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長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものこそ思へ

出生前検診について

2012-08-29 22:13:35 | みんなの生活
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/reproductive_technologies/?1346241405
こんなニュースが飛び込んできた。

そりゃあ、『ダウン症協会』は反対するよなあ。

っつーかさ・・・世の中、障害は『ダウン症』だけか?!
多分、『ダウン症』が有名なだけで、
多分、コレで、分かるのは『先天異常』の一部、
主には染色体の『モノソミー』と『トリソミー』だけだろう。
『遺伝子の病気(遺伝病。ただし、遺伝するモノが遺伝病ではない。例)糖尿病など)』
や先天性代謝異常等分かりやすい疾患だけだと思われる。

人は22対の常染色体と1対の性染色体からなり立っている。

1対の性染色体に異常があるのが、
『ターナー症候群』とか『クラインフィルター症候群』というもの。

1番染色体~22番染色体までは長い→短い、で順番が決まっており、
『ダウン症』は『21トリソミー』である。
21番染色体が普通、2本(1対)のところ、
エラーで3本になった状態。
多いのである。

転座型とかモザイク型とかあるらしいが、そこまで、専門的なことはご勘弁を。

『モノソミー』は反対に2本(1対)のところ1本しかない、という少ない状態。
短腕欠損といって、部分的に少ないのも含まれるらしい。

多くても少なくても人間の身体は不都合が起きる。
4本、5本ということもあるらしい。
ただ、性染色体はそれであっても気がつかない場合もあるそうだ。

私が知っているのはこの程度で、興味のある方は調べてみて下さい。

ところが、染色体に異常がなくても障害は起こるのである。
代表例が『自閉症』であり、『知的障害』だ。

確かに身体にも重い障害が残る『重症心身障害児』や
『ダウン症(合併症のないダウン症の方もいるが、合併症を伴うことも多い)』と
比較すれば、単純な『知的障害』や『自閉症』ははるかに丈夫である。
全体的に比較した場合ね。
少なくとも『自閉症』で、生死の境目、ということはないであろう。
『重度のてんかん』を伴う『知的障害』とかではあり得るが。

というわけで、この検査で異常がなかったとしても
自閉症や知的障害は一定数、生まれてくるのである。

という情報を私的には流して欲しかったな。

ま、少なくても現場のドクターたちはそのことは情報提供してくれるだろうと、信じるが。

『命の選別』につながる、というのが、『ダウン症協会』の言い分であろう。
倫理観としては非常に考えさせられるが、
それ以上に私的には『特定の障害』の差別に過ぎない、と思うのだ。

後天的な障害はどうする?
高齢者の認知症は??
検査では発見されない障害は???

数少ない私のブログの読者の皆様、そこまで、考えて下さい。

多分、この検診を受けて、大丈夫と信じて、出産しても
後で障害に気がつく方もいるだろうと私は推測する。
0歳では大丈夫でも3歳で知的障害が分かった、とかね。

まあ、私がこれから出産するわけではないので、しばらく、様子を見させていただきます。

ただ、生まれてきて、育てていく中で、障害のある子もなかなか楽しいし、面白いよ。
最初から「障害児だったらいらない。」という考え方は非常にもったいない。
覚悟して、出産する、という方向もアリだと思うし、
安易な中絶は私は反対だよ。
『安易な』ね・・・
悩んで、悩み抜いて、やっとの決断、であれば、それは、仕方ない。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
神のみぞ知る (しん)
2012-09-06 11:33:26
こんにちは。
ホントお久しぶりです。
僕は神のみぞ知るでいいんじゃないのかな。
でも医学の進歩は凄いね。
返信する
そうですね。 (姐さん)
2012-09-15 22:43:29
しんさん、お久しぶりです。

人間はどんどん神の領域に入れるようになりましたね。
それがいいのか、悪いのかは分かりませんが、
淘汰するとまた、別のモノが出てくる気がします。

介護の方も認知症の治療や解明が進んでいますが、
人間が死ななくなる世の中もチト怖いです。
返信する

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