花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

歌舞伎座特別舞踊会

2013年09月30日 | きまま
27日 金曜日にもどりまして、
新開場記念
「歌舞伎座特別舞踊会」に行ってきました。
見る前に時間的にはこりゃ高い!!って思えたんですけどね。
見終わって、それなりだな~っと。
野暮なはなしですが、
料金
1等席 16,000円
2等席 12,000円
3階A席 6,000円
3階B席 4,000円
で30分の休憩はさんで午後4時開演で6時に終ってしまうんですから
ね!!好きじゃなくっちゃ行かないでしょ。多分
そしてこの日ののプログラム、
一、義太夫 囃子 寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
藤間勘十郎
藤間勘右衞門(尾上松緑)
二、地唄 長刀八島(なぎなたやしま)   
井上八千代
三、囃子 猩々(しょうじょう)   
尾上 墨雪
四、清元 幻椀久(まぼろしわんきゅう)    
花柳 壽輔

座った席の回りは、違うなって人も数人いたけど、
ほとんどの女性が花柳界の人たちか??ってかんじで
もう挨拶だらけで、「◯◯ねえさん」「△△ねえさん」とかって
そのあとなんだかんだ今度どこどこでなになにがあるから.....
まさにしきたり~~~~!!っぽかった(笑)ドラマの世界じゃ。
そこには波乃久里子さんの明るいお姿もあったり、演劇評論家?舞踊評論家?のお姿もあったり歌舞伎とはまた違った雰囲気を感じました。

と、まあそれはおいといて、舞踊4曲すばらしかった~~~!!
最初の 寿式三番叟は、華やかに若さで見せた三番叟。
舞台には、お囃子が並びその前に紋付袴で踊る藤間勘十郎と藤間勘右衞門
勘十郎さんは、それまでにもなん回かみているままの流石名手ってことなのでしょうけれど、勘右衞門というより私にとっては久々の尾上松緑さんの舞踊をみた~~~!!って思い。
なにか今での中で一番セクシー(ってこんな言い方日本舞踊にあるとはおもいませんが)なんだろう。若さの色気を放ってました。
最近スマートになったから?
理由はわかりませんが、ほんのちょっとですが、私が初めて凄い!!って感じた勧進帳の延年の舞を踊っていた2世松緑さんの背中を思い出しましたわ(笑)

その次の井上八千代さんは、京舞ですよね。
もう女性の優雅さ力強さ、男性の舞踊家では出せないなんだろう
まさに茶室お茶をのんでいるような、背筋をついのばしたくなるような
舞踊でした。
見終わってほっと改めて息をつくってかんじでした。

そして休憩。
その後 「猩々」
この人誰?ってかんじで尾上墨雪さんの舞踊を初めて見た私です。
「尾上流三代家元 尾上墨雪」ってある。菊之丞から墨雪に改名されたのかふむふむ。

なんてまったくのビギナーなわかですが、「猩々」をはじまてほんとに
「猩々」=伝説上の動物 二本足であるく不思議な生命体を感じました。
可愛く言えば、酒好きの妖精とでもなるのかな。
キリンビールのキリンやら、ローマ神話に登場する翼を持つ馬ペガサスじゃないけど。
踊っている姿は素踊りですから紋付袴なんですが、花道から登場し、帰って行くまで人間ではありませんでした。
よかったですぅ。

そしてそして最後の『幻椀久』花柳壽輔さん。
もう圧巻!!もう魅了されっぱなし。
最初の若い二人には絶対出せないだろう年輪のフェロモン?
魔法にかけられたみたい。(笑)
日本舞踊に魔法はないだろうけど。
もうかっこいい!! 曲風がちがって、ここが歌舞伎座じゃなかっったら
思わず声をだしてしまったかも。

この公演が、発表されたときには、花柳壽輔さんと坂東三津五郎さんが踊ることになっていたのですが、なんだか今回これはこれでよかったな。っと
三津五郎さんがいたらこうではなかったかも、
と不思議な思い。

やばい!!花柳壽輔ファンになっちゃいそうだ(笑)

昨今ダンスはいろいろあれど、花柳壽輔さん82歳でここまでフェロモンバリバリにだして踊れるのは日本舞踊だからなのか??って(笑)
この日、あっというまの2時間ながら、
『みた~~~~!!』って充実感一杯に歌舞伎座を後にした私でした。

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