陰陽五行の 神秘性 ①

神秘性とは？？辞書には人間の知恵では押しはかれない不思議なこと、人知を超えた不思議なさまとあります。普通では考えられない意味でしょうか？

いずれにしてもこの神秘性なるものは　境地 （立場 心境） に到達することによってこれまで想像出来なかったことが初めて見えてくるものです。眼からウロコ　が落ちるとはこれを意味するのでしょう。

実感出来るかどうか？これは、ごまかしでも、薄気味悪い霊感占いでもありません。陰陽五行論の神髄に到達出来ているかどうかです。但し、科学的根拠がハッキリしないものは論外です。

通変星　吉凶星の占いも同様に 論外です。泰山全集：２２巻の内　第６巻　調候用神大法の冒頭部分の一部には、格局、 調候ともに併用なすことは看命 （事相鑑定） を完璧にするべき理法であり、理は古今を通して誤りはありません。

真の理法は 科学であって 決して非合法　非科学ではありません・・泰山先生が記述されています。従って当所の推命学 （講座、事相看法） は、陰陽五行　真の理法に基づいた内容であることを明確にしています。

最近、目に入るのは、四柱推命に関するブログです。五行の ご の文字も見かけなかった記事も最近 五行の文字 が頻繁に表記されるブログが多くなりました。

しかし、五行の根本原理が理解されずに 急に五行を表記されても　所詮、付け焼刃 （つけやきば）に過ぎませんから神髄への到達は到底不可能でしょう。 　ホームページ

 

くじけないで・・柴田 トヨさんの親子関係

柴田トヨさん （１９１１・６・２６日～２０１３・１・２０日） の 親子関係、息子さんは飽きっぽい性格なのか仕事は何をしても続かない　母親のトヨさん 妻の静子さんに心配をかけるばかりでしたが、文字（文章）を書くことは 認知症の防止なる・・

思い立って母親に詩作を勧めた健一さん・・トヨさんの生涯を描いた映画　”くじけないで”を 鑑賞しました。仕事を始めても 即、嫌になる　その度に　この仕事は自分に向いてない。ギャンブルに走る・・回数を忘れるほど転職の繰り返し・・・

でも、出来ることはあるのですね。ヨネさんに熱心に詩作のアドバイス・・それまではダメ男でしたが健一さんがいなかったら・・詩作を進める人はなく、ヨネさんには有意義な老後はなかったでしょう。 私は ”くじけないで” から生きる勇気が沸いて来ました。

この映画を見て感じたのは、どんな人でも　長所があることです。本人がそれに気が付いているか、どうかですね。大きくなったら〇〇になりたい・・夢を持つお子さんがありますが　ケタはずれな夢でないのは確かです。でも、それを否定する親御さん。

成人して 世間の常識に沿っても上手く行かない実例が何と多いことでしょうか？ヨネさんは月令を得て身旺の命です。７０歳代以降の 大運 寅卯辰・春運は、周囲から生助が得られる運に廻ったのが幸いでした。高齢期とは云え絶好の時期を有効に活動されたのは何よりでした。

講義録 応用事相編 （P41）長寿者の命式例をご確認ください。ヨネさんは 栃木県出身 生家は裕福な米穀商でしたが１０代で家運が傾向いて奉公生活（住み込みで働く）親不孝のような健一さんは結局は孝行息子・・・“人生いつだって これから”　朝は必ずやってくる ・・・その通りですね。　中村素山 四柱推命 HP

 

 

 

食神格と食生活

食神は日干の漏生作用によって発生する通変星の一つ、アウトプットの星です。食神は文字通り 食 に関係が深く、健康運　物質運 （土地家屋） など資産も意味します。

この食神が四柱命式中のどの場所にあるが？生れた季節の地支が 食神 になる場合は ほかの五行数　力量にもよりますが 概ね 食神格 となります。

日干身旺 又は、中和で食神月令得る 日干も食神も健旺なる時は、一生涯衣食に恵まれるでしょう。　これは、私の空想でも単行本を読み取ったものでもなく、身内　知人の命式から実際に確認したものです。

食神が根強い方は食生活を大切にされていますから 健康で生き生き、明るい表情　皮膚もつやつやです。これに対しておしゃれ優先で食べることに関心が薄い人は、胡瓜一本の買い物も選ってばかり、暗い表情で顔色も冴えないのが特徴です。

最近の様にインスタント食品の消費が主流になっても、食に拘る人、グルメ志向の人は、食事は自らの手づくりです。自分で調理すれば、食品添加物の使用は控えますから 有害物質の悪影響を受ける可能性は少なくなりますね。

有害物質の取込みか原因して、癌・悪性腫瘍 で余命宣言を受ける 若年者　良くも悪くも食生活の影響はハッキリと現われますね。このブログを見て下さるあなたは食生活に対する関心度は如何でしょうか？？　　ホームページ

　

家運の繁栄と衰退

家運の繁栄と衰退　個人の運命には、必ず、盛運期と衰退運がありますが、家系にも　家運があります。様々な命式に接していると否応なく実感します。生家の繁栄と衰退、相続運のあるなしも個々の命式にハッキリ現れます。

四柱命式中 年柱 地支の十二運が長生　冠帯　建禄　帝旺の方は、祖父母、両親の運勢が盛旺の現われです。では、衰退運はどうでしょうか？未来永劫 盛運でありたいと願っても現世に生きる子孫によって家運の衰退、没落　崩壊となる可能性は充分にあります。

格式ある旧家 （名家） 大資産家 等々何代にも亘って繁栄する家系　祖父、父親が一代で築き上げた資産家など様々です。資産保有、又は、名誉を重んじる家系では相続問題が発生します。

後継者 （相続人）が決まっていれば問題ありませんが、特に財産に関する争いは嫌なものですね。昔と違って名誉だけでは相続したくない・・若い世代ではこのような例もあるでしょう。

考えが古いですが相続はやはり男性が継承するのが理想的ですね。それも身旺でなく、むしろ身弱で温厚誠実な性格の持ち主が相続継承に適しているからです。

TVドラマにあった女系家族の相続争いは見苦しいものがあります。姉妹が多い場合は、必ず、嫌味な性格の女性が自我を押し通します・・争いを好まない者は自然に離れますから その一族は崩壊、嫌なものですね・・・　　ホームページ

四柱推命の鑑定が出来るまで・・・

四柱推命の鑑定が出来るまでに必要な学習項目（内容）は、講義録をお求め下さった方は理解して頂いてますね。当所は、子丑寅卯・・甲乙丙丁・・十干十二支から陰陽五行 （木火土金水） の相生相剋・・・

そして、造式法から命式表の作成方法　性情 （性格判断） 論・・日干に取ってどの五行が喜神か忌神か？四柱八字の干支五行の力量などを正しく学びます。

続いて 格局論 では実際に鑑定を行う時の拠点となる　食神格　正財格などの格局の選定法・・行運論では生れた後に変動する未来の吉凶判断を学びます。

どの項目も ”陰陽五行の相生相剋・大過不及” に関連しており、五行は一本の糸に繋がっていますから切り離しては考えられません。

出生後に変動する後天運、盛運期　衰退期の予知判断は、五行論抜きでは不可能ですから、適職判断、結婚運、対人関係の相性ほか、陰陽五行を基に鑑定法を学びます。しかし、なぜ、通変星の占いは不備なのでしょうか？

甲～癸までの十干を日干から見る関係を表現 （表示） するには 食神 傷官は、日干から相手を生助する。エネルギーを漏生する。 財星は、日干から相手を剋する。官星は、相手から剋される。印星は、相手から援助を得られる など

食神、正財などの通変星は、長々しい文章表現を避ける為の記号に過ぎません。この記号で人生の一大事を判断するのは軽薄ではないでしょうか？ 　ホームページ