映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

1662-もちまき

2018年04月02日 | 30秒の心象風景
 天台宗や真言宗の古刹では伝統行事を守り続けている。天台宗寺院では鬼追いと呼ばれる赤鬼や青鬼が登場する行事を行っているが、それぞれその地域の個性を引き継いた伝統を保ちながら続けられている。そんな行事では「もちまき」が行われる。小さな丸餅をお祭りに集まった人々にふるまうという催しである。岡山の吉備津神社では正月に境内で餅搗きが行われ、それを参拝客に配っていた。日本人はお餅に対して特別な思いを持っているといえる。日本の主食はお米で、江戸時代まではお米の取れ高が財産の大きさを示していた。お餅はその保存食といえるもので、宗教的な儀式でも重要な役割を持たせることがある。しかし、食生活や経済の状況が大きく変わった現代、もちまきの持つ意味は、これからどのような伝統になっていくのだろうか。

30秒の心象風景12010・餅が飛んでくる~如意寺~
https://youtu.be/XCJ2sinmqlA
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