノが持っている独特の雰囲気は,なかなかに良いものだと,私は思っています。

ホンダもリコール。

2010-01-30 18:54:47 | クルマ生活版日々雑記
どうも,気になりますね。


 ちょっと深刻に受け取るべき話でもあるように感じます。


 トヨタのガス・ペダル問題は,中国市場に投入されているフォード・トランジットにまで波及しておりますが,今回はホンダ、欧米・アジアなどで64万台リコール(読売新聞) - goo ニュースをもとに。


 ホンダの不具合は,パワー・ウィンドウとのことです。
 防水(あるいは防滴)性の問題か,パワー・ウィンドウのスイッチ部分から基盤部分へと水分が入ってしまい,基盤が腐食すると最悪のケースでは発火するかも,とのことであります。


 さて。クルマの使われ方を考えますに。


 ドアは結構,雨にさらされると見ていい。
 どんなにうまく傘をさばいたとしても,ちょっとは雨がドアにかかる。
 となれば,防滴性はマストでありましょうし,最低限度の防水性,というように基準を引き上げても,いいかも知れない。


 と,エンジニアさんも考えるはずだと思うのですね。
 まさか,考えていないはずもない。
 日本市場に投入されているフィットに問題なし,というのであれば,設計段階の話と見るのはフェアじゃあない。


 ならば,エンジニアさんの配慮を生かせる生産体制だったか,と。
 そして,品質管理の目が,しっかりとサプライヤーさん方向に行っていたのか,と。


 調達面などを考えれば,現地で部品生産をお願いする方が何かといい。
 そう,私も思うところがあります。部品調達にかかる費用は,単に部品の製造費用だけでなく,つくられた部品を工場へと送る,その輸送費なども含めて考えられるから,です。
 であるとしても,「ホンダ」としてのクオリティを維持できるかどうか,という視点はどうしても落とせないはずなのです。


 要は,コストとクオリティのバランスが崩れてはいないかな,と思うわけです。


 お安く商品を提供したいという意識はいい。
 いいけれど,「安いなりだよねェ。」という意識を変えた,というところで日本車は評価を高めてきたわけです。いまさら,「安いなりだよねェ。」に戻っては,築き上げてきた信用という企業価値を根底から崩してしまうことになりかねません。
 品管の目が甘くなったことで,日本車の評価,その基礎を失っては何にもなりません。海外拠点,その重要性が高まるのはいいとしても,そのトレード・オフが評価の低下,では。


 品管の体制を,しっかりと見直して欲しいと思います。

有楽町西武、閉店へ。

2010-01-27 17:20:39 | 日々雑記
最初は,そんなに敷居が高そうな感じはしなかったですけど。


 むしろ,おとなりの阪急さんの敷居が高く感じましたね。
 ドアの仕立てからして,「山の手」感がしましたし。
 でも,どちらにも縁は薄かったかな。


 どちらかと言えば,数寄屋橋交差点をはさんだ反対側,もともとの阪急に入っているHMVとかGAP,エディーバウアーあたりに足を運んでいましたね。


 加えて言えば,「女性」をターゲットにしていたわけで。
 そのターゲットに外れているわけだから,足を運ぶわけもない。
 それだけに,「そうなのか。」程度ではあるのですけど。


 西武有楽町店、業績低迷で年内閉店(読売新聞) - goo ニュースであります。


 「百貨店」という言葉が色褪せて久しい,昨今でございます。


 私よりも年上のひと,そのひとたちの話を聞くと。
 確かに,いまの百貨店は百貨店ではないですね。
 ちょっと厳しい言い方になりますが,自分たちの目で「商品」を探しに行っている感じがしません。物産展などで,どのおみせを呼ぶか,などの視線は厳しいのに,その視線が衣料品だったりに行き届いているような印象が薄いんですね。


 そんな存在,どっかで見たな,と思っていると,セレクトショップであります。
 彼らは自分たちの目と足で商品を見つけ出しています。
 いろいろなブランドを見ているから,自社開発の商品へのこだわりもでてきます。
 おみせのラインアップは,当然自分たちが組み立てる。
 そして,セールス・クラークは「服好き」だったりもします。


 実際,いまはそれほどではないんですが,やはり服を買うならセレクトショップ,という感覚はどこかに持っています。そういう姿,いまの百貨店にあるのかな,と。


 どういうブランドを呼ぶか,テナントとしてエリアを借りてもらうのか,じゃあなくて,自分たちがいい!と思える商品をどれだけ集めてこられるのか,だったりが問われてきていたのではないかな,と思ったりします。


 H&Mとかユニクロだとか。あるいはアバクロだとか。
 彼らの影響もゼロではないだろうけど,百貨店が自分たちの強みをいつしかどこかに置いてきてしまったことが,こういう事態の背景にはあるかな,などとも思います。

ちょっと東銀座へ。

2010-01-24 21:38:08 | ゲージュツ的雑記
ちょっと前まで,日産の本社があった場所。

 クルマ好きとしては,そんな意識付けだったりもしますが。
 映画を見に,なんてときも足を運んでおりました。
 まだ,横浜市民だったときの話であります。
 東横線から日比谷線を使うと,ストレートに行ける場所でありましたから,CDを買うにしても映画を見るにしても,すこぶる便利であったわけです。

 しかし。今回はちょっと違って。
 恐らくは,誰もが「東銀座」」で思い浮かべるだろう場所に,足を運んでみました,な話であります。

 足を運んだのは,「歌舞伎座」であります。
 全面改築に伴うクローズまで,あと100日を切った段階でありまして,今月の昼の部は非常に定番な演目であります。その定番を実際に土曜日に見に行ってみた,という話であります。

 まずは,建築的な話からはじめます。

 いかにも「らしい」顔を持っております。
 おりますが,冷静に眺めてみると確かに「寄る年波」がうかがえるのも確かです。中に入れば入ったで,座席の大きさであったりシートピッチに設計年次の古さをうかがえます。お越しになるお客さまのことを思えば,アクセシビリティを引き上げるための方策も求められてくるでありましょうし,確かに改修は必要だろうな,と感じました。
 個人的には,いまの枠組みを残して中身を全面的に改修,というようにUK的な改築を,と思うところですが,立地がそれを許さないでしょう。
 いまの姿が失われる,というのはあまりに惜しいですが,いまの姿を残したファサード・デザインにはなるようですから,歴史が完全に断絶されるわけではないようで,それだけでもよし,とすべきなのでしょう。


 では,本題となる歌舞伎の話でありますが。

 確かに,よく練り込まれている「総合芸術」だな,と思います。
 ときに物語を進める役割を持ち,ときに情景描写をする。
 そんな音楽をベースに,様式美を持った演技が乗っていく。
 あの間はどこか,武道などとも重なるところがあるように感じます。
 「残心」という言葉を的確にあてはめられるかどうかは別として,クッと見得を切った後の余韻が,何とも言えない美しさを引き出しているな,と思います。

 いいものだな,と思います。

 扱われる話は,確かに古典の話ではあるのですが,人間の機微に触れる話でもあり,感覚的に理解できる話でもあります。どこか,落語に触れているような感覚もあります。
 コミカルさの中に,人間の姿を描く。
 そういう脚本が現代へとしっかり引き継がれている,というのはいいことでありますし,これが残っていってほしい,とも思います。

 いいお席で,となると,なかなかに「かさむ」話ではありますが。
 一幕見だったり,3階席あたりだとそれなりにリーズナブルであります。
 ちょっとスポーツ方面にウェイトが片寄りすぎた私としては,ちょっとそのウェイトを真ん中あたりに戻す,いいきっかけになったような,そんな思いであります。

トヨタのリコールのことなど。

2010-01-22 20:10:42 | クルマ生活版日々雑記
いままでならば,潰しきれていた問題だったのではないか。


 そんな印象を,どうしても持ちます。


 トヨタ、さらに230万台リコール=米国でアクセル改修へ(時事通信) - goo ニュースであります。


 すでに,レクサス・ディビジョンを含むリコールが,同じ理由でされていたのですが,今回もリコール理由は同じ,ガス・ペダルがフロアマットに引っ掛かってしまうことで戻らない,あるいは戻りが遅くなってしまい,クルマの暴走を招く可能性があること,であります。


 個人的に大きな違和感を持つのは,開発段階でガス・ペダルとフロアマットとの干渉を考えるのは必須要素ではないか,ということであります。


 ペダルのストロークがどれだけある。
 となると,フロアとの距離は・・・まで縮まる。
 であれば,フロアマットの厚みは・・・でなければ,干渉が避けられない。


 ペダルのストロークは,クルマの加速感にも影響しますし,実際にそのクルマを使われるひとたち,その体格をどのように想定するかによっても違ってくるはずです。となると,ペダルの設定は重要な要素でもあるはずですが,ペダルだけで話が終わるはずもなく,マットとの干渉可能性も大事な要素として考えるべきでしょう。


 このことを,意識した設計がされていたり,生産体制が組まれるというほうが自然であって,考えていないという方がむしろ不自然,だと思うところがあります。


 であれば,違和感が消えないわけです。


 生産段階での問題か,それとも部品設計段階での問題か。
 トヨタとしても,徹底した調査をしているとは思うけれど。
 お客さまからの信頼を取り戻すためにも,しっかりとした原因究明を,と思います。

デルタとの提携はメリットになるか。

2010-01-20 19:33:34 | 日々雑記
スカイチームにとっては,メリットでしょうけどね。


 日本航空にとってどうなのか,と。
 メリットとばかりは言っていられないのではないでしょうか。玄界灘の反対側,彼らがホームにしている空港はデカいですよ。
 前原さんが言うところの「ハブ」ですね。
 となると,です。彼らの「下請け」になる,という可能性だってゼロではありません。


 ひょっとすれば,もっと先鋭的な形でこの提携を生かそう,としているかも知れませんけどね。


 米デルタ陣営、日航取り込み=太平洋路線の寡占に他社警戒(時事通信) - goo ニュースであります。


 法的整理,という結論を得た日本航空。
 彼らの新たなパートナーとして名前が挙がっているのが,デルタであります。
 スカイチームのメンバー・キャリア,と言いますか,中核会社ですね。
 アジア地域ですと,大韓航空がメンバー・キャリアとなっております。
 となると,日航がプレゼンスを発揮する可能性が薄いな,というのがそもそもなのです。


 太平洋路線を押さえられる,という見方も確かにあります。
 しかし,この記事が指摘するように競争政策的な側面からアライアンス構築に歯止めが掛かる可能性も否定できませんし,コードシェアを考えるとしても,大韓航空をかませた形でのコードシェアでないと実質的な意味が失われるな,と。


 そこで思ったのが,「太平洋路線からの撤退も視野に入れているのではないか」ということでした。大韓との関係を密にすることで,韓国へのアクセスを引き上げると同時に,本来の太平洋路線は大韓とデルタのコードシェアにして,経由地として成田をセットする,なんて形もあり得るな,と思ったわけです。


 負債総額を見る限り,通常想定できるような再建策だと,3年以内のV字回復,という機構サイドが描くロードマップは実現が相当に難しいように思います。747-400を全機売却するとしても,買い手がいなければ意味がないし,新型機を投入するとしても購入原資をどこから調達するのか。フラッグキャリアとしての歴史を思えば,路線網を大幅に縮小するというのはなかなかに取り得ない方策か,と思うところもありますが,新生日航を早期に軌道に乗せるには,大胆なやり方もあり得なくはないな,と。


 ただ,スカイチームとの提携は,縮小した路線網が固定する可能性をも持つ,という面で相当な劇薬,ではないかと思います。

ブリーフケースの補修。

2010-01-19 18:02:50 | mono的雑記
「書類鞄」と言う方が,気分でしょうね。


 であれば,ある意味骨董品です。
 そもそも,私が買ったものではありませんで。
 祖父が使っていたカバンを,引っ張り出しておいたわけです。


 モノは,使ってやってこそである。
 ならば,実戦投入に耐え得るだけの補修を施してやりたい,と。
 と,思ってはいたのですけど,ちょっと実力が伴わなかったんですね。


 ちょっと棚ざらし,だったのです。
 しかし,考えてみればダッフルの補修で材料はそろっておるのです。


 「機は熟したな。」


であります。そこで週末にやってみました,カバンの補修,な話であります。


 実戦投入を狙った書類カバンは,ステッチがほつれている状態でした。
 結構スリムな書類鞄でありまして,恐らくは無理をしたのでありましょう。
 厚めの書類を突っ込んだがために,糸が耐えきれないで切れちゃった,という感じのほつれ方でありました。


 そこで,ダッフルの補修で使った三角針を投入であります。
 前回は1本で進めた補修を,今回は2本投入でありまして,要は人力でミシンのような縫い方をするわけです。ステッチの遺跡が残っているわけですから,針を通すことなど難しくあるまい,なんて思ったのですが,意外と硬いのであります。針穴がまっすぐに革を貫いているか,と思えば,意外に斜めになっていたりして,その穴に合わせながら縫い進めていかないと,結構なチカラを針にかけないといけない,なんてことになったのでした。


 とまあ,シロートがやることでありますから,ドタバタがないなんてことはあり得ない,わけです。


 それでも,重要な部分での補修が終わると結構満足感があります。
 鞄くらい買えば安い,とは思うけど,「長く使うのもエコだぜ」と思っているタイプでありますれば,これもまたアリかな,と。
 

 名の通ったブリーフケースなどではないのですが,歴史を経てきたぜ,って革の雰囲気を持っているだけに,ちょっと退役させるには忍びないな,なんて思っていたので,心おきなく実戦投入できるのが最大の収穫,であります。

定期点検。

2010-01-17 12:26:20 | クルマ生活版日々雑記
クルマは,基本的に使い減りするものであります。


 お安く求めたクルマだろうと,高かったクルマだろうと,条件は同じです。
 であれば,「完璧に」減ってしまう前に手を打つ,というのも大事なことでして。ガレージにちょっと点検をお願いしてみました,な土曜日の話であります。


 たとえば,週に1回,ちょっと遠くのカントリークラブまで高速でトバしていくのが主な使い方,なんてクルマだと,クルマにとっては意外といい環境,だったりします。
 一方,頻繁にお買い物の足としてクルマを出す,なんて使い方ですと,クルマに対する負荷は結構高かったりするのです。


 乗り降りの回数にはじまり,アクセルとブレーキを踏む回数。
 近場の方が,多かったりするのです。
 そのくせ,エンジンがキッチリと暖まった状態にまで持ち込めるほど,長い時間乗っていないし,中途半端にエンジンが暖かくなった時間帯でエンジンを切る,と。


 さすがに,近場だけを使っているわけではないのですが,どちらのウェイトがより重いか,と考えると,短距離使用が多いのです。


 となると,点検はしっかりやっておいた方がいい。
 1年ごとは当然にしておくべき(12ヶ月法定点検,というものですね。)としても,その中間で,軽い点検もお願いしておくに越したことはないのです。


 というわけで,いつもの定期航路の帰り道,大幅に寄り道をする形でガレージにクルマを持っていくことにしました。
 オイル交換をお願いする以外にはとりあえず,問題を感じるところはないな,と思っていると,実際に問題のあるところはないとのこと。ただ,オートマチックミッションのオイルが劣化傾向にあるので,交換を,というアドバイスをいただきました。


 さすがに,時間が時間でしたのですぐにお願いする,というわけにはいかなかったのですが,なるべく早い時期にもう1回ガレージに持って行って,お願いしておこうと思います。


 点検は確かにメンドーですし,おカネもそれなりにかかるものです。
 けれど,6ヶ月であったり12ヶ月,ある程度「予想外な」問題に見舞われる可能性をヘッジできる,という部分である種の保険になるかな,と思っています。
 クルマのコンディションにちょっと不安が,と思われる方は,ガレージに持って行ってみる,というのがよろしいか,と思います。

招致に向けて。

2010-01-14 21:12:39 | サッカー版雑記
2002年には欠けていた要素が,入りましたね。

 「らしい」計画書になるな,なんて思います。
 とは言いつつも,メンドーなことも多そうですけどね。

 埼玉スタジアム、国立競技場など13会場=W杯サッカー招致(時事通信) - goo ニュースであります。

 まず,個人的に欠けていると思っていたのは,国立競技場のことです。
 天皇杯の決勝戦が行われたり,高校サッカーや大学サッカーでも決勝戦が行われたりと,特別なゲームのための舞台,という意識がありますし,実際にそういう位置付けで使われてもいます。
 「聖地」なんて言い方もされますし。

 ではあるのですが,FIFA基準が厄介な存在なのですよね。

 屋根を架けること,なんてことがあったり,VIP用のボックス席を設えたり,という要求があって,2002年における開催地にはならなかったのでした。
 もちろん,「現段階では」国立は基準を充足するものではないです。屋根はメインスタンド側だけですし,VIPボックスも数えるほどでありますから,相当に大規模な改修が必要になるものと推察します。

 改修,という意味においてはほかの競技場も同様で。

 ウォーミングアップ・エリアがちょっと狭いので広げる必要性があるとか,照明の明度が低いので照明の改修をする必要があるなど,予想できる改修ポイントは結構ありますし,屋根を追加的に設置する,あるいは屋根の材質を変更してFIFA基準へと合致させるなど,ちょっと大規模になる改修もあり得ることでしょう。

 とまあ,「ありもの」でできるはずもないのですけど。

 2002年を意識して作った競技場,そのメンテナンスに入る時期と重なる,と言えば言えるかも知れない時期に,ワールドカップを招致するとも考えられます。
 ワールドカップ「だけ」を意識した改修では,恐らく無駄遣いという謗りは免れないでしょうが,柔軟にダウンサイジングを図れる改修であったり,もともとホーム・スタジアムとして競技場を使っているJクラブ,彼らの要望を最初から取り入れた改修としても考えておけば,ムダの割合を抑えられるかも,などとも思います。

 いずれにせよ。いい形で招致活動が展開されることを期待したいと思います。

ダッフルのレストア。

2010-01-13 17:53:03 | mono的雑記
受験生の代名詞,な感じもしますが。


 ちょっとウンチクを語れば,もともとは漁師さんが着ていたコートが原型です。その機能性に軍人さんが目を付け,艦上で着用されるようになった。


 ある意味,軍モノと言えなくもないのです。
 で,機能的な服が好きだったりするので,自然と集まってしまう,と。
 ・・・なんのかんのと,理由を付けるのがモノ好きの物好きたる所以ですけどね。


 さて。ちょっと時間を戻しまして連休中の話。
 そんなダッフルを修理してみました,という話であります。


 ダッフルを特徴付けるのは,トグルでありましょう。
 プラスチック,あるいは水牛のトグルに革紐,というのが一般的でありましょうか。あるいは,木製のトグルに麻紐,なんてコンビもありますね。


 この紐が切れると,相当に不便であります。
 出先で切れると,瞬間接着剤な荒技を使う誘惑にも駆られます。
 実際,やったこともあったようなないような。
 といいますか,急激にビンボーに見えてしまいもします。


 そんな紐の切れたダッフルを,ふとしたきっかけから「爆安!」で手に入れたわけなのです。

 爆安とは言いながら,レッキとしたグローバーオールであります。チャコール・グレーのメルトンを表地に持っていて,裏地はUK製らしく,チェック柄になっております。しかも,アラサーと思しきダッフルなので,かなりメルトンが厚いんですね。


 これはいい素材だぜ,と。
 となると,単純に直すのではなくて,ちょっといじってやろうか,と。


 もう,材料をそろえる方向に頭が向いて。
 足はハンズ,であります。
 もともとの黒ではなくて,茶色の革紐を手に入れ,三角針と赤い(と言いますか,ちょっとワイン的な赤の)麻紐を押さえて。
 修理体制は万全,であります。


 で,迎えました連休。


 まずは革紐にミンクオイルを引いて落ち着かせ,ダッフルから硬化しまくった,と言いますか,切れて役に立ってくれない革紐を取り外し,寸法チェックであります。その寸法よりもちょっとだけ長めに革紐を切り出し,自分で縫える形に穴を開けていきます。4箇所,は難しいから,3箇所であります。
 そして,麻紐を三角針に通し,縫いはじめであります。

 とは言いましたが,シロートがやることですからスムーズに終わるわけもなく。トグルの方向を間違えたりして,縫い直しなんかもありますしね。


 2日を費やして,完成に持ち込んだというわけです。
 ちょっとひとには言いにくい投資額で(もちろん,安いからなんですけど。)ダッフルを復活させて,しかもちょっと自分の好みにモディファイもしてみる,と。
 こういうことができるから,古着というのは面白い,と思うのであります。