愛しのボニー

元保護犬
2020年9月21日没(推定10歳)
ラブラドール・レトリバーのボニーの思い出

誰にも言えない

2021-10-08 12:12:30 | つぶやき

毎日必死になって育児、家事をしていたけれど

長男は体が弱く 常に病院通いをしていて

わたしは産後、体調が戻らずにいた。

 

そして深夜から朝方にかけては夫に罵られ

眠ることもできない毎日。

 

深夜に泣きながら ばら寿司を作ったことがあった。

(それまでばら寿司を作ったことはなかった。そもそも東京に“ばら寿司”という名称のものはない)

「まともなものを作れないのか!」

と言われ、まともなものとは何?

と聞いたらばら寿司だというので

作り方もわからないのに無謀にも作ってみたのだった。

ご飯を炊き材料を細かく刻み…

出来上がるころには朝になっていた。

その間、夫はぐうぐうといびきをかいて眠っていた。

 

どうしても思ってしまう…

こんな生活 意味があるのかな?と。

夫はわたしをイライラのはけ口にしているのかもしれないけれど

万事うまくやれる人…そう、義母のような人がいれば

夫にとって良いわけで…

それがお互いのためではないかと、そう思った。

 

・・・

とうとう“離婚”という言葉を出してしまった。

夫は猛烈に怒ってわたしに襲いかかってきた。

「誰のおかげで生きていられると思ってんだ!」

「お前のような小娘が俺に…俺を誰だと思ってるんだ!」

「○○(会社名)の○○(役職名)も俺に頭を下げるんだぞ!」

 

傍らで生後数か月の長男が泣いている。

わたしの命はここで終わるのかな…と苦しみの中で思った。

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