農ある暮らしの中で

片田舎で過ごす 静かな農ある暮らしを色々な思いをこめながら日々綴っていきたいと思います。

老い

2013年01月31日 | 日記


 お地蔵様は 穏やかに いつもそこに在る。
今日も、ハナシバとかわいい小菊が添えられ 供えてある。
母の手作りの毛糸の赤の帽子と前掛けが とてもよく似合っている。

 実家の裏庭続きにある薬師堂
その入り口に お地蔵様が鎮座する。

 仕事帰り 薬局で養命酒を買って
久しぶりに実家へ立ち寄った。
夕方、煙突から出る煙を見ると
「ああ、今日も元気でいてくれる。」
と 安心する。

「おう、○子かあ。よう来たのう。」
「お父さん 養命酒買ってきたよ。 もう 無くなったじゃろう。」
「すまんのう・・・。長く生きると憐れみをかう それがやりきれん。」
「お父さん そんなあ・・・。」
「思った以上に長生きをして ワシは、恥を忍んで生きている。」
「お父さん、元気で長生きで ありがたいことよ。」
  
夕飯の支度をしている母を見ていると
以前に比べて 随分と動きがゆっくりになった。
考えては 次の行動に移ってる。
「お母さん 何か手伝おうか。」

 老いの二文字が 日に日に両親に覆いかぶさるようで 
なんだか 寂しくなる。
「まだ もう少し おりんさいねえ。」
と 引き留める母に 後ろ髪をひかれる思いで
「また 来るからね。」
と 言葉をかける。

 小さいころから ずっと 変わらず静かに佇むお地蔵さんが
両親を見守ってくれているかのように 
少し微笑んで見えたのは 気のせいだろうか・・・。
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うきうき

2013年01月30日 | 日記


  今日は 気温が少し上がって 暖かくなった。

夕方 愛犬くうと散歩していても 
肌に当たる風が なんだか とっても気持ちがいい。

 だんだん だんだん 春が近づいてくる。
ああ 嬉しい~・・・と思わずスキップしたくなるような気分
心が うきうきしてくる。

 若いころは 春の日差しを浴びると
素敵な恋が 始まるような予感がした。

 でも
50になった今は・・・
恋の予感はないにしても
これからの人生が楽しくなるような予感がしてくる

大好きな木綿の花柄ブラウスを来て
どこかへ お出かけがしたくなった私です。

 しぜんと笑顔がこぼれます


                              

                     
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これから

2013年01月29日 | 日記

夫は 四人きょうだいの末っ子の長男
夫が生まれたとき 義父は 万歳三唱をしたという。
 ひと昔前までは、天皇家ではなくとも  
息子が生まれるということは、農家にとっては それはとても重大な事だった。

おばあちゃんには
「風呂の灰まで みんな○のもんじゃ。」
と いつも言われながら、それはそれは かわいがられ大切に育てられたという。

「俺さあ 親や じいちゃんばあちゃんに、叱られたという記憶がないんよね。」
と 夫は言う。

 義父が病に倒れてから
夫は 義父に教えられながら耕運機で田畑を耕した。
歩けなくなった義父をおぶって車に乗せて病院へ連れて行く。
優しかった義父の姿が 今も瞼に焼き付いて離れない。
義父が大切に守って来た田畑を 
慣れないながらも どうにか荒すことなく耕作することができた。

 もうすぐ 義父の23回忌。

お義父さん これからも安心していてくださいね
と 墓前で手を合わすことができるだろうか・・・

 今、夫は 残りの人生の設計をたてている
思いはすべて私には話さないけれど・・・
この家を どう次へ受け渡すか 夫が思案しているのが 痛いほど伝わる。

明治 大正 昭和 平成と 
我が家にも 我が家なりの歴史がある。

    
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やれやれやれ

2013年01月26日 | 日記

  早朝五時前 何やらドタバタ廊下を行ったり来たり足音がする。
 寝間の戸が開いて次女の○子が覗いた。

「お母~ 山行きのフリース借りたけ~ね。」
 「どこ行くん?」
 「スキーに行ってくる」
 「気を付けてよ~。」

 昨夜は残業で遅く帰って来て 今日は大人しくしているのだろうと思いきや・・・
次女に限って・・・・な訳がない。
元気に 雪の舞う中 お出かけになられた。

 長女と言えば・・・
「明日は私 引き籠るから。」
と 昨夜一言 昼近くまでお休みになられている。
休日は 殆ど出かけるということはなく 家にいる長女
 
 やれやれやれ 実に両極端な姉妹

もしも、もう一人 生まれていたら・・・
三人三様で 実におもしろいかもと、思うことがある。
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午後の教室

2013年01月26日 | 日記


  午後の温かな日差しが 教室に降り注いでいる。

 昼休み、中庭で 鬼ごっこや縄跳びをして遊ぶ 低学年の児童の元気な声が響く。
時々、遊びの途中、窓から かわいい顔を覗かせてくる。

 私は ポットに入れてきたコーヒーをそっと飲みながら
図書室で借りてきた本を広げる。

 担任の先生は 机に座って連絡帳を書かれたりお仕事をされている。
ノートに書かれるペンの音までが 静かな教室に聞こえる。

「ねえ、○○先生~ 今 お話してもいいかしら」
と ひと段落終えられた先生が 手を止め 話しかけて下さる。
気になる児童の話であったり 映画の話であったり これからの支援の進め方の話であったり・・・

 ホンの十数分の 短い時間ではあるけれど
私は 温かな午後の教室の この時間が好きだ。




 音楽の放送がかかると 掃除の時間


 子供たちと一緒にトイレ掃除
ゴシゴシすって きれいに拭いて
凍えた手を はーはーしながら 五時間目へ。

  仕事があるという事の なんとありがたいこと・・・ 
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