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橋を架ける工事をしています

あの橋が架かる様子をそっと見学しています
時々その他構造物を巡ります

新丸工事中134 重機稼働で賑やかな現場をみる!

2024-03-28 21:02:00 | 新丸山ダム
新丸山ダム本体建設工事

2024/3/23



イ 転流工吐口と斜坑
<下流締切>

ショベルが2台作業していました.
右は,

固い岩を砕いています.

 左はといいますと,ショベルがいる辺りは想像していたよりも深く掘られていて,ショベルのアームしかみえない...


ロ 堤体左岸


<上の方>
西面

 700tが稼働しているのを始めてみることができました.
 この時は,小物入れのパレットを吊ってケーブルクレーンの所まで上げていました.

 ケーブルクレーンは2系統? 2ライン? なんていうかわからないけど,もう一台を組み立てています.


ステージ
 撤去だけでもう組まないだろうと思っていたら...

 一番右端 で組んでいました.

<中腹>




 作業構台は前回見学の時のままっぽい.緑色のクレーンの本体も置いたまま.
 新丸天端ラインに御嵩クレーンさんがきています.ミニショベルもいて何か作業をしていますが,何を行っているかは不明です.

中央

 掘削した岩盤面が異様に綺麗なんだけど...って前から不思議に思っていたんですが, 謎が解けました!

 水かどうかはわかりませんが,岩盤面を洗浄しています. なるほど洗うのかぁ!と,知りました.

西

 法面の作業はこの日はお休みのようでした.

<下の方>

 発破したり削岩したものをブルで移動させたり,土を上から下へ落として,ダンプで搬出しています. とにかく賑やか! これは雨が降ろうが1日中みていられる!

ではその様子をどうぞ!↓
(時系列はバラバラです)







 右の黄色いショベルで土砂をかき集めて,左のオレンジ色のショベルで土を下へ落としています.

落としている所.

 この下で土砂をダンプに積込しているのですが,ダンプがいる時は絶対に落としません. しかも,落としている時がシャッターチャンスと思ってカメラを構えるのですが,構え待ちが長すぎてこっちがあきらめるくらいなかなか落としません. アームを[うりゃ!]っと振り上げ伸ばして土砂を放り投げるような迫力あるショットが撮りたいのに,アームはゆ~くり下げ,バケットをそろ~と上げる感じで,めちゃくちゃ丁寧.


おぉ~! 私も久しぶりにココを走りたいぜ!


ハ 堤体右岸
不明.


転流工呑口
組立中.

詳細不明.


おまけ

枠が切れたが まぁいいだろう.


新丸の事業工期について
 本日(令和6年3月28日)開催された中部地方整備局ダム事業費等監理委員会及び部会(新丸山ダム建設事業部会)の資料によりますと,働き方改革や出水による被災等々の理由により,新丸山ダム建設事業の工期が7年延伸され令和18年度までとなる見通しのようです.
 左岸の打設は令和6年度から開始し,左岸の試験湛水が令和8~9年度,河床部打設を令和10年度から開始し試験湛水は令和17~18年度になる見通しだそうです.


ダムってすごいね...


つづく.


名二環 名古屋西JCT 島井高架橋P15を架ける!

2024-03-23 07:58:24 | 名古屋第二環状自動車道
名古屋第二環状自動車道 名古屋西ジャンクションCランプ橋他4橋(鋼上部工)工事

今回は,2017/11/7に550tクレーンで架けたP14と2018/6/21に550tクレーン2台を同時稼働させ架設したP16の間の名二環本線島井高架橋P15橋脚の架設を見学します.

<架設位置>




発注:中日本高速道路
施工:JFEエンジニアリング,IHIインフラシステム,横河ブリッジJV


2019/6/13
国道規制開始の22時を少し過ぎた頃現場到着.

 工事の人はちらほらいるようですが,まだ工事用照明が灯されていなくヤード内は真っ暗...

と思っていると照明が灯りました.



 明るくなったところでヤード内で待機中の架設される桁をパチリ.



 今回は,長さ50m,鋼重274tの鋼製橋脚梁を国道302号を通行止めにして多軸台車で架設します.


多軸台車にズームイン.

 ミックさん所有の多軸台車にユニットジャッキが搭載されています.


10分後


通行止め措置がとられ台車が動き始めました.


梁の右側を起点にこちらへ向かって回転しています.



90度ほど回転してきて国道上に鎮座しています.



少し角度をつけて
まずは左から

おぉ~ギャラリーがいる... 台車架設は珍しいから見に来たんでしょう.

左柱部


信号中がかぶっていていまいちですが,次は右から.


梁がだいぶ降りてきました.







台車が動き始めて1時間17分後

いい所まで来たので,ここで見学終了.

 いつも思うのですが,鋼構造物は工場で製作を行っています. しかしながら,今回の橋脚の現地での据え付けに関して言いますと,柱は左右とも断面が3m角でそれぞれが約36m離れています. コレを精度良く据え付けかつ,梁部をこれまた離れた位置で地組,運搬して柱と接合(しかも門形の溶接接合!). 製作段階でもそうなんですが,柱の据え付け段階からよっぽど細かく神経を使って計測し調整して据え付けないと仕口が合わなくなって,何コレ?どうするの?ってなってしまう. しかも国道を通行止めしての一発勝負でピタリと合わせてしまう凄いわ!


つづく.


 今回のP15台車架設のタイムラプス↓ 残念ながら写真でみるよりタイムラプスの方がわかりやすいので,ぜひご覧ください.


新丸工事中133 まだ来ない春を先撮りしてみる!

2024-03-21 21:02:00 | 新丸山ダム
新丸山ダム本体建設工事

2024/3/20



進捗状況
イ 転流工吐口と斜坑

<下流締切>

先週との違いは判りにくいが掘られている.


 彼らが動いているのをみたいのですが,なかなか遭遇できません.


ロ 堤体左岸

<上の方>
西面

 架台の建方は一旦お休みのよう.


しかーし! ついに左岸にもケーブルクレーン本体が現れた!

ズーム!


正面からみる

 後方の法面と同化して判りにくい...
 新丸山ダムのコンクリート打設などを行う時は,このお方が右へ左へ行ったり来たりすることによって,吊荷の上下流方向の位置が決まります.

 組立解体を繰り返しているステージは...

 700tの後ろにみえるステージの高さが低くなって,ギザギザ筒が再びみえるようになった. この作業もなんか落ち着いてきた感があって,あとは今あるものを解体して終わりか?

<中腹>




 作業構台が完成して,構築に従事していたクレーンが解体され,本体だけが一人寂しくポツンといます.
 とりあえずの考えられる作業としては,この作業構台へ転流工呑口に設置するゲートを搬入して,呑口構台にいるクレーンSL4500で荷取り,組立,設置するのではないかと推察. その後は,SL4500,呑口の鋼管矢板や呑口構台の搬出に使うのではないかと想像している.

中央

ホリホリしていて,新丸の堤体から外れる箇所では法面の補強をしている.

西

 こちらも法面補強をしている. 前回みた時は,最上段だけに格子部分の鉄筋? 網? が設置されていたが,その下にも設置され始めた.

<下の方>



掘削している.


ハ 堤体右岸

 ん... あまり状況がわからない. 旧展望台付近の仮設建物の屋根は葺かれました.


口杣沢
<残土受入れ>

最終形態になるのか法面が整正された所があります.

<骨材製造設備>

毎週変化があっておもしろい. 色々形がみえてきました.




久し振りに東端まで行ってみた.

完全に工場だな. これが仮設なのがもったいない.


おまけ1
副ダムの堰

 右下の穴だけ長方形かと思ったら,埋めてあった詰め物がなくなって長方形になったんだな.


おまけ2

 ここ八百津は風が冷たくまだまだ寒いですが,春はそこまで来ているようです.
 お花が咲き蝶が飛んでいます. てんとう虫もまた来た.


つづく.


名二環 名古屋西JCT Cランプ橋を架ける!(7)

2024-03-20 07:58:24 | 名古屋第二環状自動車道
名古屋第二環状自動車道 名古屋西ジャンクションCランプ橋他4橋(鋼上部工)工事

<架設位置>





 2017年2月から途切れ途切れ2年3カ月に渡り行われてきたCランプ橋架設も,今回の見学で供用中道路上へのクレーン架設は最後となります.

今回架設する桁はコチラ↓

桁長約19m,桁重量約73.6tの鋼床版箱桁であります.

2019/5/21
現場到着.
架設する桁は↑の地組した位置から既に移動済みでした.


 東名阪道本線上に落とし込み架設を行います.
 クレーンはもうすっかりお馴染み アイチ建運さん所有の550t吊りモンスタークレーン[TADANO AR-5500M]であります. 今回はMB+FB1本です.


 供用中の道路上への架設を行うには,道路管理者などの関係機関とこれでもかと言わんばかりの協議を行っていたり,大規模な通行止めを伴い社会的影響が大きいため,一発本番的なものがあります. 現場のただならぬ雰囲気は現場外から見学しているこちらへも伝わってきて,私もドキドキもんで毎回手に汗握る見学となります.


地切り開始.




 目の前を通る県道の規制範囲ギリギリまでちょびっと左旋回.


 ここからは東名阪道を跨げる高さまで慎重に巻き上げていきます.


まだまだ上げます.


 いい感じの高さまで行ったので,徐々に右旋回.



 桁に光が当たらず見えにくくなってしまいましたが,桁は完全に東名阪道上に浮いています.

 ちょびっとだけブームを起こしつつ巻き上げて更に右旋回.



これから桁を人力でクルリと45度程でしょうか回転させます.




架設済みの桁間に落とし込みます.

ズーム.



いい感じの位置まできました.

架設している桁周辺が暗いのが残念...


FBにズームイン!



MBにズームイン!


遮音壁との距離がけっこうギリギリだ!


550t本体にズームイン!



つづく.


名二環 梅之郷南3高架橋西を架ける!

2024-03-19 05:50:02 | 名古屋第二環状自動車道
平成30年度 名二環梅之郷南3高架橋西鋼上部工工事

<架設位置>


発注:中部地方整備局
施工:日本車輌製造

以前に見学した同じ場所の<西>を見学します.

まずは北から南をみる.


反対の南から北をみる.

 中央径間を相吊りするため,ミックさん所有の550t[TADANO AR-5500M]が豪華に2台!


 フックも豪華で前回<東>と同様300tフックであります.



残念ながら架設作業をみることができずこれまで.


おわり.