閉ざされた空間に押し込められた、狭小なアドベンチャーが幕を開ける…
「押すな」「押すな押すな」「いててて」「多すぎるよ」「砦から出ちゃう」
「だから押すなって」「押してねえよ」「つらい」「もう出ちゃう」「ぐあ」
それは、生き残りすぎてしまった者たちの、壮絶な戦いの始まりだった…
隠し砦の三百人!
「逃げたい」「空気がうすい」「体がだるい」「死んだ方がましだ」「痛い」
「誰か出ろって」「おまえが出ろ」「押すな」「もうダメ」「隠れすぎだろ」
「苦しい」「めまいがする」「吐き気がする」「耳鳴りが」「おまえ誰だ?」
「腹へった」「砦がもう少し大きければ」「助けて…」「死ぬ」「もう死ぬ」
1人1人の生い立ちに1分ずつ迫る、衝撃の300分!
「もう本当にダメ!」