生のユーザー声を届けるハーモニーblog

Webアクセシビリティに関連するユーザーの声を届ける

高齢者ユーザも最近は、こんな使い方してます。

2005年05月17日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

さて、先日ハーモニー会員の70代のシルバー会員さんと雑談をしていましたら、突然「私も最近ようやくWebアクセシビリティってものが、なんとなくわかってきたわ!」と急に話しだしたので、どうしたのかしら?と気になったもので、その理由を尋ねてみましたら、某有名ホテルのサイトにアクセスしとても困った経験が、逆に彼女には常にハーモニーで耳にしている「Webアクセシビリティ」の意味を気づかせるキッカケになったようです。早速、その時の経験を文章にしてくださったので、以下へアップしたいと思います。

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私はハーモニーのシルバー会員です。どうもITやらWEBの関係は、よく理解できないところがあり特に「WEBアクセシビリティ」なんていう言葉は、ハーモニーの中ではよく聞くけど、実のところどうもピントこないというのが本等のところでした。私が日ごろアクセスするホームページは、お役所か新聞社のホームページくらいのものでしたが、たまたま先日、次のような経験をしました。ホテルのグランドハイアット東京へ行く用事できまして、そこまでの行きかた(場所)がわからないのでホームページで調べようと思い「グランドハイアット東京」と入れ検索しました。そうしたら、すぐに見つかりアクセスしてみました。まず最初に、ホテルの外観と室内らしい写真2ペ-ジが、行ったり来たり変わります。文字はなかなか現れません。私が知りたい「アクセス(行きかた)」の文字は見つかりません。やっと最下部に2ミリほどの文字が現れました。トップから一つ二つ当たってみました、美しい花やフルーツの写真などがゆっくりと変わる画面の中の文字は薄くて、大きさはやはり2ミリ弱です。馴れない上にあせっているので見つけることが出来ません。ゆったりしたBGMがよけいあせりを誘います。六本木ヒルズの中とわかり、六本木ヒルズのホームページを出してみました。「施設案内図」でグランドハイアットの場所はわかりましたので六本木ヒルズに着いてから聞きながら行くほかはないと思いました。丁度その時に一緒に行く若い方から電話があり詳しい道順を教えて下さいました。グランドハイエットの正面は西麻布の方面を向いているとのこと、私は西麻布の辺りは詳しいので、そこでやっと位置関係が明らかになってきました。あとで落ち着いて「グランドハイアット東京」のホームページを検索しますと“概要”の中に“アクセスマップ”見つけることができました。でもそこに到達するまでに何度行ったり来たりしたことでしょう。ホームぺージをこんなに美しくする必要はあるのでしょうか?情報を早く正確に伝えることが優先と思うのですが。
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以上のような内容です。他のホテルも結構同様なBGMやイメージの写真などで派手にTOPぺージ飾りたて、肝心な情報へアクセスできないところが多いですよね。私たちが、特定のホテルへアクセスする目的は、結構そこまで行く方法や、そのホテルのサービス、入ってるレストランの内容、価格など調べたい目的がある時が多いように思います。美術館に行ったときのように、その流れる綺麗な写真や画像をゆっくり眺めることは、まずしないな~などと思います。まず、topページから次の目的のページへパッとアクセスできないことには・・・いったい誰に向けた誰が使うWebサイト?と考えて発注者はWebサイトを依頼しているんだろうか?