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ハチは知っている

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恋文横丁

2012年05月29日 | 地域
昭和23年(1948)道玄坂あたりに、進駐軍兵士へのラブレター(恋文)の翻訳・代筆をする店(菅谷 篤二さんの「恋文の店」)があったことから名づけられたといわれています。昭和28年(1953)丹羽文雄の小説「恋文」(※1)に登場して有名となりました。その後昭和40年(1965)火災により焼失した。


  
              昭和30年頃の恋文横丁の写真(『渋谷の記憶1・3』より引用)



現在の109ビルの裏あたりにあったこの通りはその後の開発でなくなってしまいましたが、「恋文横丁此処にありき」がその名残をとどめています。

YAMADA LABI渋谷店横にあります

※1・・・『丹羽文雄文学全集 第8巻 包丁・恋文・雨音』講談社/918.6ニワ(他館所蔵)
(一部抜粋して掲載)
 渋谷駅におりた礼吉は、略図を頼りにあるきだした。山路の略図が、要領よく案内してくれた。(中略)群れて流れてくる自動車の洪水を、いっとき、礼吉はやりすごした。大映通りと、東宝通りにはさまった三角地帯がある。そのなかに、むかしの道玄坂キネマの、焼け跡がある。ざんがいの外郭が、にょきっとたっている。むろん、簡単にその所在はわからない。



参考資料
『渋谷は、いま』渋谷区企画室公報係:S13(中央所蔵)
『図説 渋谷区史』渋谷区:S12(中央所蔵)
『しぶや散策マップ2002』渋谷区企画部広報課:S02(中央所蔵)
『渋谷の記憶1・3』渋谷区教育委員会:S13(中央所蔵)
『渋谷区文学地図』渋谷区立渋谷図書館:S33(中央所蔵)
『新渋谷の文学』渋谷区教育委員会:S33(中央所蔵)

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