臨床現場の言語聴覚士(ST)

臨床現場の言語聴覚士(ST)のブログ、です。
摂食・嚥下障害や高次脳機能障害などについて考察します。

電子聴診器

2009年09月13日 | Weblog
先日の摂食・嚥下リハ学会で、電子聴診器を試してみた。

やっとちょっとは、聴き分けられる耳が出来たように思ったので、展示してあったカーディオロジーⅢ(両方が膜型のもの)と、電子聴診器を試した。

割合うるさい環境音であったが、さすがに、電子のほうは、自分の末梢の肺胞音も良く拾っていた。

ベッドサイド、ST室などのわりあい静かな環境では、いままでのクラスの聴診器でのいいのだろうが、一番大切な普段の食事場面での聴診には、やはり、電子が良いようだ。

まして、テレビや人の話し声、食器の音などが飛び交うデイルームなどでは、実際のところ、マスターカーディオロジーでも、なかなか末梢の音は分からない。

決して、マスターの性能が悪いわけではない。

電子は、付属ソフトで周波数解析も出来るようだし、そろそろ、購入して、良い道具によって、次のレベルに移行したい。