大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

たわしの日!

2020年07月02日 | 今日は何の日

7月2日はたわしの日です!

1915(大正4)年の今日(7月2日)、西尾正左衛門商店(現在の亀の子束子西尾商店)が、カメの甲羅のような「亀の子束子」の商標特許を取得しました(特許第27983号)
この特許の申請をするまでは正式な商品名がまだ決まっていませんでしたが、ある日、息子が飼っている亀が桶の中で泳いでいるのを見て、「亀の形がたわしに似ている」ことや「亀は水と縁がある動物」「亀は長寿であり縁起がいい」とのことから、「亀の子束子(たわし)」という商品名になったのでした。

このことを記念して、東京都北区滝野川に本社を置き、「亀の子束子」を中心とした様々な掃除用品などを製造している株式会社「亀の子束子西尾商店」が、7月2日を「たわしの日」に制定しました。

亀の子束子は、一定の長さに切ったスリランカ産の椰子の実の繊維(パーム)を針金に挟み、捩じって棒状にしたものを折り曲げて楕円型に成型したたわしのことで、松下幸之助の「二股ソケット」、石橋正二郎の「ゴム足袋」と並び「日本三大発明」と称されています。

この亀の子束子が考え出されたのは1907(明治40)年のことで、初代社長である西尾正左衛門の妻が売れ残っていたシェロ製の玄関マットの一部を切り取って曲げ、床を磨くのに使っていたのを正左衛門が見て、亀の子束子のアイデアが思いついたそうです。当時のたわしは藁や麻縄を編んだものが主流であり、棕櫚を使ったものはこれまで考えられていませんでした。

亀の子束子が誕生して以来、明治・大正・昭和・平成・令和と100年以上経った今でも年間に約100万個製造され、世界30ヶ国に輸出されています。

  

 

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