Dancing on the B-Road

サッカー中心だけどスポーツ全般。クルマやバイクも。好奇心の向くがままにツレヅレに、を目標にしております。

逆走事故に思うこと。

2007-05-31 21:30:56 | クルマ生活版日々雑記
比較的,安全だとされる片側2車線道路で事故が起きるような気がします。


 今回は,国道を逆走し衝突、68歳男性死亡 5人軽傷 埼玉(朝日新聞) - goo ニュースという記事をもとに,ちょっと短めに書いていこうと思います。


 実際問題として,逆走車両があったとすれば,なかなか無傷で切り抜けるというのは難しいと思います。


 接近速度は相対速度になってしまうから,とんでもない高速で接近することになるし,後続車両は視界によっては逆走車両を視認できないかも知れない。となると,事故の規模は大きくなってしまう。今回の事案もそんな感じだったのではないか,と感じます。


 ひょっとすれば,片側2車線か,対面交通かという判断ができなかったかも知れない,という可能性もありますが,憶測になってしまいますので,この点についてはおくとしまして。


 この国道462号,本庄市内は片側2車線の比較的走りやすい道です。それだけに,側道から右折,などというケースを想定すると勘違いを起こす可能性もゼロではないな,と思うのです。


 最近の4車線道路では,右折車両を誘導するように,路面に破線状の塗装が施される例がありますが,意外にショートカットする車両が多いこと,あるいは対面交通と間違って逆走をする可能性があるのではないか,と思うのです。


 この逆走された方がもともと走っていた道と,462号線との交差点がどのような形になっていたか,などこの記事,そして元ネタである朝日さんの記事からはうかがえない部分がありますが,勘違いされるひともいる,という前提に立ってわかりやすい誘導塗装をしたりなど,対策を立てる余地はあるのかな?と思いますね。

東都、春季リーグ終了。

2007-05-30 19:49:26 | スポーツ版雑記
よく学食でメシ食ってると,援団の皆さまが入ってきて,報告してくれておりましたですよ。

 ・・・いつの話かって?井口資仁選手とかが在籍していた頃です。
 その頃は,アマチュア日本一を争ったこともあったですね。
 
 ということで,青学大が3位、東洋大・大場が3冠…東都大学野球日程終了(読売新聞) - goo ニュースという記事をもとに,春季リーグのことなど。

 大学リーグは,春季と秋季があって,大学選手権への出場ができるのは春季覇者だったりするわけです。でありますれば,少なからず期待を持っていたわけですけれども,今季はなかなか難しかったようでありまして。

 星取表(東都大学野球連盟)を見ると,今季優勝を飾った東洋,2位に付けた駒澤相手に2勝1敗なのか,それとも1勝2敗なのか,という部分で差が付いてしまったな,と思いますね。
 この点,優勝した東洋はほぼ完璧と言っていい。2タテしても,2勝1敗でも獲得できる勝ち点は1ですから,対戦したすべてのチームから勝ち点をシッカリ奪ったことになる。流れを持って行かれることなく,リーグ戦を乗り切ったということですから,コレはもうほめる以外にありません。

 対して,青山学院であります。

 勝ち点だけを見れば駒澤と並んでいるのですが,2勝1敗の1敗が効いてしまっているんですね。勝率であります。流れをつかめない,という部分が勝率に影響しているんでしょう。特に,駒澤との対戦では第1戦で先勝しながら,2戦が中止になった影響もあるのでしょうか,その後の2ゲームで流れを持って行かれてしまった。この対戦は,リーグ戦に大きく響いたと感じます。
 また,勝ち点を奪取したものの,敗戦を喫してしまった國學院戦など,ちょっともったいないゲームが多かったのではないでしょうか。

 ともかく。春季の悔しさをバネに,秋季では再び優勝の栄誉を,と思っております。

鬼門か、それともな交流戦。

2007-05-29 19:40:00 | スポーツ版雑記
交流戦であります。

 上手に使いこなすチームと,逆にリズムを崩してしまうチームがありまして。
 基本的にセントラルは交流戦を苦手にしていて,パシフィックは交流戦で加速態勢を作り上げるチームが多かったりするように感じます。

 今季は,楽天さんもその仲間入りのようであります。ということで,気がつけば楽天が交流戦2位(スポーツニッポン) - goo ニュースという記事をもとに。

 まずは,ちょっと交流戦対戦成績ページ(NPBオフィシャル)を眺めてみます。

 まず,ファイターズは完全に交流戦で流れに乗ったな,という感じがします。リーグ戦では,どこか波に乗りきれないような印象を持っていたのですが,チームの状況が交流戦によって好転したな,という感じです。
 2位に付けているマリーンズさんは,基本的に交流戦を得意にしている感じがしますし,そのマリーンズとまったく同じ成績を残しているわけですから,今季のゴールデンイーグルスはちょっと違うな,と感じるわけです。

 何となくですが,野村監督がスワローズ監督に就任した当時のような雰囲気が漂っているな,という感じでしょうか。
 チームにゆっくりと,でも確実に「戦い方の筋道」のようなものが浸透していって,同時にチームから淡泊さが薄れてきている。しぶとく戦う中から,しっかりと勝利を引き寄せていこうという意識が見えてきている,と言いますか。フルキャストでしたか,スワローズとのカードでは,野村監督が描いたであろう戦い方のイメージと,選手の能力とがうまく重なったな,という感じもしました。

 とまあ,パシフィック勢は全体的に安定した成績を残しているわけですが。
 当然,セントラルはこの裏返しになりますな。

 特に,ロードでの対戦成績が気になりますね。
 ドラゴンズだけはまったく逆パターンなのですが,基本的にロードでの成績が負け先行なんですよね。ベイスターズやタイガースに至っては,ホーム,ロードともに負けが先行してしまっている。コレでは交流戦で加速態勢をつくるどころか,完全に交流戦が鬼門になってしまっている。

 セントラル勢,特に交流戦下位に沈んでいるチームにとっては,早く終わってほしいと思っているかも知れない。対して,パシフィック勢は交流戦で作り上げた加速態勢をリーグ戦へとどれだけうまく引き継げるか,を意識しはじめているかも知れません。

個性か機能か。

2007-05-28 19:10:15 | mono的雑記
「そりゃあ個性でしょ。」


 視力が悪くなければ,ということはファッションとしてメガネを位置付けられるなら,こう即答できるんですけどね。


 残念ながら,メガネ使い歴が長いものですので,単純にデザインだけを判断基準にはできないし,さりとてオシャレでないフレームをいつも使いたいとも思わないし。
 ちょっと(と言いますか,かなり)前にメガネのエントリを書いておりますが,フォーナインズさんが銀座に構えている直営店に行ってから,ほぼメガネはそこであつらえておりまして。それゆえ,価格面では「卒倒一歩手前」な領収書を見ることもあります。


 ということで,メガネを選ぶときに重視していることランキング - goo ランキングをもとに書いてみます。


 このランキングをしげしげ眺めるに。


 1位になっているフレームのデザインというのは,確かに重要ですね。


 これはお世話になっている専門店の方にうかがったんですが,眉の形に応じてメガネの似合う格好というのがあるのだとか。ごく大ざっぱに言えば,フレームがセルか,それともメタルかという話じゃあなくて,ブローの部分がマルっぽい形が似合う顔の方と,四角っぽい形が似合うひとがいて,その基本には眉の形がある,ということらしいです。
 この基本を抑えつつ,デザイン的に遊んでみると,結構印象が違ってくるのではないでしょうか。メガネ使いのひとならばなおさらに。


 あとは,もちろん好みでありますな。


 セル・フレームがお好みのひともいて,メタル・フレームがお好みのひともいる。私はもともとメタルから入ったもので,結局いまは手元にあるフレームがすべてメタル(チタン)なんですが,ひさびさにセル・フレームがほしいな,なんて思っております。


 レンズの厚みは,実は「お値段次第」というところもあるんですよね。お安いのだと,視力の悪い場合はかなり厚くなってしまうのであります。それなりにシッカリと投資しないと,レンズの厚みが格好良いあたりに落ち着いてくれない,というのはありそうです。


 さて,最後にお値段ですが。


 最近は結構安い価格でデザイン性のあるメガネを作れるところもありますが。ひとによっては,オリバーピープルズとか,アラン・ミクリなどの輸入フレームがお気に入り,なんてケースもあるでしょうし,オプティシャン・ロイドやオブジェなどの専門店でないと落ち着かない,なんてひともいるでしょうね。


 地味なアイテムではありますが,結構しげしげ観察してみると個性が出てますよ。人柄も・・・,わかる,かも知れませんね。

ギリシアまで行ってくれる?

2007-05-26 21:14:53 | 日々雑記
結構,ごっついタイア履いてますからねェ。


 走破性は高いと思うですよ。
 ・・・ロンドン・タクシーならば,ですけどね。


 ということで,【こぼれ話】史跡目指してギリシャまでタクシーで走破=英女性(時事通信) - goo ニュースをもとに。


 UKでタクシーとなると,ロンドン・タクシーが真っ先にイメージされるところです。
 ただ,実際にはヴォクスホールだったり,フツーのセダンが使われていることもあるんですよね。でも,個人的な好みで,ロンドン・タクシーだと仮定して話を進めますと。


 ロンドン・タクシーを見ると,ちょっとレトロな外観がまずは目につきますですね。
 運転手さんに,「・・・までお願いしたいんだけど。」なんて窓越しにお願いすると,「あいよ。」とか返事が返ってきたり,親指で「いいぜ。」ってな合図を送られて,ドアに向かうと。
 で,ドアを開けるわけですが,後ろヒンジになっているから前からガバッと開くんですね。乗り込んでみると,助手席スペースが大幅に小さくなっているので,なかなかに広いんですよね。旅行客ならばスーツケースは余裕で飲み込んでくれるし,なかなかに使い勝手がいい。


 とまあ,旅行に使うにも悪くない仕立てなんですがね。


 UKからギリシアまでとは・・・。
 しかも,目的地での滞在時間は30分だとか。
 テッチャンならぬ,タクシー・フリークのばあちゃん!?とか思うですな。
 テレとさんでこんな企画,あったですよね。
 特製のタクシー・メーターとカルネを使って,東京からロンドンまでを走破するという企画が。シロートさんで同じようなことを考えるとは,思いもよらなかったです。


 出発地がUKのどのあたりか,ってことも気になりますが,相当に時間がかかりますよねェ。それこそ,かつて英国貴族がベントレーだったりを使って楽しんだ(かも知れない)大陸横断ドライブですな。


 相当楽しいドライブには違いないでしょうが,「メーター」が付いていると,そのカウンターがどう上がっていくか,そっちの方に興味があります。

やっと(?)決勝です(スタンレーカップ・ファイナルズ)。

2007-05-25 17:21:13 | スポーツ版雑記
決勝は,オタワ・セネターズとアナハイム・ダックス。


 いずれのクラブも,スタンレーカップ・ファイナルズを制したことはありません。とは言え,セネターズの前身は1回カップを奪取している記録がある,とのことです。
 それはともかく。カップを掲げたい,という気持ちはいずれも高いでしょうから,面白い決勝戦にはなるでしょうね。


 今回は,NHL=スタンレー杯はダックス対セネターズに(ロイター) - goo ニュースという記事をもとに,アイスホッケーの話であります。


 レギュラーシーズンで,安定した戦い方ができていたとしても,カップに手が届くかどうか,は別問題になる。アメリカン・スポーツに共通する怖さであり,魅力です。


 Jリーグだったり,ヨーロッパのサッカーなどで採用されている2回戦総当たりのリーグ戦ですと,長期的に安定した戦い方ができるチームが,優勝することができます。(当然,相手がある話ですから,相対的に見て,ですけれど)好不調の波を最低限に抑え込めるかどうか,が優勝できるかどうか,を分ける鍵,そのひとつになると思うのです。
 対してアメリカン・スポーツでは,レギュラーシーズンは「予選」的な部分を感じます。であれば,チームとして狙うのはレギュラーシーズンを最上位で通過すること,ではなくて,ポストシーズンに「進むこと」でしょう。レギュラーシーズンとは違う要素がポストシーズンでは求められる,ということでしょうし,ポストシーズンを戦い抜くための流れが重要,ということになるわけです。


 レギュラーシーズンでは,ポストシーズンへの切符を確保することと同時にポストシーズンを見据えたチームづくりが求められる。ポストシーズンになると,短期決戦には重要な「流れをつかむ」ための戦い方が大事になる。


 ある意味,1つのシーズンで2つの個性が違ったトーナメントを戦うようなものですが,これがアメリカン・スポーツに共通する個性であるように思うのです。


 競技の特質は,と言いますと,アイスホッケーはバスケットに似て,展開がスピーディです。また,戦術的なところはサッカーと通じるところもあるし,接触の激しさはラグビーもビックリ,なところがあります。個人的には,好きな競技であります。


 さて,NHLです。


 MLBと同じように,やっぱりポストシーズンは長いです。
 でも,メジャーのようにリーグが2つあるというわけではなくて,リーグとしては1つという形になっています。このリーグを東西15チームに分けて,さらに5チームずつ3分割して,レギュラーシーズンを戦うわけです。
 で,各地区1位と,2位の最高成績の4チームでプレーオフをはじめて,東西カンファレンスの首位を決める。で,はじめて決勝戦へと行き着くわけです。


 ポストシーズン,というには結構長い戦いを乗り越えてきたのが,セネターズとダックスというわけです。どっちが勝つか。楽しみにしております。

チャンピオンズ・リーグのこと「など」。

2007-05-24 17:09:09 | サッカー版雑記
やはり,イスタンブールと同じにはいかないですね。


 2シーズン前,ビックリするほど劇的な形でビッグイヤーを掲げたのは,リヴァプールで,そのときの対戦相手は今回と同じ,ACミランであります。
 でありますれば,今季も同じようにビッグイヤーを掲げられるかな?なんて思ったひともアンフィールド界隈には多かったのかどうなのか。


 確か,リヴァプールの公式サイトでは「優勝記念」のページを(恐らくは確認作業が表に出てしまったのでしょうが)フライングで掲載してしまったらしいですが,ちょっと楽観的な空気が流れたかも知れませんね。こういうときはだいたい,良い方向に話が進まないんですよね。緊張しまくっているのと,さして変わらないんです。
 ミランだって,2季前の屈辱は忘れていないだろうし,同じ失敗を繰り返すと思う方がちょっと問題でしょう。むしろ,失敗を取り返すべく臨んでくるに違いなく。


 で,ゲーム内容を大幅に端折ると,結果はミランの意気込みを示すことになりました、ということになります。
 ということで,ミランのユニフォーム,その袖に取り付けられているワッペンには“7”という数字が刻まれることになるわけですね。・・・まったくもう。


 そんな決勝,是が非でも見たいひとがいたようです。イタリアのアンテナ窃盗未遂男「欧州CL見たかった」(ロイター) - goo ニュースという記事を取り上げてみます。


 確かに,アルプスの近くだと電波干渉などがあってテレビが見にくいなんてこともあるかも知れません。ですけど,このひとが盗もうとしたのは衛星放送受信用アンテナ「だけ」で,チューナーのことには触れられていません。アンテナを持って行ったとしても,チューナーがなければ,結局見られないのでは?なんて思うのです。


 どうも,後先考えていなかったのでは?なんて思います。
 ただ,見たかった,その一心なのでありましょう。


 しかし,後先考えていなかった代償は大きいですね。「他人の財物を窃取」しかけたわけですから,この犯罪行為に関しては当然ながらシッカリと償っていただなければいけません。その結果が,禁固6月と罰金。かなり高くついたのではないか,と思います。


 私ですか?HDD録画もしておったのですが,イングランドびいきにとっては結果が結果ですから記録は真っ先に消去!であります。

カティサーク。

2007-05-22 17:30:30 | 日々雑記
スコッチを思い出すひともいるでしょう。


 ちょっと懐かしめ,のブレンディッド・ウィスキーですね。


 私もこのウィスキー,TVのCMでは知っているのですが,実際に飲んだことは意外にもないんです。ブレンディッド・ウィスキーよりも,シングル・モルトだったりアメリカンなバーボンなどが好みだからなのですが,調べてみれば,このカティサークはグレンロセスだったりマッカランを使っています。しかも,仕込みはシェリー樽,と。結構ゼータクな作りをしているウィスキーだったりするのであります。


 「響」もそうですが,ブレンドあなどるべからず,でありますな。


 ・・・そういう話じゃあなくてですね。


 このウィスキーの銘柄,その元ネタであるティークリッパーの,「カティサーク」であります。このカティサーク,燃えてしまったんです。ということで,今回は大型快速帆船「カティサーク」が火事、大きな被害 英国(朝日新聞) - goo ニュースという記事をもとに。


 私,カティサークは結構見ておりました。


 まだ,グリニッジに向かうにはテムズの下を通るトンネルを使う必要があった頃ですけどね。そのトンネルを抜けて,地上に出るとお出迎えしてくれるのが「カティサーク」だったんです。


 基本的にロンドンは緑(と言いますか,芝生)の多いところで,すごく快適に過ごせる場所が多いのですが,いちばん好きだった場所がグリニッジ・パークだったんです。丘の上を目指せばグリニッジ天文台があって,ふもとには海事博物館(もとは海軍病院だったそうです。)だったり,グリニッジ大学(こっちは王立海軍大学だったそうです。)がある。ちょっと海辺のような,でもちょっと山っぽいところもあって,すごく雰囲気がいい。流れる雲の速さはやっぱり海峡を感じさせる。飲み物とサンドイッチ,時にマジメな本だったりぺーバーバックを持って芝生の上に陣取っていたものであります。


 さて,カティサークです。


 もともとは,お茶を中国から運ぶための快速帆船として設計,建造されたものなのだそうですが,実際にはあんまりお茶の輸送には使われることのなかった,遅れてきたティークリッパーだったようです。
 優美な格好だな,と思うのは,スピードを出すための設計が成せる技だったんでしょうね。また,当時としては当たり前,だったんでしょうけど,甲板に使われている部材だったり,上級船員の居室,その調度などはかなり豪華な感じがしたものであります。


 不幸中の幸いだったのは,この船が大規模な改修中だったことです。
 そのために,甲板だったり工芸品,マストなどは被害を受けずに済んでいたのだとか。ただ,熱で鋳鉄フレームが劣化している可能性があるために,再建に関しては慎重な検討が必要,とのことです。


 できることならば,再建してほしいと思うのですがね。

ルー語と専門用語。

2007-05-20 16:12:33 | サッカー版雑記
最近,再び話題ですよねェ。ルー大柴さん。


 「なんだ,あんたは!?」と思うような強烈な勢いと,意味不明な横文字混じりのセリフ。「トゥギャザーしようぜ!!」なんて最たる例ですよね。かと思えば,マジメに語らせると知性を感じさせもする。


 実に面白いわけですな。


 しかし,ふと思うにルーさん的な言動をする人は結構いるわけですよ。いつぞやか,ここでも取り上げましたが,官房長官氏は「インテリジェンス」という言葉を説明もせずにそのまま使っていましたし,この流れでいくと「ルー語変換」はほぼいらないわけです。もともと,ルー語的な言葉を操っているわけですし。
 “ソリューション”なんて言葉はほぼ一般的になってしまった。「お客さま第一主義」なんて言い方よりも,“カスタマー・サティスファクション”という言葉の方がオシャレには見えるかも知れませんが,どちらがより伝わりやすい言葉なのか,フツーに考えればわかるような気がしますよね。


 で,カタカナ語ですが,サッカーなんかでも結構見ますですよ。


 スポーツライターの戸塚さんが,こちらのコラム(スポニチワールドサッカープラス)でも書いていますが,思ったよりもカタカナ語依存は強いですね。確かに,自分のことをふと考えてみても,サッカー関連だったりスポーツ関連の記事ではカタカナ語を使わないで書くことは少ないです。


 それだけ,専門用語が浸透しているという見方もできるかな,とは思います。
 ハンス・オフトさんが日本代表の監督をしていたときだったか,トライアングルだとか,アイ・コンタクトだとかという言葉が一般的になりはじめて,そのあたりから専門用語にカタカナ語が増えてきたように思います。
 ですが,シッカリとした理解をした上で使っているかと考えると,ちょっと自信がなくなるし,日本語で端的な表現ができるのならば,積極的に日本語に置き換える必要もあるかな,と。

 
 たとえば,戸塚さんも指摘している“ダイアゴナル“という言葉ならば,その動きをしている選手の位置を含めて,「中央へと絞り込むように斜めに走り込む」という表現をすれば,同じことが言えるわけです。また,トラバースという言葉は,一般的には「横」という言葉に置き換えた方が理解できる。


 恐らくは程度の問題なのでしょうが,「語感」でカタカナ語というのであれば,コレはちょっと問題がある。意味を通るようにしながら必要に応じてカタカナを使う。このことは,私にとっても教訓であります。

主張にも節度あり。

2007-05-17 17:34:55 | 日々雑記
・・・80億円(邦貨換算)ねェ。どういうんでしょ?


 80億円,という賠償額が認められるのはひとつには懲罰的な意味合いをのせる場合,またひとつには飛行機事故や鉄道事故など,被害に遭われた方が多数にのぼる場合などがあると思いますが,この事案では「被害」(と考えるかどうかも微妙だが)にあった人間はひとりだけ。しかも,懲罰的な意味合いを現実的にのせてしまえば,この被告サイドは完全に業務継続という道を断たれてしまう。賠償額を勝ち取ったとしても,支払い能力の面で「意味のない判決文」になる可能性だってあるわけです。


 ・・・何とも,「・・・」(イロイロ当てはまると思うですよ。)な請求をしたものだ,と思いますけどね。


 「ズボン弁償」80億円払え 原告は裁判官 米国(朝日新聞) - goo ニュースであります。


 確かに,お客様からお預かりしたものを紛失する,というのは役務を提供する会社としては問題があります。この点,しっかりとしたお詫びをお客様にしなければならないのは当然でしょう。恐らく,話をこじらせる原因の一端を,このクリーニング店のひとが作っているようにも感じはします。


 しかし,本件は不可解なことが多すぎる。


 あまりに多額な慰謝料の根拠は何でしょう。また,消費者保護法の網が一家全員にかかるというのはどういう理解なんでしょうね。法人として,クリーニング店自体にかかるなら理解もできますが。


 「形式的に」どれだけの主張ができようと,そしてその主張に裏付けがあろうとも,「現実」という部分からの拘束がかかるはずです。


 今回の事案で言えば,ズボン1本の紛失によってどれほどの迷惑を被ったのか,という部分で一定の枠があるはずですし,「懲罰的賠償」という考え方のある国ですが,懲罰的に賠償を課さねばならないほどに悪質なモノか,という判断も必要でしょう。また,いかに家族経営という実態があるにせよ,個人ベースで消費者保護規定を当てはめようとすることに対して,法的な妥当性があるかどうかという縛りがある,などが容易に考えられるはずです。


 これらの部分を冷静に見ていけば,現実味を欠く主張ということになってしまうことは明らかでしょう。にもかかわらず,強硬な主張を続けるというのは「権利」であったり「主張」を表に出しながら,背後に何らかの意図があると探られても仕方ないところがあるでしょう。


 アメリカだから,ということではなく,法的な主張をするにしても自分たちが住んでいる社会,その社会から遊離してしまっているような主張までができるわけじゃあない,ということは意識しておく必要があるように思います。