~晴寿々月~

日本舞踊、着物、歌舞伎、気になることを徒然に…
奈良の芸妓さんに地唄舞を習ってます♪

思い立って南座へ(3月花形歌舞伎)

2010年04月04日 23時55分31秒 | お出掛け
三月花形歌舞伎に行ってきました。
3連休の最後の日(3/22)。

夜の部は16時開演なのに7分前に劇場に着き、それからチケットを買うという暴挙。
よくぞ買うことが出来たものです。

時間が多少(?)できたので、久しぶりに一人で南座に行こうと思い立った次第。
チケット松竹で座席チェックもしてたのですが、
演目が夜の部なら行きたい感じ。すると帰りは10時過ぎちゃうな~。う~む。迷う。

でも、結局、当日のお昼すぎに決心。行ってしまうことにしました。
西大寺でチケットホン松竹に電話して確認してみると、その時点では結構席は余ってそう。
大丈夫かな?駆け込み売りが多かったらヤだなぁ~。
と、ドキドキしながら南座へ到着。

1等席は1枚のみ。即押さえて、発券して頂き、席に着いたのが3分前。もちろん、お弁当は購入できてません


下手側2階の1列目15番目のお席。
なんていい席!
演目は通し狂言「加賀見山再岩藤 骨寄せの岩藤」(かがみやまごにちのいわふじ ほねよせのいわふじ)
多賀藩のお家騒動物語でございます。


なんといっても今回の見せ場は、市川亀治郎君がお家(澤瀉屋)の芸をがんばるの巻
伯父さんの市川猿之助の十八番の一つに挑戦です。
七役早替りをしてくれました。
 ・多賀大領 (たがたいりょう)
 ・御台 梅の方 (みだい うめのかた)
 ・奴 伊達平 (やっこ だてへい)
 ・望月弾正 (もちづきだんじょう)
 ・鳥居又助 (とりいまたすけ)
 ・岩藤の霊 (いわふじのれい)
 ・長谷部帯刀 (はせべたてわき)

 多賀大領のお殿様ぶりも、梅の方の穏やかな御台ぶりも、又助のおバカな家来ぶりも、長谷部たてわきのいい男ぶりもま~いい感じ。この辺りって、優男系なのですね(いえ、梅の方はもちろん違いますけど、優男系って、女方もするので…)
 逆にごつい系は、望月弾正と岩藤。ごつい系というか悪人系ともいえるかも?
岩藤の霊は楽しかった。ただ、猿之助というより、鴈治郎さんを思い起こさせるのは何故でしょう???何処かで記憶の改ざんが行われているのかしら?
番付を確認すると平成14年の松竹で観ているはずなのだけど、その時は猿之助さんだったのよね~。ちょっと不思議



で、今回の私のお気に入りは、市川笑三郎(えみさぶろう)さんと、中村壱太郎(かずたろう)君
笑三郎さんは、さすがの貫録。格好いいです!舞台がピシっと締まる感じがしました。
こういう方がいて下さるというのが本当に素敵です。


壱太郎君は、若さ大爆発!って感じで、可憐なおつゆ(又助の妹)が
もう可愛らしくて、可愛らしくて!
いや~堪能しました。

そして、翫雀さんの顔がお母さんにそっくりになってきてました!
以前は、お父さんに似てると思ってたけどねぇ~。


晴寿々月のどうでもいい注目ポイント
 腰元なんかが座っている場合、右手の上に左手を乗せて正座をしてました。
 武家だから、刃物を扱う右手を大事にしているのね。


ちなみに今日の格好は、こんな感じでした



ピンクのちりめん半襟に、枝垂れ桜のお気に入りの着物。
ちょっぴり寒いので、羽織なんぞも羽織ってみました。



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