『リンスが危ない』
いま、リンスに危機が迫っている。
先日、薬局の棚を見ていたら、重大なことに気がついた。
なんと、リンスが見当たらない!
いや、売り切れているのではない。
そのほとんどが、コンディショナーと呼ばれているのだ。
調べてみると、エッセンシャルもアジエンスもピュールも植物物語もエメロンも
マシェリもスーパーマイルドもサラもナイーブもパンテーンもラックスも
ハーバルエッセンスもダヴもモッズヘアもミノンに至るまで、
すべて「シャンプー」と「コンディショナー」なのだ。
中には「トリートメント」というラインナップを揃える製品もあったが、
やはり、シャンプーに寄り添っていたはずのリンスの姿はなかった。
リンスインシャンプーなんかじゃない、独立した1本のリンスがない。
嗚呼、リンスよ! 我らがリンス! 我らが?
シャンプーの隣、いつもそこにはリンスがほほえんでいたのに…
2人の絆は、泡と消えてしまったのだろうか?
リンスとコンディショナーとは、何が違うのか。
そして、トリートメントは…
思った通り、どれも
ほとんど変わらないようだ。
今までのリンスよりすごいとアピールしたかったのか、
外国の製品ラインナップを踏襲するようになったのか。
リンスの名が減った理由は定かでないが、確実に言えるのは、
シャンプーだって、うかうかしてはいられないということ。
しかし、調べた中で1つだけ、リンスが存在した。
そのシャンプーの名は、メリット!
ぼくには、メリットがトキに見える。
あの、
ポンプタイプのノズルは、くちばしのようだ。
メリットじゃなくても、ポンプの形はほぼ同じだが。
ちなみに、ぼくはリンスを使いません。