八波一起のたっしゃでワイド!!

テレビ朝日のワイドショウで12年!!ワイドショウの表も裏も知り尽くした八波一起が世間のニュースを一刀両断!!

6月29日(金)今日の言っておきたいことがある。 『本当の正義』

2007年06月29日 | Weblog
緒方重威(しげたけ)元公安調査庁長官(73)が虚偽の買い取り話で土地建物を騙し取ったとして詐欺の疑いで逮捕された。 公安調査庁の元トップが逮捕されるというのは一体どういうことか、耳を疑う逮捕劇だ。 最近は、教師が警察官が県のトップの知事が、悪魔のささやきに乗ってしまい不正を起こしている。 本来、襟を正さなければならない聖職の人たちだ。 その中に、公安調査庁の元トップが入ろうとは、なんとも情けない話だ。 人間の心とはそんなものなのか、とても悲しい逮捕だった。 検察OB弁護士を「ヤメ検」といって、テレビの世界では重宝されていて一目置かれている。 なぜならば、検察の捜査を熟知しているので、企業犯罪や汚職事件の裏側を読んだコメントをしてくれるからだ。 つまり、敵側と味方側双方のコメントを出来るわけだ。 この「ヤメ検」もテレビのコメンテーターで語っているのならいいのだが、実際に企業犯罪や汚職事件の被告から弁護の依頼を受ける場合もあるらしい。 報酬も数千万円から一億円を超す事件も珍しくないらしい。 法的に言って、弁護を引き受けること自体は問題ないのだろうが、倫理的・道義的には許したくないものだ。 今まで味方として作戦を練っていたものが、急に敵方に回り、陣頭指揮を振るうというのはどうだろう。 戦国時代じゃあるまいし、こんな裏切り行為は、国民感情として受け入れることはできない。 自分は前から思っていたのだが、「ヤメ検」の人に武士道を感じる人が少ない。 社会正義の実現という重責を担い「正しい信念に誠を尽くす」心意気で、安い給料でも頑張る検察官には、最後まで正義の味方でいてほしい。 最近は、目先の金に目がくらみ、悪魔のささやきに「ズルズル」入っていってしまう人間が多すぎる。 公安調査庁のトップをやった人までが逮捕されてしまうのだから世も末だ。 弁護士も弁護士で、山口母子殺害事件の差し戻し控訴審で殺人罪などに問われた元少年(26)に20人近くもついた弁護団も何かへんだ。 この事件の弁護なのか、死刑を廃止するための弁護なのか、よく分からない。 子どもの頃、「弁護士になりたい!」と云っていた子の理由は、「困っている人を助けたい」だった。 困っている極悪人を助けるのなら、罪を軽くするのではなく、人間としての心を取り戻すための弁護でなくてはならない。 検察の人も弁護士も、「初心」に戻って「自分は何のために生まれてきたか」「自分のなすべきことは何か」を思い出して欲しい。 目先の「損得」に惑わされること無く、志を全うする「誇り」を持っていて欲しい。    合掌

6月28日(木)今日の言っておきたいことがある。 『ボーナス返納は正義か』

2007年06月28日 | Weblog
日大経済学部1年の夏、引っ越しがあった。 父のタンスを片付けていた時、ファンの人の手紙があり、「八波むとしさんの事故は大変残念でした。息子さんを立派に育て、私たちファンがまた楽しめるような役者さんにして下さい」という内容だった。 その手紙を読んだ時、後にも先にも初めて血が逆流するのを覚えた。 自分の出現を待っている人がいるのか? そう思うと居ても立ってもいられなかった。 2年生の時、母の反対を押し切って東京現代劇研究所の門をたたいた。 母は亭主でお金の苦労をしているので、息子にはボーナスを貰って来るような職業に就いて欲しかった。 自分もそれを知っていたので、日大高から進学する時に芸術学部を選ばず経済学部にしたのだ。 ところが、蓋を開けたら、蛙の子は蛙で芸能界の道を進んでしまった。 だから、一度もボーナスというものを貰ったことがない。 大学時代の友人に聞くと、ボーナスと言うものは、それはそれは嬉しいものだという。 独身の頃は友人のボーナスで、女性のいる店に連れって行ってもらったりした。 そんな友人も、今はボーナスを貰っても、住宅ローンに消える者・子どもの学費に消える者・様々だが、ボーナスで日頃の赤字を解消するので、生命線らしい。 とにかく、毎月の給料とは全然違う、まさに特別な賞与なのだそうだ。 そのボーナスを今年は貰えない人たちがいる。 そう、社保庁の年金問題で全職員1万7000人にボーナス返納が求められたのだ。 幹部のバカ者どもは当たり前だと思うが、全職員による「けじめ」というのはいかがなものか。 言われるままに一生懸命、真面目にやっていた職員もと言うのだから気の毒だ。 今「ねんきんあんしんダイアル」という臨時電話受付センターを全国から集められた社保庁の職員が8時間3交代制で24時間電話受付をしている。 初めうちは繋がらないほど電話があったようだが、今は午前2時以降は電話もないらしい。 それでも、やっているポーズをとらなくてならないのだから大変だ。 政府も年金問題の火消しのために、自分たちの給与を返納しているみたいだが、無くても生活できるのなら、初めから貰わなくてもいいのではないか。 国民は今回の年金問題に確かに怒っているのだが、全職員のボーナス返納はどうだろう。 連帯責任などという懐かしい言葉まで出てきているが、今の時代に通用するとは思えない。 知識人なら参院選のパフォーマンスと見るだろう。 そうならかえってマイナスなイメージになるだけだ。 社保庁の中にも、住宅ローンを抱えている人・子どもの学費を払わなければならない人もいるだろう。 そんな人たちのボーナスを返納するより、いくつもの会社を天下って退職金などを沢山貰っていた厚顔無恥な先輩の資産を没収するべきだ。 国民を馬鹿にしていると痛いしっぺ返しが来ると思ったほうがいい。         合掌

6月27日(水)今日の言っておきたいことがある。 『ミートホープ従業員全員解雇』

2007年06月27日 | Weblog
やっぱりというか、当然というか「ミートホープ」が会社の存続が難しくなり、法的清算の手続きに入った。 残念なことだが、月曜日のブログに書いた通りになってしまった。 ブログには、「社員の人たちや、その家族の人たちが気の毒でならない」と書いたのだが、全員解雇するのなら、全私財を投げ打って保証してあげるべきだ。 ところが、奥さんには8000万円の退職金が支払われているようだし、系列のレストランなどは長男と次男が続けてやっていくらしい。 北海道は今、景気が悪く再就職と言っても大変だろう。 とくに、50歳を過ぎた人は再就職と言っても皆無に等しい。 仕事のない辛さは、自分も身をもって体験したので痛いほど分かる。 とにかく、田中社長一族は、自分たちのことは最後にして、全従業員に誠意を示さなければならない。 ここの所をしっかりとやれば、若い二人の息子がいるのだから、まだまだ人生をやり直せる!!心からの誠意を見せなくてはならない。 今回の偽装事件で農水省は、牛肉加工品を全国調査すると発表した。 対象となるのは、原材料が「牛肉だけを使用」と表示されている冷凍・冷蔵のコロッケやハンバーグ、メンチカツなどだ。 調査結果は8月上旬になるそうだが、同じような不正をしていた会社が出て来るのは必至だ。 21世紀に入り7年目になるというのに、まだ「自分さえ良ければ他人はどうなってもいい」という自己中心的な考えの人が多すぎる。 このブログでは「耳にたこ」が出来るほど言ってきたが、20世紀の「物質文明」から、21世紀は「精神文明」に入っていることを認識しなければならない。 21世紀は一人ひとりが、辛くても・苦しくても正しい道を進まなければならない「本物の時代」なのだ。 悪魔のささやきに動かされない「強い精神力」をもって乗り越えていかなければならない。 自分が儲かるために「ズル」をしても、全て暴かれる時代に入っているのだ。 雪印・不二家・耐震偽装・社保庁・NOVA・コムスン…ets!!  このブログを読んだ人は、自分の心に手をあてて「道徳的に反していることをしていないか」「人に怨まれるようなことをしていないか」「自己中な生き方をしていないか」もう一度、思い直してみることだ。 かくいう自分も、毎日反省の日々を送っている。 己を律し、己に負けない「克己」の時代!! そのように生きなければ、「地球」が「自然」が「神」が許してくれない時代だと言う事を、深く心に刻まなければならない。 農水省の8月上旬の発表が、大変なことになっていないことを祈る!!       合掌  

6月26日今日の言っておきたいことがある。 『参院選の論点』

2007年06月26日 | Weblog
先週末の我が家の食事は、最高にハッピーだった。 とてもお世話になっている先輩が青森に転勤になり、今が旬の生ウニをたっぷり送ってくれたのだ。 「日頃お世話になってばかりなのに、こんなに美味しい物を送ってもらって恐縮だなぁ~」なんて会話をしながら、ドンブリに盛った炊き立てのご飯が見えなくなるまで盛り付け、わさび醤油を上からかける。 「トロー」っとした感触に、口に広がるウニの甘さ。 この時ばかりは、メタボリックの話など「言いっこな~し~よ!」だ。 先輩に感謝しつつ、ご飯を終えると、今度は山形の友人が送ってくれた「よお~!待ってました」と声が掛かりそうな赤いダイヤ・さくらんぼの登場だ。 初物は東を向いて笑うと縁起がいいと言うので、家族皆で東の窓を見て笑っていると、笑い茸を食べた家族のようで、更に爆笑してしまった。 東北の仲間は、春になれば山菜や鳥海山の根曲がり竹も送ってくれる。 山菜は、天ぷらにして揚げたてを塩で頂く。 根曲がり竹は、皮のまま焼いて熱いうちに皮をむき、やはり塩をちょっとつけて食べると、至福の瞬間がやってくる。 どちらも冷たい日本酒と一緒にやれば、日本人に生まれたことに感謝せずにはいられない。 旬の味を頂けることに心より感謝だ。 今、仕事で行っている静岡にも、生シラス・桜エビ・新茶と旬の食材があるのだが、静岡の自給率は18%にすぎない。 東京の1%神奈川の3%に比べれば少しは多いが、静岡ですらその数字なのだ。 世界で今、何かが起きて輸入品が入って来なくなったら日本はどうなるのか? 末恐ろしくなる。 そんな中、東北だけは、自給率100%を越える県が多く食べ物には困らない。 この際、東北に移住して、知り合いの農家に弟子入りするか? 笑い事では済まされない時代に入った。 政治の世界では、年金問題や政治と金の問題などで、与党と野党が「あ~でもない、こ~でもない」と参院選に向け丁丁発止やっている。 本当に大切なことは何か、地球温暖化や食糧問題などが政治の論点になるのは、いつの日になるのだろうか… 真剣に考えなければならない。                合掌

6月25日(月)今日の言っておきたいことがある。 『ミートホープの親子』

2007年06月25日 | Weblog
きのう、妹の亭主からもらった横浜球場の交流戦、オリックス対横浜の試合を見に行った。 野球も知らない、中学生になった三女が一緒についてきてくれた。 先週の父の日は仕事でいなかったので「お父様と思い出を作らなくっちゃね」とかわいい事を言ってくれたのだ。 久しぶりのプロ野球観戦、色々なプレゼントやボールを投げ込んでくれ、プロ野球人気の回復に力を入れはじめたせいか、雨にもかかわらず2万人近くのフアンがつめかけた。 三女は、途中でウトウトしていたが最後まで付き合ってくれた。 自分は子どもの頃、プロ野球の選手になりたかった。 だから、子どもができたら野球場へ連れて行って、野球のことを親子で話したかった。 そんな親子が沢山きていて、父と子が同じ夢を見たり、語ったりしていた。   父と子といえば、北海道の「ミートホープ」の親子には、開いた口が塞がらなかった。 「牛100%」と表示していながら、実は豚肉や鶏肉を入れていた。 はじめ、「ミートホープ」の田仲稔社長(68)は自分は知らないといっていた。 しかし、何度も記者会見を開いているうちに、長男に「社長!本当のこと言ってください」と諭され、しぶしぶ「いんちき」を認めた。 今年の父の日、この親子はどんな父の日を迎えていたのだろうか。 全国のテレビの前で、「ズル」をしていた父親が、息子に諭される姿なんて始めて見た。 父親の威厳も何もない滑稽な姿が惨めだった。 あの場面を見ていると、息子がやけに立派に見えてしまうのだが、悪いことをやっていたのは知っていたはずだ。 親を諭すのなら、もっと早く「ズル」をやめさせるべきだった。 息子たちにも、大きな責任があることを忘れてはならない。 雪印や不二家は、会社を何とか潰さずにすんだが、「ミートホープ」は危ないかもしれない。 社員やその家族のひとたちが気の毒でならない。 この親子だって、横浜球場に来ていた親子のように、初めは夢を語っていたはずだ、「安全で美味しい食品を国民の皆さんに提供しよう」と…  人生を、長くやっていると、初めの心どおりにやっていこうと思っても、違う考えになってしまうことがある。 理想と現実のギャップの中で、損得を基準にしだすと、今回のような不正が起きてしまう。 親は子に、一番伝えなければいけない事は、モラルであり道徳心だ。 「己を律する心」を親が子に伝えられなかった悪い例を見て、残念でならなかった。      合掌   追伸  きょうの「とびっきりしずおか・八波におまかせ」は、藤枝市の瀬戸谷地区が町おこしのために作った「瀬戸谷コロッケ」を紹介します。お楽しみに」!!