HARUSYO'S WORLD 二宮春将の世界

VARIOUS FIELDS OF NOVEL あらゆるジャンルの小説を書きます。

二宮春将小説:純情派高校生友樹の日々第5回

2012-02-15 03:08:40 | 日記

 友樹は覚悟を決めた。

「今日由香里が家に来たらまずキスをしよう」

 こう決意したのである。

友樹の勘は当たった。学校で、

「友樹君今日は一緒に勉強しよう」

 と由香里が言ってきたのである。

「いよいよそのときが来た」

 友樹はこう自分自身に言い聞かせた。

「頑張れよ友樹」

 もう一度念を押した。

家に由香里が来た時、

「由香里ちゃん、今日をぼく達の特別な日にしよう」

 と言うと由香里は、

「うん・・・・・・・」

と言ってそれ以上何も言わなかった。

友樹はそっと由香里を抱きしめキスをしたのである。


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