やはり,TVを通しての印象が強いですね。
ちょっと猫背な感じで,レギュラー陣の後ろを。
小さな机(釈台,でありましょうか)に手を掛けて,座り姿勢を整え終えると,おもむろに机に置いた扇を張って。
そんな姿を,思い出します。
落語家の三遊亭円楽さん死去=「薮入り」など人情話を得意に(時事通信) - goo ニュースであります。
さて。ダンディな方だった,というのがもうひとつの印象ですね。
円楽さんはダブル・ブレストをかなりカッチリと着こなしておられた。
ルーズなシルエットのダブル,ではなくて,英国王室な感じのシルエットを持った,むしろ硬質な印象を与えるダブルを見事に着こなしていたな,という印象が残っているのです。
であれば,ご自身へのハードルも相当に高かったのでしょう。
病気をされて,ご自身のコンディションが100%に戻らなかった。
外側から見れば,それでも「円楽」という姿を見られることにうれしさを感じたりもするのですが,当のご本人がそんな姿を肯んじることがなかった。
高座からの引退を発表されたのは,ご自身への厳しさを貫かれたがゆえ,だったのかも知れませんし,病気の影響もおありだったのかも知れません。
もうひとつ思うこととしては。
楽太郎さんが円楽を襲名される,その場にいて欲しかったな,ということです。
円楽という名跡は大きなもの。
その名跡を背負ってきたひとが,いてくれたら。
襲名については,いろいろな垣根が低くなっていくきっかけにもなりそうな,そんな形になりそうだ,という話を聞いたりもします。それだけに,もったいない,という思いをどこかに持ってしまうのも,また確かなのです。
まあ,それはともかく。
お疲れさまでございました。
今度は「空の上」で,名だたる名人たちと共演でありましょうか。
そのときには,釈台の前,というわけにはいかないでしょうね。
ちょっと猫背な感じで,レギュラー陣の後ろを。
小さな机(釈台,でありましょうか)に手を掛けて,座り姿勢を整え終えると,おもむろに机に置いた扇を張って。
そんな姿を,思い出します。
落語家の三遊亭円楽さん死去=「薮入り」など人情話を得意に(時事通信) - goo ニュースであります。
さて。ダンディな方だった,というのがもうひとつの印象ですね。
円楽さんはダブル・ブレストをかなりカッチリと着こなしておられた。
ルーズなシルエットのダブル,ではなくて,英国王室な感じのシルエットを持った,むしろ硬質な印象を与えるダブルを見事に着こなしていたな,という印象が残っているのです。
であれば,ご自身へのハードルも相当に高かったのでしょう。
病気をされて,ご自身のコンディションが100%に戻らなかった。
外側から見れば,それでも「円楽」という姿を見られることにうれしさを感じたりもするのですが,当のご本人がそんな姿を肯んじることがなかった。
高座からの引退を発表されたのは,ご自身への厳しさを貫かれたがゆえ,だったのかも知れませんし,病気の影響もおありだったのかも知れません。
もうひとつ思うこととしては。
楽太郎さんが円楽を襲名される,その場にいて欲しかったな,ということです。
円楽という名跡は大きなもの。
その名跡を背負ってきたひとが,いてくれたら。
襲名については,いろいろな垣根が低くなっていくきっかけにもなりそうな,そんな形になりそうだ,という話を聞いたりもします。それだけに,もったいない,という思いをどこかに持ってしまうのも,また確かなのです。
まあ,それはともかく。
お疲れさまでございました。
今度は「空の上」で,名だたる名人たちと共演でありましょうか。
そのときには,釈台の前,というわけにはいかないでしょうね。