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ともに生きる

2020-02-05 20:53:00 | お話

🍀🍀ともに生きる🌸🌸


動物🐶は多細胞生物🍀である。

動物🐶は多数の細胞から構成されており、
その多数の細胞が協調🌸して活🍀動している。

動物の進化⚡️は、一部の細胞が自ら独立性🌸を下げ、

「全体の一部」として機能🌸することを選んだ時から始まった。☀️

単細胞から多細胞への進化は、
歴史上、何度か起きている。

そのうちの一度が動物🐶とつながった。

植物や菌類、さまざま海藻へとつながった進化⚡️もある。

その他、あまり知られておらず、
注目👀もされない生物へとつながった進化⚡️もある。

それぞれが単独で海🌊の中を漂っていた単細胞生物がいつかの時点🌟で出会い、

結合して多細胞になり、それがやがて動物になったのではないか、とつい考えたくなるが、

おそらくそうではないだろう。😊

単細胞生物🍀の細胞は分裂⚡️をする。

通常は細胞が起きると、母細胞🌸と分裂💢に生じた娘細胞🌟は完全に別れて生きることになる。

ところがある時、細胞分裂が起きたのに母細胞🌸と娘細胞🌟が完全に分かれない、ということがあった。

これが動物🐶の起源🌟だと思われる。

現在でも、単細胞生物が分裂したのに、

その後、母細胞🌸と娘細胞🌟が完全に独立しないということは時々起きる。😊🎵

仮に、分裂が何度か繰り返されたにもかかわらず、

新たに生じた細胞🍀がどれも独立しなかったとしよう。

独立せずに、すべての細胞がともに生きるようになったのだ。😊🎵

この集団を構成する細胞🍀たちは、ともに海🌊を漂い、ときには細菌🌸など食べるだろう。

だが、この細胞集団が次にどういう進化をしたのかは、

今のところよくわかっていない。

いくつかの説があり、それぞれに一応の証拠🍀はあるが、

どれを正しいと判断⚡️すればいいかはわからない。

現状、最も有力とされる説では、

この細胞集団がどこかの時点⭐️で海🌊の中を漂うのをやめた🚫、とされている。

漂う☁️のではなく、海底に定住🍀する生き方を選んだということだ。😊🌟

定住した細胞集団はやがて進化して、身体の穴から海水💧を取り入れ、

その中から栄養分🌸を吸収した後、水を吐き出す💨、という生き方をするようになった。

つまり、海綿動物🌱が生まれたというわけだ。😊

これは海綿動物が私たちの祖先だと言っていることになる。

「カイメンだって? ありえない。

もっと先祖らしい生物🍀がいるんじゃないのか」

と思う人が多いだろう。

何しろ、カイメンは動くことができないのだ。😊

先祖というよりは、進化の袋小路のようにも思える。

だが、実は動かないのは大人のカイメン(成体)だけである。

カイメンの幼生🌸となるとまた事情が違う。

幼生は泳ぐ🏊🏻‍♂️ことができる。

泳いで定住の場所🍀を探す。

そして、ここと決めた場所で大人のカイメンになる。😊

幼生に脳🧠はない。

だが、その身体には外界の様子を知るセンサー📡が備わっている。

その幼生の中に、泳ぎ続け🏊🏻‍♂️、定住しないものがいたのではないか、

と考えられている。

運動機能を維持🌸し、海の中で泳ぎ続けたまま性的に成熟するようになり、

また新たな生き方を始めた。⭐️

この変わったカイメンが、

他のすべての動物の母🌸になったというわけである。😊☀️

海底に定住する従来のカイメンとの枝分かれが起きたと考える。🍀


この説を唱える人がいるのは、1つにはカイメンが私たち人間🍀とこれ以上ないほどかけ離れた生物だからだろう。

だが、注意⚠️すべきなのは、私たちとどれだけかけ離れていても、

その生物が「古い」わけではないということである。

現代のカイメンもやはり、私たち人間🍀と同様、長い進化の歴史の産物である。

だが、カイメンが進化の歴史の早い段階で人間🍀の祖先と枝分かれしたことは事実⭐️だ。

だから、カイメンを観察🔎すれば、初期の動物がどのようなものだったかを知る手がかりは得られる。✊

最近の研究🔬では、海綿動物は人間🍀から「最も」かけ離れた動物ではないことがわかっている。

最もかけ離れた動物は、おそらく有櫛動物だと今は考えられている。

有櫛動物はクシクラゲ類とも呼ばれており、

いわゆる「クラゲ」に外観は似ているが、実は進化的には大きく異なっている。

クシクラゲは非常に繊細な生物🍀である。

ほぼ透明で、丸みを帯びた形をしており、身体には色鮮やかな髪の毛のような線が何本も走っている。

クシクラゲは、カイメンよりも早く私たちの祖先と枝分かれしたと考えられる。🌟

枝分かれをした時点での生物が、現在のクシクラブに似ていたかどうかはわからない。

クシクラゲと人間🍀の共通祖先は、そのどちらとも違った生物だからだ。

だが、多細胞になったばかりの動物の祖先が、
現在のクシクラゲのようなものだとすれば、また別のシナリオ📖が浮かびあがる。

運動能力を持った初期の細胞集団は、現在のカイメンの幼生🌸のようなものだったのではなく、

クシクラゲのような薄い膜に覆われた丸みを帯びた生物🍀だったと考えるのだ。

クシクラゲに似た姿をしていて、原始的なものではあるが、水中を泳ぐための運動機能を有していた。

定住を拒否し動き続けたカイメンではなく、

この水中を漂うように動くだけの幽霊のような生物が、

すべての動物の母🌸なのかもしれない。


多細胞生物が誕生🌟すると、それまではめいめい自分勝手に生きていた細胞が、

大きな生物🍀全体の一部として機能🌸するようになった。

ただ細胞が集まっただけの塊ではなくなるためには、

細胞間の協調🌸が不可欠になったのだ。

単細胞細胞生物であっても、互いの存在を感知💓し、それに反応することがあるというのはすでに書いた通りである。

多細胞生物🍀の場合、細胞間のそうしたやりとりは、より複雑になる。

そして多細胞生物の身体全体が、

その細胞間のコミニケーション🎵能力に依存して生きている。

単細胞生物🌸の場合は、外にいる他の個体とのコミニケーション🎵だったが、

多細胞生物🍀だと、体内の他の細胞とのコミニケーション🎵になる。

単細胞生物🌸であれば、1つの個体だけが機能すれば個体は生きられるが、

多細胞生物🍀では、複数の細胞が協調🌸しあって初めて1つの個体が生きられる。

動物の細胞間の協調🌸には、いくつかの種類がある。

1つは、細胞間で情報⚡️を伝達し合うという種類の協調🌸だ。

植物など他の多細胞生物🍀の細胞間にも見られる。

このおかげで、多細胞生物は成り立つ、つまり全体として1つの個体として存在✨できる。

もう一つは、より歴史の浅い協調🌸で、動物に特有のものだと言っていい。

動物は少数の例外を除き、規模の大小に違いはあるが、

ほぼ全て神経系⚡️を持っている。

神経系は、個体を構成する1番の特殊な細胞間で、

ある特定の物質🌸がやりとりされることを基礎として機能🍀する。

動物の中には、この特殊な細胞が1カ所に大量に集まって、

特異な情報伝達⚡️を行う電気⚡️科学的信号🚥を飛びかわす

「脳🧠」と呼ばれる器官になっているものがある。😊🎵


(「タコの心身問題」(みすず書房)ピーター・ゴドフリー=スミス、夏目大訳)


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