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使えるネットショッピングサイトとは?パート2

2005年05月02日 | Weblog
ハーモニーの馬塲です。

連休の真っ只中ですね。わたしは、人ごみの行楽地に行くのがあまり好きでないので、近場でショッピングや外食、そして読書などで楽しんでいます。渋谷に用があり帰りにソニープラザやブックファーストをぶらぶらし、色々と面白そうなものを物色しましたが、そこで購入しようか?しまいか?悩んだものが数点ありました。そういった時には、よくパンフレットをいただき、自宅に帰ってから、そこに書かれているURLへアクセスしたり、関係の情報を検索したりしてから、もう少し情報を見てみます。特に化粧品などは、そこのURLにアクセスすると、見本商品が申し込めることも多いので、とりあえず、その見本を取り寄せてみます。本なども面白い場合はもっとその作者の他の作品も読んでみたくなりますし、またその人物のプロフィール詳しく知りたくなるので、キーワード検索で、色々情報を引っ張り出し、調べてみます。

と、このように最近の消費者は商品を選ぶことがセミプロ化されているように思います。今回購入した、もとマイクロソフトの日本法人元社長の成毛眞さんの書かれた「マーケティング辻説法」にもそんなことが書かれていました。「300万人以上いる障害者も大きなマーケットなので目をむけよう」とも。確かに、ネットがこのように生活に入り込んだ活用がなされだしてきている現在、逆にその場まで自由に足を運べない、また視覚障害者のように商品が自分の目で確かめることができない場合は、とくにネットからとる情報で、商品を探し、選択し買い物することは、価値が高い利用になることは間違いなでしょうし、一般消費者より購入に直結する率も高いのではないでしょうか?そのときに、アクセス不能、使いずらいサイトであれば、もう消費者は逃げてしまうに決まっています。

さて、「使えるネットショッピングとは?パート1」で書いたように、ハーモニーでは以前、三越さんのお歳暮の視覚障害者向けネットショッピング講座を実施し、色々感じるものがあったので、続きを書きたいと思います。すべてが使いやすかったかとというと「NO」という結果はなぜか?の続きですが、ネットショッピングを完結するためには、商品をざっと眺めて見る→ここで購入したいと思えば会員登録をする(色々手続きやメリットなど調べてみる)→そして再度、購入画面へいき購入作業→確認をする→支払い選択をし、支払い作業をする。そしてやっと終了であとは自宅や相手様に届くのを待つ。というのが一般的な流れかと思います。どの部分がかけても、買い物は完結できないですよね。特に最初の会員登録で手間がかかると、購入するのが面倒になり、もういいや~と、あきらめてしまうユーザは多いのでは、ないでしょうか?この会員登録はフォーム入力と言うので大体がセットされています。そこが結構視覚障害者にとって、使いやすくできてるサイトは非常にないのが現状です。ここを一人でクリアできる視覚障害者はまだ本当に少ないというのが、指導してきているわたしの実感です。どうしてなのか?理由はいくつかありそうです。この続きは・・また後日にしたいと思います。