八波一起のたっしゃでワイド!!

テレビ朝日のワイドショウで12年!!ワイドショウの表も裏も知り尽くした八波一起が世間のニュースを一刀両断!!

2月26日(金)今日の言っておきたいことがある。 『金メダルの行方』

2010年02月26日 | Weblog
きょうは一日中、女子フィギュアの話題で持ちきりになるだろう。 真央ちゃんとキムヨナさんのどちらが金メダルを取るのか、世界中が注目している。 真央ちゃんが、ショートプログラム初のトリプルアクセルを跳んだのに、5点近い差は納得できないという人が多い。 どこにそんな差があったのか、どちらも素晴らしい演技だっただけに、審判員にもプレッシャーがかかる。 今、一番緊張しているのは、採点する審判員なのではないだろうか。 真央ちゃんがトリプルアクセルを2回決めたら、審判員はいったいどうするのだろうか… それでもキムヨナさんが勝ったら、問題が起こるかもしれない。 男子フィギュアで、プルシェンコ選手が4回転を跳んでも銀メダルだったことに抗議している。 やっぱり、挑戦した人には高得点を出さなければ、誰も挑戦しなくなるだろう。 フィギュアスケート競技のあり方までも、変えてしまいそうなフリー演技になる。 今度はキムヨナさんが先に滑るが、神様は面白いことをするものだ。 自分は、キムヨナさんがジャンプをミスするような気がしてならない。 ショートの時は、真央ちゃんがノーミスだったので、キムヨナさんの闘争心に火がついた。 彼女は逆境に強いところがある。 先に滑ることがどのように影響するか目が離せない。 これは提案なのだが、どちらもノーミスで滑ったら両方金メダルにしたらどうだろう。 タイムレースなら文句なく早い方が金メダルになる。 しかしフィギュアスケートは審判員の感性の問題も含まれる。 だから、二人ともノーミスだったら、審判員で話し合って同点にしたらいいと思う。 金メダルと銀メダルを半分づつにして、二つのメダルを作るというのはどうだろう… オリンピック史上に残る、大岡裁きになると思うのだが…      合掌

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2月25日(木)今日の言っておきたいことがある。 『浅田真央VSキムヨナ』

2010年02月25日 | Weblog
いや~、浅田真央ちゃんとキムヨナさんの対決は、近来まれに見る名勝負だった。 真央ちゃんがトリプルアクセル、ダブルトウループを決めれば、キム・ヨナさんはトリプルルッツ、トリプルトウループを決めるという凄いレベルの戦いを演じた。 ほかの選手の追随を許さない、難度の高いコンビネーションジャンプを二人とも軽々と決めてきたことに頭が下がる。 あの大舞台で、19歳の二人がノーミスで滑走した背景にあるのは、考えられないような練習量があったに違いない。 ショートプログラムが不得意だった真央ちゃんが、女子フィギュアでは初となる、トリプルアクセルを飛んだ瞬間は鳥肌が立った。 一緒に見ていた娘は、真央ちゃんがノーミスで見事に演じきった姿を見て涙した。 あの重圧をはねのける演技の裏にある努力を、娘は感じ取ったのだ。 普通だったら、その後にすべるキムヨナさんを応援したりはしない。 しかし、14歳からライバルだった二人のことを知っているので、キムヨナさんにもノーミスで滑って欲しいと願った。 真央ちゃんが、あれだけのプレッシャの中でノーミスで滑ったので、会場は凄い雰囲気になっていた。 その後に滑るキムヨナさんには、相当のプレッシャーがかかったに違いない。 しかし、キムヨナさんは、いとも簡単にトリプルを二回決め、007のテーマにのって滑り終えた。 自分はこの二人を見て、背筋がゾクゾクっとした。 わずか19歳で、あのプレッシャーを楽しんでいるような姿は、この後の人生で、いかなる時にも動じない姿勢を示すだろう。 54歳のおっさんも、真っ青な二人だ。 明日のフリーで、二人がどんな滑りを見せるのか待ち遠しい。 頑張れ女子フィギュア…    合掌

2月24日(水)今日の言っておきたいことがある。 『女子フィギュア劇場開幕』

2010年02月24日 | Weblog
バンクーバーオリンピックも、いよいよ佳境に入ってきた。 クリスタルジャパンの女子カーリングは、今朝のスウェーデン戦に破れ3勝5敗になり1次リーグで敗退してしまった。 残念ではあるが、素敵な笑顔を見せてくれたクリスタルジャパンに拍手を贈ろう。 今回のオリンピックで一番多く映っていたのは、間違いなくクリスタルジャパンの人たちだろう。 一度も画面に出なかった人もいるであろう中で、毎日2時間近くも映っていたのだから凄いことだ。 本橋マリリンは、日本に帰ってきたら芸能界がほっておかないだろう。 4月からのスポーツニュースでキャスターをやっているかもしれない。 さて、カーリングが一段落したところで、いよいよ待ちに待った女子フィギュアスケートが始まる。 きょうの午後にはショートプログラムの結果が出ているだろう。 浅田真央・安藤美姫・鈴木明子の日本チームと対決するキムヨナさんの心境はいかばかりであろうか… 世界中が注目する中でミスをしないで滑りきるには、よっぽどの精神力がなければできないことだ。 わずか20歳そこそこで、これだけの経験を出来る人はそうはいない。 この重圧に負けないで、どちらにも頑張ってもらいたい。 真央ちゃんもキムヨナさんも、まだ少女の頃から成長してきた姿を見ているので、どっちが勝ったとか負けたとかではなく、どちらもノーミスで滑りきってもらいたい。 そして、地元カナダのジョアニー・ロシェット選手(24)にも頑張ってもらいたい。 ロシェット選手の母親テレーズさん(55)は、五輪を観戦に訪れたが、心臓発作を起こし、バンクーバー市内の病院で亡くなった。 ロシェット選手は、大変な試練の中滑走するが、天国のお母さんに見事な演技を捧げてほしい…     合掌

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2月23日(火)今日の言っておきたいことがある。 『17年後のイーハトーブ』 

2010年02月23日 | Weblog
きのうはパソコンの調子が悪く、お休みし大変失礼しました。 さて、明日は日本中が注目する女子フィギアだが、この経験は後の人生に必ず役に立つので、頑張ってもらいたい。 21日の日曜日、東北6県をネットして放送されていた「八波一起の、てれびイーハトーブ」の同窓会が、神保町の中華飯店で行なわれた。 初代プロデューサーの備前島さんを囲み、女性アナウンサーを含め10人のメンバーが集まった。 「結婚をして主婦をしている者」「子育て真っ最中の者」「今でもアナウンサーで頑張っている者」と、それぞれの道を歩んでいた。 17年前、備前島さんに「これから地方局が生き残るには、東北6県が力を合わせて、ブロックネットの番組を作らなければなりません。 その番組の舵取り役を八波さんにお願いしたい…」と口説かれた。 タイトルは、備前島さんが、窓から見える東北の山々を見て、「イーハトーブ」と思いついた。 「イーハトーブ」とは、宮沢賢治が創った言葉で「理想郷」という意味だ。 賢治は、ふるさと花巻辺りを理想郷と考え、「イーハトーブ」と名付けた。 かくして、テレビの理想郷を作るべく、伝説の番組「てれびイーハトーブ」がスタートした。 番組の始めに宮沢賢治記念館を訪ね、館長に「イーハトーブ」の名前を使うことの承諾いただいたことが懐かしい。 番組前日のディレクターは、徹夜をして理想郷の番組を目指した。 女性アナウンサーは、ライバルであり、かけがえのない仲間と切磋琢磨してリポートした。 「片手に志!片手に視聴率!」を合言葉に、11年続けることができた。 アナウンサーの皆は、「あの時の経験が今でも役に立っている」と言ってくれる。 男としては大変残念なことだが、娘と接しているような感覚だ。 「人と比べなくていい、自分が幸せだと感じる人生を歩んでもらいたい…」と心に思いながら、ほろ酔い加減で家に着くと、かみさんに「遅い!!」と一括された…     合掌




2月19日(金)今日の言っておきたいことがある。 『藤田まことさんの思い出』

2010年02月19日 | Weblog
今からちょうど30年前、自分がまだ「モーニングショー」に出る前年の夏、大阪の中座に出演していた。 芝居のタイトルは忘れてしまったが、藤田まことさん主演の特攻隊回天の物語だった。 藤田さんは白木みのるさんと一緒に回天の整備士役をされていた。 自分は特攻隊長の役で、藤田さんたちに「靖国神社で待ってるぞ!」というセリフを言って去って行く役だった。 死にに行く特攻隊を見送る整備士の心の葛藤を見事に演じられていた。 休みの日は、藤田さんが監督をするチームで草野球をやったりした。 藤田さんの人柄を感じる、とても家族的な雰囲気の座組だった。 宝塚出身の大原ますみさんが、特攻する兄にぼた餅を差し入れに来るのだが、そのおこぼれを藤田さんはもらって毎回食べるシィーンがあった。 藤田さんが「毎回あんこたっぷりのぼた餅を食べるのはきつい」と言っていたのを聞いた大原さんは、藤田さんのために焼きオニギリを作ることにした。 宝塚出身の大原さんは料理をしたことがなく、自分に焼きオニギリの作り方を聞いてきた。 オニギリを俵型にして、醤油を塗りながら焼くことを教えた。 楽屋には、焼きオニギリの香ばしい匂いが立ち込めた。 藤田さんは舞台の上で「妹さんの心のこもったぼた餅はうまいな~涙が出ます!」と、アドリブで喜んだ。 ところがある日、「いつもと違う匂いがするな~」と思っていたら、舞台の藤田さんが「きょうのぼた餅は、ソースの味がするであります!」と泣き笑いしていた。 戻ってきた大原さんに「何をしたんですか?」と聞いたら、「醤油がきれちゃったんでソースを塗ったの?いけなかったかしら…」と、あっけらかんに話した。 このエピソードは後に長く語られた。 その後、藤田さんには「必殺シリーズ」のゲストとして呼んでいただいたりしたが、「モーニングショー」に出演するようになって見る側に回ってしまった。  藤田さんのご冥福を心よりお祈りしてやまない…    合掌

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