「ねぇ、恥ずかしくないの？」

２２日、河原町1948発の特急、最後尾「携帯電源ＯＦＦ車両」での話である。

私が座り、斜め向かいに女性が座り、私の横にカップルのうち女が座り、
次の烏丸で、２０代の男が乗って、ボックスは埋まった。

男は終止、「音楽プレーヤー」然としたものを操作している。
最初は iPod かと思ったのだが、とにかく指で機器を押し続けている。
音楽プレーヤーの操作としては、どうもおかしい。

そのうち、カップルの男が寝てしまったのか、女がメールを打ち出した。
ちょうどそこへ車掌が通りがかる。

普通なら「携帯電話はご遠慮ください」というのが筋であるが、
どうやら阪急阪神グループでは、「携帯電話ＯＦＦ」は、
「まわりがみんなやってるから、うちだけしないわけにいかないから」といった
単なる体裁だけらしい。
先日の阪神の車掌も、完全見ぬフリを貫くので私が切れたし、
今回も女の携帯を見て「なんだかなぁ」という顔をしただけで黙って通り過ぎた。
そのくせ男が携帯を触っていると「ご遠慮ください」と注意をする。
翻って女の前に戻ってきたが、女は完全無視（はなからマナーがある女ではなさそうでは
あったから当たり前）、車掌は「あーあー」という顔で黙って通り過ぎた。

女には注意できない、シャイな（アホな）車掌だったのだ。さすが阪急ｗｗｗ。

さらに、最初から挙動不審だった男が、車掌が車掌室にそのまま戻ったのを見て、携帯を出してきた。
注：この車両は「携帯電話ＯＦＦ車両」である。
どうやら携帯を見ながら、その内容を音楽プレーヤー然の機器に再入力しているらしい。
やはり iPhone だったようだ。

しかし、再び車掌が出てきた。男、慌てて携帯を隠す。
車掌が通り過ぎたのを見て、また出してきて触り始めるが、音がするたびに
車掌が戻ってきたのではないかと背後を見ながら携帯を触っている。
で、車掌が戻ってきたら相変わらず携帯を隠し、車掌室に入ったのを見届けて、また触り始めたのだ。

私が、おだやかに、ただし大きな声で語りかけた。
あのさぁ、車掌が来るたびにこそこそ携帯隠してまで、
携帯触る必要があるわけ？
こそこそ携帯ＯＦＦ車両で携帯使って、車掌通るたびに隠してさぁ、
やってて恥ずかしくないのぉ？」
その時にはもう携帯触るのやめて、寝てた女がわざわざ起きたくらいだ。
読書に没頭していた女性もこちらをチラッと見た。
男にも聞こえていたはずである。ただし、「僕音楽聴いてるので聞こえてません」を決め込み、
ただしかなり慌てた様子で、あたふたと携帯を触り続けている。

周囲に「ここにマナーも知らないバカな男がいますよぉ」と、さきほど周囲にはいってあるのでｗｗｗ
あとは黙って男の様子だけをみていた。
バカはバカ。男は結局、降りる駅に着く直前まで、携帯を必死で触っていた。
僕は知りません！僕は聞こえてません！僕は何もしてません！！！
てな感じで、態度で「僕は悪くないよ～」と泣きそうになりながらも携帯打つバカ。

世も末ですわ。てか、携帯会社もマナー云々より前に、
「携帯電話ＯＦＦ車両には携帯会社が責任を持って携帯を自動ＯＦＦ電波を定期的に出す装置を
自社負担で取り付ける」くらいしないと。

まぁ、それも「電波」なんだろうから、あまり強いと
「ペースメーカーが止まっちゃった」んじゃ意味ないんだけど。＜ブラックやなぁ…

てか、法律で「携帯電話ＯＦＦ車両で携帯を使ったものには罰金と携帯没収」とか、
すればいいのに。車掌にその権限を与えるか、鉄道警察を常に巡回させるか。


それができなきゃ、「携帯電話ＯＦＦ車両」なんて、偽善はやめればいい。
できないものはできない。させる力がないなら無理だと、鉄道会社もはっきりいうべきだ。

迷惑をこうむるのは、結局、本来保護するはずの、
「ここなら大丈夫と思って期待して乗った、携帯電波が怖い人（ペースメーカーの人）」である。

…しかし、ほんとこの国、「モラル」ってのを持ち合わせてる人がほとんどいなくなったねｗｗｗ
あんまり人のこと言えないけど（を。
それでも「ダメ」と公言してるものを、堂々とはやらないけどね。
携帯使いたければ、電源入れていい車両に乗ればいいだけの話。
なんで１／８のダメな車両をわざわざ選んで、そこで使うかな。バカの極致。逝ってよし。