忘れがちな本職

連日のお天気で

　　　気持ちの良い休日で


突然ですが

この夏の酷暑で

　「マツタケ」が豊作だったそうな・・・



そうでしょうね、

拙宅にまで　やってきたのですから・・



頂き物の　この「マツタケ」

　　どうやってよばれようかと考えて・・・。




実家にいたころは　この季節になると

母が　マツタケご飯と土瓶蒸しをよく作ってくれました。


土瓶蒸しには　ゆり根やハモや銀杏が入っていて


マツタケの香りのとっても美味しいお出汁を


小さいお猪口で　少しずつよばれるのが


おままごとみたいで　とっても楽しくて


より一層　美味しく感じたものです　



自分の子供にも

そんな思い出を・・・


その季節になると

その香りを嗅ぐと


そのときのお味だけではなくて

情景や　器までもが鮮やかに甦るような思い出を

残してやりたい・・・



とは思うのですが、



美味しいお出汁をとる自信がないので

　　　却下



結局　すき焼きにしました。

しかも　「エバラ　すき焼きのたれ」で



せっかくの「マツタケ」も


息子は　「椎茸とどこが違うねん」　という理由で

次女は　「お兄ちゃんの足の裏の臭いがするー」

という　もっと変な理由で


子供には　全然　人気なし



いい加減な食事で育ててしまったから

季節のものや、風味の強いものが食べ慣れないのかと　

実は少し　反省しているのです


ご飯なんて

お腹がふくれてしまえばそれでおしまい、と割りきってしまえば

それだけのものですが

毎日食べるものが　身体を作り、思い出を作ると思うと


　　「お母さん」


という自分の本職に、少し　身構えてしまいます。



日々の忙しさに追われてしまいがちですが

子供たちが　成長して

自立でもしたときに


「お母さんの　あの料理が食べたい」と思い出してくれるものを

増やしていくのも　私の大切なお仕事かと



　　　「原点に戻る」


時々　ふりだしに戻るのも良いことだと思います




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