結婚した理由

人間、縁というモノがあるのだと思う。
何かに引っ張られて、不思議な力の作用で、結婚した。
プチ姫が焦ったんだと思う。

プチ姫が２年生とか３年生の頃に夢を見た。

生まれる前、生まれるための長ーいすべり台があって、
一つは『人間コース』で、一つは『座敷童コース』だった。

プチ姫は本当は『座敷童コース』だったのに、「間違えちゃったね？！」で
『人間コース』を滑ってしまった。

座敷童は永遠に子どもの心。
そのまんま、間違って人間に生まれてしまい、それが、人間の世界では
『知的障害(精神的に子どものまま)』という形になってしまった。

目覚めたとき、私はすごく納得したのを覚えている。
「あの子は座敷童だったんだー！！」と。
だから、あの子は福の神で、幸せを運んでくれるし、いろんな人を癒してくれる。
いつもニコニコして、かわいいし、
見えない何かがいつも見えているらしく、お友達(妖精さん)とよくしゃべっている。

そんなプチ姫だから、少し、早とちりをして、
時間が来る前にすべり台に滑り落ちたんだろう。

「ちょっ、ちょっとぉ～・・・
まだ、この子の両親、決まっていないわよ。くっついていないわよ！！」的な事があり、
私たちは何故か、慌てて、結婚した。

入籍の前日に大げんかをしていて、それがどうやって納まったのか、
私は全く記憶にない。
記憶が吹っ飛んでしまっている。
どーしても思い出せない。

焦る年齢でもなく、慌てて結婚する理由もなかったのに、私たちはすごく慌てて、結婚をし、
プチ姫以後、ずーっと不妊なのに、
何故か、結婚してすぐ、プチ姫を授かった。

目に見えない力で、
プチ姫が早とちりとコースを間違って生まれてしまうのをどーにかするために、
としか思えない。

結婚をするにはそういう力が必要なんだと思う。