迷惑な存在

娘と少しゆっくりすごす。
我が家の周りはまったくお店がないエリアで、普段は農家さん即売所か唯一のコンビニ以外、立ち寄るところもないのだが、じつはとても美味しいお店が一軒ある。自然と職人仕事による贅沢な空間に心身がリフレッシュされる。
考えておいた方が良いこと、日常から少し離れて話したいこと、心あらためておきたいこと、そんな時に。

存在が迷惑だった、そう受け取った時からだいぶだいぶ長い時間がたつ。
頭でははずみの言葉とわかっていても、意識には作用してしまっていたのだろう。
けれど、そのかわりのような、たくさんのたすけによって、自らを掘ってこれた。自らといっても、掘るほどに自分ではない感じが底無しにおもしろい。夢中になっているうちに、何十年。これから娘の過ごす何十年も、きっといろいろおもしろいだろう！



ときおり、鏡のようにあらわれていた、"存在が迷惑"という対応。私はそのたびに落ち着いて観察してきた。もしかしたら、自らを掘り続けることは恵まれた能力のひとつであり、日常的にそんな人がいることは迷惑なのかもしれないね。自分はいくら掘ってもよいが、決して他人を掘ってはならない。だからたぶん、わりと常にソーシャルディスタンス広め。

何かのせいにしてしまえたら、という気持ちは誰のなかにもあって、今、"迷惑な存在"を一手に引き受けているのが新型コロナだ。
コロナの影響で変えざるを得ないこともあるけれど、ここでの体験から次の人生がひらける、という局面をつくっていかないとなぁ、と思う。

大阪のココルームさんは、開き方を変えながらも脈々と、人の営みを守っている。
ココルームラジオをきいて、とても心強くなった。

noteでまとめました 「身近な方が新型コロナ陽性となったら」
https://note.com/odorunatsuko/n/n9b9e85b66b3b