久しぶりの仕事

昨日は厚木校での復帰初戦。やっぱり予備校で仕事しているのが一番楽しいですな。

昨日は、公務員を目指す某と激論をしました。国交省の課長級職員が、タクシー代を年間500万円も使っていた事件をきっかけに、「公務員は叩かれ過ぎではないか」というトークバトル。…そうなんです。私もそれはそう思います。昨日、裁判官がストーカー行為で逮捕されたというニュースがありましたが、あれも裁判官がやったから事件になることだし、会社の金を使い込んでいる輩もいるはずなのに、彼らよりも税金の無駄使いをした公務員の方が大きな批判にさらされる。

理不尽だな、と思うこともあるのですが、やっぱり私はそれも当然のことであると思ってしまう。例えば、会社の金を使い込んでもそれは会社の中の不祥事で済むわけですが、公務員がそれをした場合は国民がせっせと働いて納めた税金なわけですから。一生懸命に仕事をして稼いだお金を、「みんなのための使ってください」と納めているのだから、それが無駄に使われたらカチンとくるわけです。

税金の使い方も含め、色々と不祥事が出てきてしまうのは、やはりその組織としての「体質」に問題があるのでしょう。私の知人にもいわゆる「キャリア」（＝官僚）になったのが何人もいますが、彼らは例外なく、高い志と熱意を持って入省していったように思います。そういう志や熱意が体現できる組織構造になれば、この国の官僚機構はずっとよくなるんでしょうね。

某には、ぜひそういう役割を担う国家のリーダーになってもらいたいものです。密かに期待しております。