🌸🌸女性の体質改善は4ヶ月🌸🌸
調子の悪い女性は、「気虚」「血虚」「気滞 瘀血」と、
血流が悪くなる体質1つだけというより、
複数の体質を合わせ持っている場合がほとんどです。
その場合も、まずは「気虚」の改善から始め、
順に「血虚」「気滞 瘀血」の改善に取り組んでいきましょう。
この血が
「つくれない・足りない・流れない」
三つの体質を順番によくしていきますが、
体質改善は短期間で行っています。
ここでいう短期間というのは4ヶ月です。
4ヶ月という期間の理由は、2つあります。
1つ目の理由は、赤血球の寿命です。
赤血球は骨髄で生まれて全身の血管えと流れて行きます。
そして、古くなってくると、最後は脾臓で壊されます。
この期間が120日。
すべての血液を新しく生まれ変わらせるために4ヶ月が必要なのです。
2つ目の理由は、女性のリズムを作る卵子です。
といっても、なぜ血流の話に卵子がかかわるのか不思議に思われるかもしれません。
漢方では、「子宮は血の海 」という言葉があります。
女性にとって非常に大切な血は
子宮・卵巣系の働きに象徴されています。
血流の状態がよくて初めて生理の状態はよくなりますし、
生理の状態がよくないと血流の状態もよいとはいえません。
この生理のリズムのもととなる卵子が準備されるのに約4カ月かかるのです。
女性の卵子は胎児のときにつられると、
その後二度とつくられることはありません。
卵子は卵子の倉庫である卵巣に蓄えられ、
そこから選ばれた卵子が生理周期に合わせて取り出されます。
卵子を取り出せる状態になるのに4ヶ月かかるのです。
しかし、4ヶ月たたないと変化が起きないわけではありません。
日々着実に体は変わっていきます。
体調もしだいによくなっていきます。
そして何より、一ヶ月ごとの生理が目に見えて変わります。
僕が婦人科のカウンセリングをしていてよかったと思うことの1つは、生理というもので、
目に見えて変化を実感してもらえることです。
やはり、人間、わからないもは続けづらいのです。
女性はその点、非常に得です。
生理で、目で見て血流の状態が分かるのですから。
どうしても人間「すぐに」効果が出ることを求めます。
たった3日で、とか1週間で効果があればいいのに、と思います。
僕もその気持ちはよくわかります。
もしかすると、4ヶ月というと長く感じられるかもしれません。
しかし、これは一生ものの体の土台を整える方法を身に付けるための期間なのです。
長い人生の中の4ヶ月と考えてみるとどうでしょう。
決して長くはないと思いませんか?
そして、実は4ヶ月かけることには、もう一つ意味があるのです。
以前、熊野古道歩いたことがあります。
そのときに願いを叶えるということは、「あぁ、そういうことか」と妙に納得したのです。
今と違って昔の人は京都から熊野まで往復一ケ月かけてお参りをしていました。
皇族や貴族、あるいは裕福なひとたちならいざしらず、
庶民が1ヶ月かけて旅をするというのは相当に大変なことだったと思います。
1ヶ月分の旅費、生活費、あるいは残された家族のためのお金。
もちろん治安も良くなかった当時、山賊や追いはぎなどに襲われることもあったので、
大変な覚悟も必要だったでしょう。
ただ単に観光に行くというよりは、願いを叶えるためのために一心に熊野をめざします。
昔のひとが歩いた熊野古道をてくてくと一歩一歩、歩きながら、
妙にリアルに納得しました。
「ご利益ご、願いが叶う」というのは、
積み上げていくことなんだ。
病気のお母さんに元気になってほしい、
赤ちゃんに恵まれたい、
幸せになりたい。
そんな願いを叶えるために、旅をする前の準備から、
往復1ヶ月にもわたる旅路間、叶えたい願いを思い浮かべ、
今までのことを振り返ってみたり、
これからの自分に思いを馳せたり、…。
巡礼に出るために、そんなふうにして昔のひとは1日1日を歩いて行ったのです。
願いが叶う、ご利益というのは、神様がくれるものではなくて、
自分の積み重ねた行いによって手に入れたものなのだと思うのです。
熊野詣で、お遍路さん、お百度参り、願かけ、…。
昔から伝わる願いを叶える方法は、すべて思いを込めながら何日にもわたって続けていくものです。
単に霊験あらたかな場所に行くというよりも、
その思いつづける行為そのものに意味がある。
日々、願いを意識して生活や行動を変えていくための昔のひとの知恵から生み出された伝統なのです。
これと同じことを漢方相談でも感じています。
ぼくの相談を受けられる場合、初回は必ずお店に来ていただいています。
大阪や東京、あるいは沖縄や北海道といった遠方の方でも、
必ず最初は出雲まで来ていただいているのです。
以前はお電話だけで漢方をお送りしていたこともありました。
しかし、電話だけの方よりも、出雲まで足を運んで相談された方のほうが、圧倒的によい結果が出るのです。
たとえば妊娠率では、3倍も違いました。
とても不思議だったのですが、お話をうかがううちに理由がわかってきました。
出雲まで来られた方は、みなさん忙しい中、何とか時間をやりくりしたり、
ふだんあまりとらない休みを無理や
取ったりします。
わざわざ出かけることが、今までの生活を見直すきっかけになったり、
夫婦で話し合うきかけになったり、
日常を飛び出すことで気持ちが楽になったりしていたのです。
そして、血流を改善する方法を一つ一つ着実に実行されたからこそ、結果につながったのです。
ただ単に通信販売のようにお手軽に始めるのと、
時間と手間をかけ自分の望みを明確にして始めること。
その効果には3倍もの差がありました。
熊野古道を歩いたときに、思いを込めて行動することにこそ意味があるんだなぁ、とすーっと腑に落ちました。
体が変わるのに4ヶ月かかります。
しかし、この4ヶ月を単に体の変化を待つだけの時間にせずに、
自分自身を変える4ヶ月にしてみませんか。
次号からは、体を整えて血をつくり、増やし、流れるようにするための方法を一つひとつお伝えしていきます。
単にノウハウとして実行するのではなく、ぜひ自分の願いをはっきりとさせて、思いを込めて実行してください。
自分自身が積み重ねたのは、絶対に自分を裏切りません。
あなたの願いを明確にして、それを実現するために血流を増やしてほしいのです。
そうすれば4ヶ月後、大きく変わった自分に必ず会います。
(「血流がすべて解決する」堀江昭佳より)
調子の悪い女性は、「気虚」「血虚」「気滞 瘀血」と、
血流が悪くなる体質1つだけというより、
複数の体質を合わせ持っている場合がほとんどです。
その場合も、まずは「気虚」の改善から始め、
順に「血虚」「気滞 瘀血」の改善に取り組んでいきましょう。
この血が
「つくれない・足りない・流れない」
三つの体質を順番によくしていきますが、
体質改善は短期間で行っています。
ここでいう短期間というのは4ヶ月です。
4ヶ月という期間の理由は、2つあります。
1つ目の理由は、赤血球の寿命です。
赤血球は骨髄で生まれて全身の血管えと流れて行きます。
そして、古くなってくると、最後は脾臓で壊されます。
この期間が120日。
すべての血液を新しく生まれ変わらせるために4ヶ月が必要なのです。
2つ目の理由は、女性のリズムを作る卵子です。
といっても、なぜ血流の話に卵子がかかわるのか不思議に思われるかもしれません。
漢方では、「子宮は血の海 」という言葉があります。
女性にとって非常に大切な血は
子宮・卵巣系の働きに象徴されています。
血流の状態がよくて初めて生理の状態はよくなりますし、
生理の状態がよくないと血流の状態もよいとはいえません。
この生理のリズムのもととなる卵子が準備されるのに約4カ月かかるのです。
女性の卵子は胎児のときにつられると、
その後二度とつくられることはありません。
卵子は卵子の倉庫である卵巣に蓄えられ、
そこから選ばれた卵子が生理周期に合わせて取り出されます。
卵子を取り出せる状態になるのに4ヶ月かかるのです。
しかし、4ヶ月たたないと変化が起きないわけではありません。
日々着実に体は変わっていきます。
体調もしだいによくなっていきます。
そして何より、一ヶ月ごとの生理が目に見えて変わります。
僕が婦人科のカウンセリングをしていてよかったと思うことの1つは、生理というもので、
目に見えて変化を実感してもらえることです。
やはり、人間、わからないもは続けづらいのです。
女性はその点、非常に得です。
生理で、目で見て血流の状態が分かるのですから。
どうしても人間「すぐに」効果が出ることを求めます。
たった3日で、とか1週間で効果があればいいのに、と思います。
僕もその気持ちはよくわかります。
もしかすると、4ヶ月というと長く感じられるかもしれません。
しかし、これは一生ものの体の土台を整える方法を身に付けるための期間なのです。
長い人生の中の4ヶ月と考えてみるとどうでしょう。
決して長くはないと思いませんか?
そして、実は4ヶ月かけることには、もう一つ意味があるのです。
以前、熊野古道歩いたことがあります。
そのときに願いを叶えるということは、「あぁ、そういうことか」と妙に納得したのです。
今と違って昔の人は京都から熊野まで往復一ケ月かけてお参りをしていました。
皇族や貴族、あるいは裕福なひとたちならいざしらず、
庶民が1ヶ月かけて旅をするというのは相当に大変なことだったと思います。
1ヶ月分の旅費、生活費、あるいは残された家族のためのお金。
もちろん治安も良くなかった当時、山賊や追いはぎなどに襲われることもあったので、
大変な覚悟も必要だったでしょう。
ただ単に観光に行くというよりは、願いを叶えるためのために一心に熊野をめざします。
昔のひとが歩いた熊野古道をてくてくと一歩一歩、歩きながら、
妙にリアルに納得しました。
「ご利益ご、願いが叶う」というのは、
積み上げていくことなんだ。
病気のお母さんに元気になってほしい、
赤ちゃんに恵まれたい、
幸せになりたい。
そんな願いを叶えるために、旅をする前の準備から、
往復1ヶ月にもわたる旅路間、叶えたい願いを思い浮かべ、
今までのことを振り返ってみたり、
これからの自分に思いを馳せたり、…。
巡礼に出るために、そんなふうにして昔のひとは1日1日を歩いて行ったのです。
願いが叶う、ご利益というのは、神様がくれるものではなくて、
自分の積み重ねた行いによって手に入れたものなのだと思うのです。
熊野詣で、お遍路さん、お百度参り、願かけ、…。
昔から伝わる願いを叶える方法は、すべて思いを込めながら何日にもわたって続けていくものです。
単に霊験あらたかな場所に行くというよりも、
その思いつづける行為そのものに意味がある。
日々、願いを意識して生活や行動を変えていくための昔のひとの知恵から生み出された伝統なのです。
これと同じことを漢方相談でも感じています。
ぼくの相談を受けられる場合、初回は必ずお店に来ていただいています。
大阪や東京、あるいは沖縄や北海道といった遠方の方でも、
必ず最初は出雲まで来ていただいているのです。
以前はお電話だけで漢方をお送りしていたこともありました。
しかし、電話だけの方よりも、出雲まで足を運んで相談された方のほうが、圧倒的によい結果が出るのです。
たとえば妊娠率では、3倍も違いました。
とても不思議だったのですが、お話をうかがううちに理由がわかってきました。
出雲まで来られた方は、みなさん忙しい中、何とか時間をやりくりしたり、
ふだんあまりとらない休みを無理や
取ったりします。
わざわざ出かけることが、今までの生活を見直すきっかけになったり、
夫婦で話し合うきかけになったり、
日常を飛び出すことで気持ちが楽になったりしていたのです。
そして、血流を改善する方法を一つ一つ着実に実行されたからこそ、結果につながったのです。
ただ単に通信販売のようにお手軽に始めるのと、
時間と手間をかけ自分の望みを明確にして始めること。
その効果には3倍もの差がありました。
熊野古道を歩いたときに、思いを込めて行動することにこそ意味があるんだなぁ、とすーっと腑に落ちました。
体が変わるのに4ヶ月かかります。
しかし、この4ヶ月を単に体の変化を待つだけの時間にせずに、
自分自身を変える4ヶ月にしてみませんか。
次号からは、体を整えて血をつくり、増やし、流れるようにするための方法を一つひとつお伝えしていきます。
単にノウハウとして実行するのではなく、ぜひ自分の願いをはっきりとさせて、思いを込めて実行してください。
自分自身が積み重ねたのは、絶対に自分を裏切りません。
あなたの願いを明確にして、それを実現するために血流を増やしてほしいのです。
そうすれば4ヶ月後、大きく変わった自分に必ず会います。
(「血流がすべて解決する」堀江昭佳より)
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