芳野星司 はじめはgoo!

童謡・唱歌や文学・歴史等の知られざる物語や逸話を写真付でエッセイ風に表現。

戯曲 ルドルフ あるいは…父たち、男たちの夜と霧(4)

2016年01月18日 | 戯曲



  
 アウシュヴィッツ収容所
   所長室
   不気味な音楽の鳴り響く中、何やら話し合っている男たち。
   ヘス、フリッツ、親衛隊下級指導者のグラブナー、パリッチ、オーマイ
   ア、クランケンマン、ヘイゲン。
   テーブルの上に図面、書類ね施設の模型も見える。筆記具などを手にし
   ている。
   ヘイゲンは立って図面を指し、発言している。
   音楽、音量しだいに小さくなる。
   着席するヘイゲン。

  ヘス  「…よし、わかった。それでは有刺鉄線網の柵は、埋設して固定
      する従来の方式をやめ、これから建設するものについては全て、
      下に車を取り付けた移動式のものにしよう。
      いいかな、ヘイゲン君」
  ヘイゲン「はい。わかりました」
  フリッツ「移動式にすれば必要に応じた囚人の取り込みができますから
      ね」
  ヘイゲン「我々も楽になりますよ」
  ヘス  「あまり楽にはならんよ。その余力を他に向けてもらうからね」
  ヘイゲン「はい」
  ヘス  「しかし、建設資材が不足しているおりだから、移動式有刺鉄線
      網は大変な節約になる。ヘイゲン君、あとで建設部隊の担当の者
      に指示を出せ。工程表の提出と、あ、チェック事項も忘れないよ
      うにな」
  ヘイゲン「わかりました」

  ヘス  「よし、次に進もう。パリッチ君、囚人の選別だが、作業に適
      しているか不適かの選別は、あまり厳密にやるな。作業につける
      者が不足してきてるぞ」
  パリッチ「はい、それは大丈夫です。むしろ、ここ二、三日は増えていま
      す」
  ヘス  「そうかね」
  パリッチ「はい、この間採用したパレード方式が医療部員の助けも必要と
      しませんので、最も簡単に確実に選り分け得る方法と思うんです
      が…ただ」
  ヘス  「ただ何だね?」
  パリッチ「ええ、昨日あたりから気付いたんですが、囚人たちが胸を張っ
      て大きく腕を振って行進しているんです。みんな無理して元気よ
      く見せようとしはじめたんですよ、畜生めが」
  クランケンマン「そりゃあ生死を分けるパレードだもの、みんな必死に行
      進しますよ。どっちみち死ぬのに…」
  ヘス  「増えすぎるというのもまずいな、何か方法を考えなければな」
  パリッチ「はい」

  ヘス  「グラブナー君、銃殺は効率が悪いな」
  グラブナー「ええ、今も十人一組にしましてネ、例の黒い壁の前に立たし
      てやっていますけんど、こう囚人が続々と送りこまれて来たら焼
      け石に水でさ。先日も朝から撃ちまくって撃ちまくって、やあ今
      日はこれで終めえだ、と思って後ろ振り返ったら、なんとまだ百
      人ばっか並んで順番待ってるんでさ」
  クランケンマン「あの黒い壁の前の広場は、いつも血でジャブジャブぬか
      るんでるんだ。おととい、滑って転んでしまいましたよ」
  ヘス  「銃殺は脱走者対策としての見せしめなどを除いて中止しよう。
      徹底的にガスに注力するのだ。…そうだパリッチ君、こうしよう。
      貨物プラットホームに到着した連中を、そのままパレードさせ、
      そこで最初の選別をしよう」
  パリッチ「なるほど、連中も、まさか生死を分けるパレードとは思うまい
      から、自然な状態で歩くでしょうね」
  ヘス  「そうだ、不適な者は直接焼場に直行させるのだ。そこからグラ
      ブナー君の任務だ。片っぱしから処理しろ」
  パリッチ、グラブナー「わかりました」
  クランケンマン「千五百名様ご案内ィだな」
  グラブナー「んだ」

  ヘス  「(図面を広げ、立ち上がりながら)フリッツ君、このガス室の
      構造なんだがね(のぞきこむフリッツ、他の者たちも同様に)…
      チクロンBガスが投入されてから全員が絶命するまで一○分だ
      ったな?」
  フリッツ「はい、約一○分ですな」
  オーマイア「一○分以上かかることは稀ですよ」
  ヘス  「うん。先日から考えていたんだが…この壁を特殊に造って、例
      えば隙間からガスを注ぎ込むようにした方が、より効果的ではな
      いかと思うんだが、どうかね…(ヘス、紙の上に何やら図を描く)
      例えばだな、こんなふうに…特殊構造にして…」
  フリッツ「ガスの特性をより引き出そうというわけですね。…ここんとこ
      ろは(図を描く)…問題は…」
  ヘイゲン「あの、(図を指し)この隙間にガスが残りませんかね?」
  フリッツ「ウン大丈夫だろ。ここにも換気装置を取り付ければいいんだか
      ら…」
  オーマイア「それよりネックになるのは(机上の図を指し、何やら描き入
      れる)ここでしょうね。…
      まてよ(模型を手に取り考え込む様子)…」

  ヘス  「何かいいアイデアでもあるかね」
  オーマイア「ちょっと単純なんですが、こんな面倒な構造にするよりも、
      壁の四面、それと上部にノズルのような物を取り付け、ガスをノ
      ズルで霧状に噴出させたらいかがでしょう」
  パリッチ「ノズルねえ…」
  オーマイア「そうです(図を描く)。この管の中にチクロンBを投下する。
      ノズルで霧状になってここから噴出する…自分の推測ですが、三
      分いや、一瞬のうちに処理できるのではないかと思うんですが
      ね」
  フリッツ「なるほどね、面白いね、これはいけると思いますよ。一度実験
      してみる価値はありますよ。明日早速実験してみようじゃないか、
      オーマイア君」
  ヘス  「よし、やってみてくれ」
  オーマイア「後で設計図をひいてみます」

  パリッチ「しかしガス室の回転がよくなっても、焼却室の炉も改良されま
      せんとね」
  フリッツ「炉の研究は進んでるよ」
  ヘス  「なんとか、この部分を自動化したいものだな。先づガス室にぶ
      ち込む」
  オーマイア「ガスが送り込まれて、一○分後に電気調整器が活動し始め…」
  フリッツ「死体を昇降機で自動的に運び、焼却炉に持ち上げる…」
  ヘス  「…それでなくとも人手が足りないのだ。この部分を自動化する
      よう早速プロジェクト・チームを組織して検討してくれたまえ。
      もし可能なら、ここで省かれた人手を、衣装や所持品の仕分けや、
      他の部門に投入できる」
  全員  「はっ、わかりました」

  ヘス  「そうだ、フリッツ君。クレール博士の方には囚人をどのぐらい
      提供しているのだね?」
  フリッツ「は、先月末までに一万二千人送っております。エンドレッド博
      士考案の石炭酸注射も取り入れているようです」
  ヘス  「そうか…(全員に)他に改善すべき点、技術改良点はないか?
      …いいアイデアがあったらどんどん出してくれよ。……ユダヤ人
      問題最終解決は急がれている。我がアウシュヴィッツには、ベル
      ギー、フランス、オランダ、ギリシアなどからも大量の囚人が到
      着し始めている」
  フリッツ「全く、何でもかんでも送りこんでくるんだから」
  ヘイゲン「たまりません」

  ヘス  「命令には論議の余地はない。我々の責務は、徹底的に処理する
      ことだ。…処理能力を何とか一日一万の大台に乗せたいものだ。
      いいか、毎朝、各部署において工程の打合せ、各部署間の段取り
      連絡、プラン・ドゥ・チェックを怠るな!…我々はより作業効率
      を高め、ユダヤ人問題の最終解決に努力せねばならない。諸君も
      そのつもりで任に当たってもらいたい」
  全員  「はい」
  ヘス  「(時計を見ながら)よし、では本日の工程会議は、これで終了
      する。ご苦労」

   全員席を立ちはじめる

  オーマイア「空き倉庫の地下室を使いましょう」
  フリッツ「うん、男女の大人、それと子供もぶち込んでデータをとってみ
      よう…」

   クランケンマンが自分の服をつまんで、においを嗅いでいる

  グラブナー「クランケンマン、お前何やってんだ?」
  クランケンマン「チッ!完全にしみ込んでやがる」
  グラブナー「ユダヤ人のにおいか?」
  クランケンマン「いや、ロシア人のだ」
  グラブナー「おまえ、さっき死体と激しく抱き合ってたもんなあ」
  クランケンマン「上からどっと崩れ落ちてきたんだ。危うく下敷きになる
      とこだったぜ」
  グラブナー「女だったろ」
  クランケンマン「ああ、オバンばっかり」
  グラブナー「若い女だったらよかったんだけどね」
  オーマイア「おしいけどねー」(笑い)
  クランケンマン「でも死体だぜ、俺はその趣味はないよ。たまらん臭いだ、
      あとでしっかり洗濯しよう」
  パリッチ「毎日たくさんの死体に囲まれてるんだから、いくら洗濯したっ
      て無駄さ」
  クランケンマン「この臭いは洗濯ぐらいじゃ落ちませんかね」
   部屋を出ていく部下たち
  パリッチ「ああ、毎日毎日、大量の死体に囲まれて」
  オーマイアの声「俺たちみんな」
  グラブナーの声「骨までしみ込んでるべさ」
  フリッツの声「さあ、もう一仕事残ってるぜ」

   遠のく部下たちの声
   室内にひとり残るヘス
   クランケンマンがやったように、自分の服をつまんで、臭いを嗅ぐヘス。
   悲しげに首を振るヘス。
   《労働は自由への道》のスローガンの前にたたずむヘス。スローガンを
   じっと見つめている。

   しばらくして、もう一度自分の服をつまんで臭いを嗅ぐヘス。

   じっとたたずんでいるヘス。突然激情し、テーブルを両手のこぶしで激
   しく打ち叩く。うなだれ、テーブルにもたれかかるヘス。
   不気味な音楽鳴り響き、舞台は真っ暗闇となる。



   
   ヘスの官舎
   居間、テーブルの上に赤い薔薇をさした花ビン。
   ヘス、ヘス夫人、ヘス家の家庭教師トムゼン夫人。上品な感じのする
   女性である。
   外ではしゃぎ回る子供たちの声が聞こえる。
   美しい音楽が流れている。

  トムゼン夫人「みんな素直ないい子たちですわ」
  ヘス  「いたずら盛りでね」
 
   ヘス夫人、舞台ソデ、外の子供たちに向かって立っている様子
  ヘス夫人「これこれ、花壇の中に入っちやいけません。早く出なさい、お
      花が可哀そうでしょう…ええ、お花にだって生命があるの、さ、
      出なさい。…みんな早くプールで泳いでらっしゃい(笑う)。
      …あ、タオル持った?」

   タオルを渡している
  子供の声1「パパー、泳ごうよう」
  子供の声2「泳ごうよう」
  ヘス  「あとから行くから先に泳いでなさい! 
      必ず準備運動をオイチニってやるんだぞ!」
  子供たちの声「ハーイ」
   子供たちの歓声、遠のく

  トムゼン夫人「みんなお父様がいるものだから、いつもよりよけい元気!」
  ヘス  「こうして休みをとれる日は滅多になくてね、トムゼン先生」
  トムゼン夫人「そのようですわね、ヘスさん。私がこちらへ家庭教師で伺
      うようになって、ヘスさんにお会いできたのは、今日でたったの
      三回目ですわ」
  ヘス  「家族のためにあまりにも時間をとってやれないので、いつもか
      わいそうだと思ってるんですよ。(夫人の方に顔を向けて)いつ
      も言われてるんですよ。勤めのことばかり考えていないで、少し
      は自分の家族のことも考えろって、家族の前ではくつろげって
      ね」

   お茶を運んでくるヘス夫人
  トムゼン夫人「大変ですわね、ヘスさんほどの地位になると。それはそれ
      は激務でしょうからねえ。(お茶を配る夫人に)ありがとう」
  ヘス  「(お茶を配る夫人に)ありがとう」
  ヘス夫人「たとえ少ない時間でも、家ではお仕事を忘れてくつろいで欲し
      いもの…いつも緊張のしっぱなしでは疲れがとれませんものね」
   うなづくトムゼン夫人
  ヘス夫人「…主人は、お仕事のことで頭をいっぱいにして帰って来るんで
      す。お食事の時もうわの空。あれじゃお料理の作りがいもありま
      せん」
  ヘス  「ちゃんと味わっているよ」
  ヘス夫人「うそ」
  ヘス  「いつも美味しくいただいてますって」
  トムゼン夫人「(笑って)じゃあ褒めなくちゃ。私たち女って、そんな一
      言がとてもうれしいものですよ」
  ヘス  「このジャガイモ美味しいなってですか?」
  トムゼン夫人「(笑って)奥様の味つけをですよ」
  ヘス夫人「これですからね」
  ヘス  「これからはなるべく褒めますよ」
  ヘス夫人、トムゼン夫人「マァ! なるべくですって」(笑う三人)

  ヘス夫人「(真顔になって)主人がお仕事のことで悩んでいるのがわかり
      ますの。端で見てると辛くなりますわ。私で手伝えることでした
      ら手伝いたい」
  ヘス  「馬鹿言うな」
  ヘス夫人「え?」
  ヘス  「女にできる仕事じゃない」
  ヘス夫人「辛いのよ、端の者だって」
  ヘス  「…」
  ヘス夫人「ずっと前のことだけど、集団農場で一緒に働いていた頃は、よ
      く仕事のことで話し合ったものなのに、今は何も話してくれませ
      んの…だから…」
  トムゼン夫人「うちの主人もそうですわ。男の方って、自分の仕事のこと
      を話すのが照れくさいみたい…(ヘス夫人に)きっと威厳を保つ
      作戦ですわ」
   笑う二人、ヘスだけ笑わない

  ヘス  「…トムゼン先生のご主人は学校の先生でしたね?」
  トムゼン夫人「ええ、小学校の」
  ヘス  「うらやましいですね…毎日たくさんの子供たちに囲まれて…」
  トムゼン夫人「子供たちって素晴らしい可能性ですものねえ。でも、教師
      って大変ですのよ。うちの主人なんかも、時々どうしようもない
      イタズラっ子に腹を立てて、独り言を言ってることがありますわ。
      『あのクソガキ!』って。(笑い出す三人)そのあと主人も、一
      人で苦笑してますわ」
   笑う三人

  ヘス夫人「…あら、この薔薇もうしおれてきたわ」
  トムゼン夫人「ほんと、でも素敵な香りですわ。ご存知?薔薇は花びらの
      散るまぎわが最も香り高いんですって。…私、赤い薔薇が好きで、
      共産党が嫌いですのよ。話しに何のつながりもありませんけど」
   笑い出す三人

  子供たちの声「パパァ!早く来てえ」
  ヘス  「はあい! いま行きますよう(笑う)」
   子供たちの笑い声、はしゃいでいる様子
  ヘス  「あの子たちが一番喜ぶのは、私が一緒に水浴びをしてくれる時
      なんです。それとファミリーコンサートですよ。私と上の子がヴ
      ァィオリン、その次ぎのがピアノ、いちばんチビが歌うんです。
      家内はいつも手をたたくだけ」
  ヘス夫人「だってえ、私、こう見えてもド音痴ですもの」
   笑い出す三人

  ヘス  「そうだ、今晩開きましょうか。先生もぜひご一緒に」
  ヘス夫人「賛成!やりましょ、やりましょ」
  トムゼン夫人「素晴らしいこと。喜んでご招待をお受けしますわ」
  ヘス  「トムゼン先生、今夜は家内にも歌わせますから、これを一番の
      お楽しみに」
  ヘス夫人「マァ、意地が悪いんだから」
   笑う三人

  ヘス  「じゃあトムゼン先生、ごゆっくり。私は子供たちと泳いできま
      すよ」

    立ち上がり外に向かうヘス
   ドアをノックする音。ヘス夫人が行こうとするが、ヘスが制して出て行
   く。

  ヘス  「やあ、フリッツ君、今日は」
  フリッツ「今日は。お休みのところ申し訳ありません。国家保安本部より
      テレックスが入りました。ヒムラーSS全国指導者が会議を招集
      するとの内容です」
  ヘス  「いつかね?」
  フリッツ「明後日、本部にて、朝九時より…」
  ヘス  「(用紙を受け取り)今から出ないと間に合わんね。(ヘス夫人に)
      用意してくれ。ご苦労、フリッツ君。
      申し訳ない、トムゼン先生、ご覧の通りですよ」
   タメ息をついて落胆するヘス夫人。
   トムゼン夫人はそんなヘス夫人を気の毒そうに見やる。

  ヘス夫人「仕方ありませんわね…もう慣れっこです」
  フリッツ「今日は、奥さん」
  ヘス夫人「今日は、フリッツさん」
  フリッツ「自分を恨まないで下さいよ。何となく、そんな雰囲気だから…」
  ヘス  「仕事さ、カール…三〇分ぐらいしたら、車を回してくれたまえ」
  フリッツ「わかりました。では後ほど。失礼します」

   帰るフリッツ。奥の部屋に消えるヘス。
   残されたヘス夫人、トムゼン夫人。
   いつの間にか音楽は途絶えている。

  トムゼン夫人「残念だけど、お仕事ですものねえ。…ねえ、奥さん」
  ヘス夫人「…仕事、仕事、仕事、仕事。いったいベルリンでみなさん何の
      ご相談、毎日、毎日何のお仕事?…私が何も知らないとでも思っ
      ているの」
  トムゼン夫人「奥さん」

   奥からヘスの声
  ヘスの声「おい、早く用意してくれ」
  ヘス夫人「知ってるのよ私。このお部屋にだって、風がウワサも煙も運ん
      でくるのよ…」
  トムゼン夫人「奥さん…こういう時代なのよ」
  ヘス夫人「ああ、こんな時代早く終わればいい」
   奥の部屋から出てくるヘス
  ヘス  「何が終わればいいって」
  ヘス夫人「何もかも!」
   顔を両手でおおい隠して奥の部屋にとび込んで行く夫人

  ヘス  「おい…何だあいつ。(トムゼン夫人に)どうしたのかな?」
  トムゼン夫人「花粉病ですって。季節が移ろいでも治りにくいのよねえ」
  ヘス  「花粉病?」
  トムゼン夫人「涙があふれて、あふれて、止まらなくなるんです。ぬぐっ
      ても、ぬぐっても、あふれてくるんです」
  ヘス  「悲しくもないのに、涙が出るんですか、それ」
  トムゼン夫人「そう…悲しい時ですわ、やっぱり。さあ、私おいとましま
      すわ。ヘスさん」

   出口に向かうトムゼン夫人。ドアの所まで見送るヘス。

  トムゼン夫人「ファミリーコンサートはまたの機会に、ぜひ誘って下さい
      な。さようならヘスさん」
  ヘス  「さようならトムゼン先生。ご主人によろしく。ごきげんよう…
      花粉病か…」

                        (暗転)











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