~晴寿々月~

日本舞踊、着物、歌舞伎、気になることを徒然に…
奈良の芸妓さんに地唄舞を習ってます♪

七月大歌舞伎 in 松竹座(2014/07/19)

2014年07月20日 15時04分16秒 | お出掛け
久しぶりの歌舞伎観劇にいそいそと、
着物を着て出掛けました。

金魚柄の着物に知り合いから頂いた羅の帯
帯留に猫


実は簪にもこっそり金魚がいます


夏向きにしてみました

さて、昼の部の演目は初めて観るものが2番あります。

天保遊侠録
女夫狐

そして、何度も観たことのある
寺子屋

お目当ては、秀太郎さん、翫雀さん、扇雀さん、仁左衛門さん、橋之助さん

わくわくしますね。

今回のお席は、花道の七三横。
ばっちり役者さんのお顔やら仕草を拝見できます


それでは、夫々の演目の感想をば…

天保遊侠録
橋之助さんが主役の小吉を演じてました。
ただ、これが…。う~ん。観ててなんだが違和感がありました。
なんて言うんでしょうか?
役と橋之助さんとの間になんだか溝があるような気がして…。
この違和感が結局最後まで続いちゃったのです。
あ、でも、息子役の子役とのやり取りで、お父さんの顔をしている所は
ほっこりして良かったです。

お目当ての秀太郎さんは阿茶の局という、最終的に権力をバリバリに使って
小者役人たちを蹴散らしてスカッとした気持ちにさせてくれる役でした。
勿論、そこだけではなくて、姉として不出来な弟:小吉を叱る所、
甥っ子が可愛くて仕方がないとの気持ちを前面に出しちゃう所が
私のツボでした。
不思議に可愛らしさが出るんですよね。

阿茶の局は、駕籠に乗って花道から退場するのですが、
七三の所で駕籠の扉を開けてくれました。
間近でお顔を拝見出来て、つい、熱い視線を送ってしまいました。
いやぁ~。堪能させていただきました


女夫狐

翫雀さんと扇雀さんと菊之助君が出演する舞踊劇でした。

やっぱり翫雀さんと扇雀さんの踊りはいいわ~。
緩急が凄いなぁって思うのです。

人間に化けてる時と、狐の正体を現した時と雰囲気が違ってて、
見入っちゃいました。
翫雀さんは来年「雁治郎」を襲名されます。
松竹座ではお正月と2月の2ヶ月間。絶対観に行きま~す。


寺子屋
色んな役者さんで何回も見ている寺子屋ですが、
いい演目ですよねー。

今回は、仁左衛門さんが松王丸、橋之助さんが武部源蔵、
時蔵さんが松王丸の妻:千代、菊之助君が武部源蔵の妻:戸浪でした。

武部源蔵は違和感なくて良かったです。
気持ちが伝わって来ましたもの。

戸浪は、管秀才の身代わりになった小太郎君の文庫を手拭で拭くシーンで
手が震えてたのが良かったです。

そして、久しぶりの仁左衛門さん♪
松王丸の「喜べ女房殿、倅はお役に立ったわい」の台詞が大好きなのです。
そこまでず~っとわくわくして待ってました(笑)

その後は、松王丸と千代の涙涙の掛け合い。
客席のあちこちからも鼻をすする音が聞こえてきました。

秀太郎さんは、寺子屋にも出演
管秀才の母親:御台 園生の前です。
重々しい感じ&控えめな感じがとっても素敵。


久しぶりの歌舞伎を堪能しました。
楽しかった~


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