癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

星野富弘の幸せ

2005年02月18日 12時11分10秒 | 癒  し
妻がコタツの上で友達に絵葉書に便りを書いていた。チョッと覗いてみた。可愛い木の葉の絵に小さな字で詩が添えられている。「これは誰の作品か」と妻に尋ねた。
小学校の体育教師のなり立てに、模範演技中に頚椎を痛めて手足の自由を失いながらも、筆を口にし書いた星野富弘さんの作品だと、何冊かの詩画集を本棚からか出してきた。ファンだと言う。
目の前に掲げているカレンダーもそれであることに気付く、如何に無知と無関心な小生であるか・・・・。

 痛ければ 痛みのなかを  淋しいければ 淋しさの中を歩こう
 上を向いたままの 顔の上にも  動かない手を置いた 布団の上にも
 どこまでも続く 広い道がある

体を動かす事の出来ない病床の中で広い花道を歩いている。「夢・想像・思い出・そして現実」を筆1本を口に銜えながら、前向きに生きていることがこの詩の中から感じ取られた。
彼を支える奥さんへの感謝。病床に付いてから、失ったもの以上のものを得たという・・・・・・・。
 チョッと齧った程度で分かったような・偉そうな事は言えないが・・・・・「苦しみ・無念さ・哀れさ」などを感じさせることなく「きれい」な作品に作り上げているところに、読者が引き付けられる所以だろうと・・・・。

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