MS「多発性硬化症」と共に生きる

難病の「多発性硬化症」患者です。家での映画鑑賞とガーデニングが趣味でです。薔薇が好きになり信仰に支えらながらの毎日です。

7年間が経って

2023-11-11 15:23:18 | これまでのこと

2~3カ月に一度の家庭集会は7年間で幕を降ろした。

母は忠実に実家から私のマンションに生協の品を毎週運んでくれていた。

その代わりに私は料理でもてなし、楽しい時間を過ごした。

でも7年経って母が私のマンションに来るのが限界になった。マンションは実家から途中で乗り換えて、KK病院より先にあった。遠いのだ。

それで私はマンションを実家と職場の間あたりに買おうと探したが、今のマンションよりいい物件は見つからなかった。

ある日、郵便受けにチラシが入っていた。それはカナダの輸入住宅のチラシだった。

私はその建築会社に直ぐに電話をした。そしてモデルハウスを一緒に見に行った。

一目で気に入った。バリアフリーだし、ペアガラスで温度の気密性もいいし、置いてあるインテリアまで趣味が合った。

一戸建てを建てる気など全くなかった私がすっかりその気になっていた。

今度は土地探しだ。私は3つの条件で祈った。実家と職場の中間であること、坂がないこと、バス停が近いこと。

新聞の小さな物件の欄を見てもなかなかそれらしい所は見つからなかった。

ある時、物件欄を見ていると一つの欄が目に飛び込んできた。これだと思った。そこには3つの条件を満たした情報が書かれてあった。ここにしようと決めた。

翌日家族でその土地を見に行くと古家が建っていて、玄関が高い位置にあるので庭が沈みこんだように見えたので誰もが反対した。

でも建築業者は玄関の位置を変えると大丈夫ですよ、と言った。私もそう思った。

その日マンションに戻って考えていると、普段は掛からない電話が次々に掛かった。

ある人はその地区で事件があった(大昔のことである)のでよくない土地だと言い、ある人は値段が高すぎると言った。私の頭は混乱してしまった。私は契約を一日延ばしてしまった。

そして次の日契約しようと電話すると、その土地は売られていると言う。ショックだった。

自分で決めていた筈なのに何で人の言葉に惑わされて、電話しなかったのか。

自分の信仰の無さ、愚かさに「バカ!バカ!バカ!」と自分を苛んだ。

一週間ずっと落ち込んでいた。

 

            建築実例 | 建築家と創る輸入住宅「ロビンスジャパン」


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