林檎との出会いのお話（１）

林檎に「退院おめでとう」コメントをたくさんいただき、
ありがとうございました
昨日も消毒に行きましたが、待合室で（キャリーの中ですが）寝てましたよ
帰宅したら嬉しさ全開で跳ね回っていました

さて、今日は林檎との出会いのお話です

５月の中旬頃、庭の草むしりをしていた私の前を
１匹の猫が子猫を咥えて移動していました
しかも「あ、子猫　キジトラだ…」
ってことは、近くに巣がある可能性があります

ですが、ものすごく慎重なお母さん猫で、
親子を見たのは　数日後の夜の１度だけでした

６月２日（火）の朝
いつもどおり私の朝食を狙っていた苺が、急に窓辺にダッシュ
醍醐も一緒に窓の外をガン見しています

鳥さんでもいるのかなぁと思ったら

隣家の物置の屋根の上に　にゃんこがいるではありませんか
（網戸越しなので見えにくくてすみません）

可愛いキジシロの親子でした
広いリビングに　日差しを遮る木の葉の屋根
「すてきなおへやですね」（醍醐）

醍醐もそう思う？
「おともだちになりたいな」（苺）
「ぼくもです」（醍醐）

醍醐はお母さん狙いじゃないの

しばらくして、もう１度見てみたら…
きゃ～　可愛いキジトラベビー

お母さんと　子猫が２匹だったのね

うふふ、小さくて可愛いなぁ

しかし、お母さん猫は私たちの覗き見＆盗撮に怒ったのか、
またどこかへ移動してしまいました

ここまでを、面白おかしく記事にするつもりだったのに…

６月５日（金）
３にゃんの朝食を終えて、
夫はごみ捨てに行き、私は人間の朝食の準備に取り掛かりました
すると夫が数秒で戻って来て
「キジシロ母さんが子猫を連れて来てるよ
　早くカメラを持ってきて～」
こりゃあ朝食の支度なんてしてる場合じゃないわ
いそいそとカメラを持って外に出ると

お～いたいた
さあ撮るぞ～
ところが、チビ猫が振り返ると

えどういうこと
とっさに状況が分かりませんでした
近付いて　よく見たら

右の目から赤い涙を、左の目から緑色の涙を流していました
ヨタヨタと足取りも覚束なくて…

キジシロ母さんは、車の下とはいえ　かなりの至近距離から私たちをじっと見つめています
子猫を触っても怒りませんし、子猫を呼び戻すこともしません
あんなに慎重なお母さん猫が…

両目が見えず、このまま放置すれば数日の命です
それに、病院に連れて行ったとしても　場合によれば手遅れかもしれません
お母さんのいるところに　自力で戻れないほどですから…

キジシロ母さん、もしかして 私たちの行動パターンを調べてたのね
私たちに　子猫を託すつもりなのね

「お母さん　この子は私が預かってもいいのね？」
私は何度もキジシロ母さんに問いかけました
キジシロ母さんは、私の顔をじっと見つめたままでした
キジトラ母さんも頬がげっそりとこけていて…

急いでケージを取ってきて、子猫を保護しました
もう一度「お母さん　あとは私に任せてくれるわね？」と問いかけました
キジシロ母さんはやはり微動だにせず、私をじっと見ていました

キジトラ子猫はほんの少し抵抗しましたが、おとなしくケージに入っています
何か口に入れるかと、水やスープを用意しましたがダメでした

朝一番で病院に連れて行きました

この続きはまた明日

林檎は幸運のかぎしっぽで～す


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