映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4392-北斎の富嶽三十六景

2024年08月18日 | 30秒の心象風景

  北斎の富嶽三十六景も既に36を超えて43作目です。甲州伊沢暁は早朝の宿場が描かれます。高い視点から見下ろした鳥瞰的な構図です。名所図会などでよく見る構図です。多くの人物が描かれていますが、それは賑やかさを伝える風景の一部です。人物描写と感じるほどのものではありません。日の出前の時間帯、宿内で暗いうちから出立する人々の様子を伝えています。北斎はこのシリーズで様々な表現を試していると感じます。その中には、オーソドックスな表現のものもあります。「甲州伊沢暁」はそんな自然な構成の風景画です。

 

30秒の心象風景28557・甲州伊沢暁~北斎の富嶽三十六景~
https://youtu.be/FyDZ5XgujXw


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