進化!?

2005-09-08 00:31:45 | 20XX年うつうの旅
特殊な人たちを相手とする仕事を今だけしています。

自閉症と呼ばれているだけで、
まぁ…症候群だから一概に一括りには出来ないんだけど。

彼らはかなり特殊だが、共感できる部分は多い。
冷静に観察してみると、違いはアクションの大きさだけではないか?
とすら、思えてくる。

例えば、何か嫌なことを思い出したり考えたりするんでしょうね。
そんな雰囲気でパニックになる。
とんでもない力で!自分の手を噛んだり、壁に頭突きをしたりする。

でも、そんなことってありますよね?
僕の場合はギターを弾いたり、鬱状態をワザと煌びやかに演出して、
落ちる所まで落ちてから回復するテクニックを使う。

友人などは「あ~!」と叫んで手を一回打つらしい。
それで、忘れられるらしい。




ある本で自閉症の子供が増える要因をがこんな風に言っていた。


『社会全体の高速化が進んでいることから、どうしても浮き上がってしまう。
まぁ…浮いてしまうので目立つ。』

以上は印象に残った箇所を思い出して書いただけ。

彼らは、予定やルールの変更などにひどく弱い。
言語でのコミュニケーションより映像を重視してしまうからかもしれない。

約束した場面の映像とかに頼っているのかもしんない。

しかも、映像はピクチャーであってムーヴィーではないらしい。
だから、音にもひどく敏感で神経質ですね。


勿論、先にも述べた通り症候群だから個人差がある。



でも、何だか凄い!

スピードについて来れないらしいのだ。
目から入る映像情報を全てと言っていい程、消化しているから、
そんなところに、音声などが入ると困ってしまう。
情報の多さに混乱してしまう。

間を取って、妥協して、我々は日々これをこなしている
が!真面目な?(分かんないけど)彼らはそうはいかない。


だから、勿論!健常者と呼ばれる我々が
スピードに着いて行っているとは言えません。

問題解決(回避)のスピードは優れているとしても、
根本を解決している場合など滅多に無い!
だから、これがイイのかは分からない。


高速化は、多分『快感』と密接な関係を持っている。
情報は極限まで賞味期限が短くなってきている。
沢山あるし、要らない物が多い。

これを進化と呼ぶにしても、
自閉症と呼ばれ括られている愚鈍な彼らは、余りに魅力的だ。



自閉症の子供が綺麗な顔をしているのは「笑わないから」だそうです。
皺とかが筋肉とかつかないからだそうです。



やっぱり、何だか凄い!







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