リニューアル☆姐さんの日記帳 gooバージョン

長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものこそ思へ

みんなで作る音楽祭

2018-12-01 15:50:19 | みんなの生活
今日は戦区中央公民館で『みんなで作る音楽祭』だった。
メアリーの和太鼓は本当に感動する。
どれだけの人が見てくれて、何を感じているのかしらないけど、
「障害者が地域で生活する、ということは、そういうこと。」と
誰かが何かを感じ、伝わってくれるといいな。

健常児・者のグループにたった1人の障害者。
施設とかで一方的にボランティアを受けている障害者ではない。
地域で活動し、最近は老人ホームに慰問に行ったりしている。
ボランティアをしている立場なのだ。
地域で活躍している立場なのだ。

今日だって、来ている障害者は多かったけど、
参加した障害者がどれだけいたか・・・
それって、すごいことだと思う。
周りの方たちも分からないながらメアリーを支援(してないな。)し、
というより、一緒に活動してくれている。
受け入れる、ということが難しいのに、
そのまま、自然とメアリーがいて、和太鼓サークルとして存在している。

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私は介護初任者研修(求職者支援訓練)の中で『障害者総合支援法とその他の制度』を担当している。
講義の中でいつも
「障害のある子も私たちと同じ生活をしています。
私たちと同じように家族で生活し、学校に行き、友だちと遊んでいます。」と話している。
しかし、完全に一緒かというと、そこはやっぱり違う。

メアリーは和太鼓のおかげで、大学生とも交流があり、
学芸大の和太鼓を見に行ったり、
学園祭に行ったりする。
でも、そんなことをしている障害のある子がどれほどいるだろうか???

私は子どもの頃、教育実習生や塾の先生のつきあいがあり、
友だちと教育大学の学園祭に行ったりした。
そこで、大学生のバンドを見たりしたし、
友だちの彼氏が喫茶店でライブをやっていれば見にも行ったりした。

今日『みんなで作る音楽祭』でメアリーの出番が終わってから、
学生と思われる方のバンドを聴いたり、
他の活動をしている個人・グループのピアノや演奏を聴いたり、
そんなことをしながら、昔を思い出した。

こういう活動が障害のある子は少ない。乏しい。やっていない。
もちろん、障害が重くて、そういうのが出来ない子は存在する。
しかし、意外と軽い子も未経験だったりする。

今日は『ボーダレス』をテーマに掲げていた。
場所によっては手話通訳士がついていたり、
字幕が出たり、障害の人にも配慮されていた。

でも、世の中、本当の意味では『ボーダレス』は難しい。
就労で難しいのは言わずもがな、だが、社会参加も結構難しい。
ヘルパーも慢性的に不足しているしね。

健常児・者が障害のある人々に寄り添ってくれるのも大事だけど、
障害のある方も積極的に社会参加をして、啓蒙・啓発活動をして、
お互い知っていかなくてはならない。
かなり、勇気のいることだけど。

メアリーは決して、上手ではない。
遜色なく出来るから輪の中に入っていけているワケではない。
和太鼓を見ていても、1人だけズレていたり、姿勢が悪かったり、明白だ。
それでも、続けている。
地域で活躍している。
本人レベルでは、ずいぶん上達した。

その頑張りに頭が下がる。
障害者を勝手にだけど、代表して、地域活動をしている。
障害者だけのパラダイスなんてどこにもない。
地域で一緒にやっていくしかないのだ。






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